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【 Kailh Shadow Hunting 】の感触

AmazonのJZW-Shopストアでも取り扱いを始めた新モデル、
Kailh Shadow Hunting 】を購入しました!





■ 基本仕様





キースイッチを真横から
ステム

・Lofree Ghost軸と比べても明らかに飛び出しているステムが短いです。

トップハウジングに当たる突起部分を厚くしており、
飛び出るステムとストローク量が短縮されているようです。



トップハウジング
ボトムハウジング
ジュラコンワッシャー収めてみた
ステムを入れ替えてみた

トップ、ボトムハウジングに大きな違いは見当たりません。

スペーサーも収まりますし、ステムを入れ替えても一応使えそうです。



● AP:0.8mm


これまでの ChocV2軸 の中でもダントツに浅い。
Lofree Ghost軸などで 1.2mm だったのが、
さらに短縮した 脅威の 0.8mm


アケコンユーザーやプロプレイヤーでも使われて一世を風靡した
「Gamerfinger」
このボタンに採用されている 銀軸は 1.2mm

つまり、多くのアケコンプレイヤーで使われているボタンよりも浅く、
早く応答してくれる。というわけです。

おそらく今までで一番浅いキースイッチです。





● 総ストローク:2.0mm


LofreeGhost、Wind Engine で2.8mmですが、さらに短縮した2.0mm

APからの遊びも1.2mmとChoc V2 シリーズの中でも一番浅いです。

この浅さであれば、ピアノ押し速度と精度も上がるはずです。




● 押下圧:40g


昨年発売された WindEngine と同じ押下圧です。

押す時は重すぎず、戻りも軽快なスプリングです。

赤軸、LofreeGhostから交換すると体感しやすいですね。




■ 使ったことのあるChocV2軸と比較



Wind Engine の発売には「いいじゃん!」なんて思っていましたが、
今までで一番短いAPとストロークにより
さらに「 レバーレス向けへと昇華 」した印象です。



そして最初に仕様を見て一番に思ったこと・・・





以前紹介したLofree Ghost軸のカスタマイズと比較してみても、


遊びに差はあるものの、それ以外はほとんど変わりません。

それにLofree Ghost軸がわりと品切れていたりするので、

【 このShadow Hunting軸は即戦力になります 】


ショートストローク化してある状態と同等の仕様なので、
これから改造したりキースイッチ交換を検討している人には
一石二鳥な仕様だと思います。



■ ファーストインプレッション

現在使用中の R16 に取り付けました。

取り付け方法は今までと変わらず、キースイッチを外して取り付けるだけ。

トップハウジングがクリアブラックと半透明ですが、
LEDの透過率は低いのでLofreeGhost軸と同等の発光です。

やはり発色はオールクリアのCrystal軸が一番です。

・押下圧:40g
少し軽めなタッチ。重かったりダルさは感じません。


・総ストローク:2.0mm
他の軸と比べると明らかなショートストローク
慣れるまでは少し違和感がありそうです。
ショートストローク化している人は違和感ありません。


・接点:0.8mm
微妙に速く感じるかな?
先述したストロークと比べると明らかな違いは感じにくいです。


・遊び:1.2mm
違和感はありません。
ショートストローク化している人は少しゆとりを感じてしまうかも。

スペーサーを入れてショートストローク化しているようなものですので、
慣れれば機敏な操作が可能です。

逆に今までショートストローク化して遊びが少ない仕様で操作していた人には、底突き~リリースポイントまで長く感じてしまうかもしれません。


左:Crystal 軸     右:Shadow Hunting


ストロークが短いので、ボタンキャップの高さも低くなっています。

三和ボタンと同じくらいの高さまで下がりましたので、
スライド押しもしやすくなりました。




■ カスタマイズする余地は・・・?

・スプリングを替えて押下圧を変える

・ワッシャーを入れる=【静音化、ショートストローク化、遊びを減らす】

正直に言って 手を加えなくていいと思うくらい完成度が高い です。


もしショートストローク化するのであれば、

・0.5mm の ジュラコンワッシャー
・0.5mm の Oリング(静音化も兼用)

この2通りで良いかなと思います。

1.0mmだと遊びが少なすぎるので、
個体差によっては誤動作につながるので止めた方がいいです。




■ 単価が少し高い・・・。

現在のAmazon価格 20個入りで ¥2,990 
1個あたりの単価が¥150となり、少し高いです・・・。 


アリエクなら多少なりとも安く買えますが、配送時のトラブルなどがあった際の手続きがかなり面倒です。へたすると日本語も通じません・・・。
それが良くも悪くもアリエクで購入するということですので、
個人的には Amazonで買ったほうが良いと思ってます。


販売元が JZW-Shopストア(Haute42レバーレスの国内正規代理店)
なので、トラブル時も対応してくれますし、日本語も通じます。
発送から到着に関しても、アリエクで購入した場合は国外発送から関税を通るため少なくとも10日ほど掛かってしまいますが、
AmazonのJZW-Shopストアなら日本の倉庫から発送なので断然速いです。


配送時間を掛けてアフターサポートが難しいけど安価なアリエクか、
配送も速くアフターサポートも通じるけど少し高いAmazonか・・・。

どちらもメリット・デメリットありますが、
面倒事が嫌いな方はAmazonをおすすめします・・・。


そしてジュラコンワッシャーだったりでショートストローク化する費用と
手間を考えれば検討する余地は十分にあります。




~ 余談 ~


アケコンボタンにはもっと浅いボタンもありますが、
主にマウスに使われているマイクロスイッチを採用しています。

・PUNKWORKSHOP「 Blaze 」
採用スイッチ:kailh gm9.0
AP:0.4mm
総ストローク:0.5mm


・Flexigear「 Flash Tap 」
採用スイッチ:Kailh GM9.0
AP:0.3mm
総ストローク:0.5mm


この2つになります。

どちらもAP:0.3~0.4mm、総ストロークが0.5mm
超タイトなボタンです。

マウスのクリック部分をアケコンに応用している感じですね。
レバーレスには良いと思いますがアケコンで使うにはストロークが浅すぎてちょっと・・・。って思っています。




あとがき

Haute Pad R16はスト6で使い続けていますのでありがたい新製品でした。

しかも接点と総ストロークが短くなっている仕様で好感触。

これからキースイッチを交換したい人、ショートストローク化してみたい人には打ってつけとなっています。


総評として Shadow Hunting はかなりの完成度ですので、
おそらく ChocV2軸 に関する更新は当分ないかなと思っています。


もし気になる仕様の軸が販売されたら購入して更新しますので、
気長にお待ちください。


それでは良い格ゲーライフを。ノシ


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