
ぼくらはみんな生きている - だからきみは行くんだ ほほえんで
本「捨てる生き方」を出させて頂き、はじめてのサイン会トークイベントを高知蔦屋書店さんにてさせて頂きました。
有り難い限りです。
今後も、お呼び頂ければ謝礼などなくてもどこへでも参ります🙏
そして12時間以上深夜バスに揺られ、大都会新宿を超えて、いくつかの電車とバスを超えて、箱根の山に戻りました。
そこでは、自然に囲まれた、言語化できぬ有り難さと満たされ、
ただただ有難や。です。

箱根の山の自然に囲まれポカーンとしている時に、ふと浮かんで来たのが
下記のメロディでした。
ぼ〜くらはみんな 生きている
生きているから歌うんだ
ぼくらはみんな生きている
生きているからかなしいんだ
「手のひらを太陽に」
おそらく多くの方が知っている歌詞ではと。
なぜだか突然この歌が頭に流れて、この歌を検索してみたら、
この歌詞はなんと、ついさっきまで居た高知の出身でいらっしゃる、アンパンマンの作者"やなせたかし"さん作だと知りました。
不思議な縁を感じてます。
無意識の脳の仕業かもですが。
考えてみると、僕は前世の頃から、アンパンマンのテーマの歌詞が大好きでした。
なんのために生まれた
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
時ははやくすぎる
光る星は消える
だからきみは行くんだ
ほほえんで
時に胸に傷を受けることが避けられぬ、生きることの切ない現実を受け入れつつも、なんて次世代への愛にあふれたメッセージなんだろうと。
だからこそ「アンパンマン」は長年に渡り多くの人に愛される作品となったのだろうと。
手のひらを太陽にかざすと、確かに
「まっかに流れる 僕の血潮」が見えます。
僕らの手のひらに、実に細かく張り巡らされた、血管が浮かんで見えます。
小さい頃に、それを見た記憶があるかもしれません。
今でも、やってみると、感じられます。
それは、ぼくらに「生きている」と感じさせてくれるものではないでしょうか。
いろいろ、悩ましい事はあるけれど、まずは「生きられているのだ」ということを実感させてくれるのではと。
だから、時に「胸の傷がいたんでも」
自分の中で、血は巡って生きているんだし、
みんな生きているんだから、頑張ろうと、
そう感じられるのではないでしょうか。
そんなふうに生きている「時ははやくすぎる」もの。
そして
僕らという「星」も、光ってはいずれ消えるもの。
だから進むのだ。行くのだ。
悲しむばかりでなくって
「ほほえんで」
だって、悲しい事があるのに生きるなんて、
なんだか意味が感じられなくなることもあるけれど、
それに「意味がない」とは言いたくないから。
何か意味を感じたいものだから。
「なんのために生まれた
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ」
から。
だから「おそれないで」。
「生きるよろこび」を味わうことに。
それが、やなせたかしさんの愛にあふれたメッセージなのかなぁと感じながら
改めて2つの曲の歌詞を感じ入っておりました。
今日も、息をして、血は巡っています。
有り難いかぎりです。
今日もお付き合いくださり、有難うございます。
いいなと思ったら応援しよう!
