見出し画像

ずるい

ずっと言えなかったこと、
あなたがずっといえなかったこと。

好意があるから、
存在がはっきりするものにはならないでほしい

というような。

貴方のことが、貴方の考え方や見方が、すきだから。

はっきりしてしまうと、
いつかきっと、お互いに嫌いなところが見えてしまうから、

さよならをしたくないから、


考えが深い彼ならもっと考えることもあるだろう。

私は嫌いなところも含めて堂々とあなたを愛したいよ。

だから私はたまに、少しだけ、
あなたの嫌だったこと、言ってるでしょ。

それでも貴方が好き続けてるの、
そのこと、気づいてないでしょ。

貴方は私の嫌なところを言わないの、
だから私はいつまでも怖いの、
なんでも受け止められるなんてことないのに、
そんな体勢でいるあなたが、いつ私を嫌いになるのか、どれだけ溜め込んでいるのか、わからなくて。

2人の嫌いなところを認めて、受け止めて、
それで2人は深まるものじゃないの?

なんの形もない、
そんな薄っぺらい関係は、
細い線でできた関係は、
とても儚いんじゃないの?

今あなたは、さよならをしやすい関係にしているの。

距離があるから、それもわかるから、なんとも言えない自分がいて、とても苦しくなる。

彼は苦しくなる感情を見せない、出さない。
そんなあの人を身近で大事にしたいのだが。
もっと、私にも寄りかかって欲しいのだ。
頼りないかもしれないけど、
関係を続かせるのって、
そういうの大事だと思わない?
すごく必要でしょ、違う?

アルコールの含んだ貴方にいっても、
明日の朝には何も残ってないんでしょうけど。

いつか、私の嫌いなところ、沢山教えてよ。
その分私も嫌いなところをいうよ。

その後にお互い好きなところも沢山話そうよ。
嫌いなところの何倍も。

最後は笑ってね。
本当の笑顔で。
私の好きなあなたの笑顔、
私に似てきた貴方の笑顔で。

いいなと思ったら応援しよう!