楽器を習って知ったこと
チェロを習い始めて1年たった。
今まで楽器経験がなくて、楽譜も読めない状態で体験を申し込んで快くレッスンを引き受けてくれた先生には感謝しかない。
楽器経験のない自分には弾けないだろうと思いつつ、死ぬときに「後悔したことリスト」があればかならずその中に入ると思って、その時は衝動のままに体験レッスンを申し込んだ。
学校でも病院でも「先生」と名の付く職業の人と関わると、私はなぜか過剰に緊張してしまって言いたいことも言えなくなってしまう。
でも、いまお世話になっているチェロの先生は柔らかい雰囲気で優しくて1年かけてやっと過緊張がほぐれてきた。
チェロを習い始めてから、自分の生活について初めて知ったことが「日常生活で力をいれすぎている」こと
チェロは力を込めて弾く楽器ではなくて、自分の腕の重みを伝えて弾くと言われる。
そう教わってから自分の生活を思い返すと、文字を書く、お箸を持つ、体を洗う
そういった日常生活すべてに力を入れすぎていたと気づいた。
なんでも力任せにガツガツ、ガチャガチャとしていて特別力がいらないことにでも力んでしまうから疲れていたのかなと
まだ難しいけれど、日常生活で力を緩めて肩の力を抜いてを意識して自然体で生きていければいいなと思う
楽器を習うにあたって、日常生活への気付きがあるとは思わなかった。
何を習うにしても、それ以外に学ぶことがあるというのは自分の可能性が広がる感じがする。
勝手に怖がっていて始められていない物事は、ちゃんとやってみるべきなのかもしれない。
「何を始めるにも年齢は関係ない」とは言うけど、今回のことで本当にそうだなと思った。
いくつになってもやりたいことに挑戦して、悔いのないようにしていきたい