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[閑話] お星さまきらきら

 刀剣乱舞関係の話です。

仙巌園さん日帰りしてきましたー
有言実行↓

機内モードでぽちぽち書いてて、解除したら津波情報が入り、飛んできたばかりの地の被害が大きくないことを願っています。

あと災害を己の承認欲求のために消費するなよ。
マジでダメなやつだかんな。



関東から鹿児島まで日帰り遠征

朝イチで成田からLCCで飛び、帰りはマイルを交換してJALで羽田に戻る行程。交通費全部合わせても1万いかない。
5:30 に家を出て、日付変わらないうちに帰宅。……あれ、ハロウィンの舞浜よりも外出時間が短いな? 近場のディズニーに行くよりも安上がりで時短な九州遠征とは一体……。

行きと帰りで違う空港選べる贅沢さよ。
いま ここにいます

今日も今日とてほぼ手ぶらスタイルである。日帰りなので。コートのぽっけに文庫本とタバコともち笹とアクスタ(!)を突っ込み、スマホのショルダーストラップにコインケース引っ掛けた軽装備という。いや、日帰り弾丸ってガツガツ歩くから荷物なるべく減らしたいんよ。

空港着いて足湯かラウンジ〜と目論んでいたが到着が遅れたためそのまま高速バスに乗る。
稲荷町バス停から徒歩で向かう。朝ごはんを食べていないので見学前にスタバで一服。歩いた分以上のカロリーを摂ってしまったな。

窓から桜島が見えたんだけど、うまく撮れなかった。

二度目ましての仙巌園さん、鶴嶺神社にご挨拶してからチケットを購入。前回は嵐の中の訪問だったので、晴れてよかった。御伴機能大活躍。
御殿の展示はタイミングよくガイドツアーが始まるところで、丁寧な解説になるほど〜と楽しませてもらった。

工事中でも借景は素晴らしかった。

ガイドツアーの終わりが忠重公の幼少期の鎧の紹介で、終わってからスタッフさんに「あの兜の飾りって何の鳥ですか?」とお聞きしたところ鳩だと。八幡大菩薩〜! と鶴岡八幡宮(鎌倉)を思い返して今回の展示のテーマを噛み締めるなどした。あと黎明館でも陣笠にも鳩の八が描かれていたりしたな。つながり〜。

膝丸の紹介で島津家で重代として継承された膝丸、と言及があり、「え! やだやだ薄緑丸は箱根神社だって;;」と地元民(足柄)の厄介マインドが一瞬出かかったものの、同様の伝説がある太刀が各地に、と収まりよく紹介されていてよかった。そう、諸説あるのだ。

御殿の造りも凝っていて見応えがあった。風水や借景がかなり計算されていたし、釘隠しのお洒落っぷりも素敵だったな。
特注のシャンデリアをはじめとして、至るところに丸十字紋があって、時代を変えても(多少デザインが変わっても)長い時を超えてひとつの家が要職を務め続けるってすごいことだな、なんて思ったり。

よく見ると丸十字紋があしらわれている。
至るところに散りばめられている。

お散歩男士のパネルも見れたし、ごはん美味しかったし、何より桜島見れてよかったー! 前回は雨で見えなかったからさ……。
北の斜面に雪がかかっていて、冬ならではの姿が拝めてよかったな。

かわいいねぇ〜
ここぞとばかりに能力を発揮する御伴機能。
よかにせ! 
タイミングよく良いお席だった。

黎明館も常設展をじっくり見れて、あー、この土地がどれだけの努力を重ねてきたのか、今まで思いが至っていなかったな、これは東海道の民と全く感覚が違うだろうな、と思った。
なんか、うまくいえないんだけどさ。国交の最前線にある海洋国家としての機能を担う薩摩の気概というか。

ゆうて、明治維新の後に薩摩藩士がけっこう湘南に自宅や別荘建ててるのよね。樺山資紀は大磯だし、あの加山雄三の祖父にあたる池端清武は茅ヶ崎だし、山縣有朋も小田原に別荘あるし。

いやまあ東京までのアクセス悪くない東海道だし、それが主な理由だろうけど、頼朝公のお膝元(鎌倉)近くでもあるし、あと今回行ってみて感じたのはなんとなく錦江湾に思いを馳せられるような風景でもあったのかなと。相模湾。

箱根や丹沢の急峻な山からどんと海に落ち込む地形に通ずる印象があった。あれは東京湾だとない光景だよなぁ。あるとしても房総半島の安房まで行けばだけど遠いし。
でもこの話は全然調べてないので私の妄想ですけどね。


頼朝から命ぜられて九州へ、という島津の始まりは知ってたんだけど、思っていた以上に縁が深かったな。(ということは笹貫コスを湘南の海で撮ったとしてもよいのでは? 今までのも悪くないじゃんね???)

今回の仙巌園さんの展示で、地元神奈川と鹿児島の縁を感じられたなー。
学校の勉強では時系列を追った縦の歴史ばかりになりがちだけどさ、メルクマールと同じ頃に何があったかという横のつながりであったり、刀を軸にしたり、新たな視点で学ぶことが出来て楽しかった。
何よりも、スタッフの方々のお話が大変分かりやすく、おかげさまで充実した見学をすることが出来た。
また何かの折にお伺いしたい。

アンケートに答えてプレゼントもらった。
飴ちゃんもったいなくて食べれないな。
缶バッヂガチャやったら反射炉出た。
回想151噛み締めてる審神者として引きの強さよ。


おまけ

夕飯はフォロワーさんに教えてもらった吾愛人さんで地鶏の刺身、きびなごの刺身、さつまあげ、さつま汁、だいやめ、蛮酒の杯(と、ビール小ジョッキ)をいただいた。美味しかった。ながっちりはしねえぜ! と思ってたんだけどたぶん同じくらいのタイミングで入店したっぽいカウンターのお兄さん方が私よりも早く帰られていてかっけ〜と思った。

同じく教えていただいていた明石屋さんで今月限定の笹結びも食べたかったが私の下調べ不足で叶わず……。閉店時間すぎてしまった……。せっかく教えていただいたのに……。いやでもまたきっと来るし。そうだそうだ。

仙巌園の園内にメジロとシジュウカラとイソヒヨドリがいた。一眼持ってくればよかったかもしれない。

けっこうしっかり目に展示見てたら仙巌園さんと集成館さんでだいぶ時間を使ってしまって、次どうすっかな〜と桜島を眺めながら一本吸って、景色いいしもう一本、と思ったらライター切れて涙目であった。
後から喫煙所に来たインバウンドお兄さんが「Perfect smoking spot!!」と連れ合いの方に話していらして、分かる〜と心の中で賛同しつつそのままタクシー乗って黎明館移動した。

愛用のZIONライター、まだあと5本あるけど
またグッズで出してほしい〜
欲を言えば携帯灰皿もほしい〜

黎明館さんで薩摩弁の試聴コーナーがあったんだけど、時折聞き慣れた単語はあるし文法も日本語なのに全然分からんになった。
余談だけどいきなり「厚木」というワードがぶち込まれて心がざわついた。なぜにそのチョイス。

バチバチにイケてるお兄さん、それこそキャットストリートとか歩いてそうなお兄さんですらイントネーションがこっちと違って、単語そのものは同じなのに全然違って、「お、おれはいま旅をしている……!」とか思った。とてもいい。

充電切れかけてモババ借りようと思ったのに全然コンビニになくて焦った。事前に調べなかった私が悪いのだが。

市電乗ったけどこっちまで行けんかった。
待宵の月

今回も旅のお供にその土地とゆかりある小説を、と思いつつもあまり元気がないので弥生時代の九州ベースのファンタジーである『天涯の楽土』(篠原悠希)を持っていった。主人公の名が「隼人」なんですよ。大好きな作品のひとつ。

自分用のお土産に知覧tea酎を購入し、大本丸博で会う友人たちには薩摩芋チーズケーキを。誰に会えるかな〜。

近侍ピンえぐいて。

もうすぐ十周年の跪坐始まるじゃんね。ひぇ~。


ついでに過去の遠征も載せとこか

2023年正月の京博での展示も日帰りだったな。
関東からほぼ手ぶら装備での新幹線日帰り京都。
小銭入れを着物の袖に突っ込んで、懐に文庫本、スマホとカメラを手に、まるでただの散歩のようなツラをして六曜社でコーヒーを飲んで帰ってきた。
コラボがなく落ち着いて見れたので、個人的にはとてもありがたかった。メモ用紙を持参しなかったことを悔やむ。拵えのスケッチをしておけばよかったなぁ。

六曜社のドーナツだいすき!
平日で人が少なかったので自撮りして遊んだ。
男物の和装、普段着だとめーちゃ楽でいい。
古着の大島紬なので丈がやや短い。(身長166cm)
今回はね〜、さすがに飛行機だと有事に備えて着物は着ないかな。

2023年秋の鹿児島での展示では一泊。
とはいえエクストリーム出勤のため滞在時間は24時間。
ゆえに空港近くの温泉宿へ。写真は順不同。

ダブルベッドと源泉かけ流し部屋風呂、外にも露天風呂ありではあるがシンプルな造り。ここしか空いてなくて……。なにかしらの創作が捗りそうな。
薩摩切子の箸置き(竹模様)を買って帯留めにした。
天津飯が黒酢餡で美味しかった。
今回行く時間もお腹のキャパもなくて残念……。
国体期間の展示でしたね。
もちろんこちらにも。
レンタカーで移動したので笹貫駅には行っていない。
両棒餅美味しかった。
仙巌園にて。天気悪かったなぁ。
桜島あんまり見えんかった。

こうしてみるとやっぱ立ち絵心なしか肌が発光しているような気がするな、袖の内側とか羽織の腰のあたり、インナーのスリットのあたりの色が。

あの日は、思うところがあって、ルート変更してイオンの惣菜コーナーで晩酌のお供を探したのだけど、周りから聴こえてくる声が「大河ドラマで聞いたやつ…!」と一人でテンションあがっていた。

また機会があればローカルスーパーも行ってみたいなー。

西日本はほぼ知識がないに等しいのでね、風土諸々勉強しにいきたいすよね。

あと、直接的な関係はないけど、「波乗守」をいただきたいので玉前神社に行ってみたい。宮崎の波切神社も。

他はどこかあるかなぁ。

展示されてなくてもまた京博行きたいな。

いつも帰省ついでに湘南エリアで御伴とかもちとか撮ってたけど縁としては遠からずみたいだし、あの辺りもそういう視点で歩いてみたら面白そうね。

稲村ヶ崎のココナッツコーヒー

とうらぶくんのおかげで地元を見る目が変わったよ。


文化的施設とゲームユーザーとの関係に思うこと

つねづね思うのは、今まで何某が流行らなくても文化を支え続けてきてくださった方々のおかげで、今、私たちがこのコンテンツを楽しませていただいているのだ。
だから、お歴々へのリスペクトを忘れずに、そして彼らのこれまでの苦労にも心を寄せて、楽しませてもらってありがとうの気持ちでいたいのですよ。

度々「刀剣乱舞、文化支えててすごい!」という意見が飛び交って、それはたしかに一面ではそうなんだけどね。「諸先輩方、今までありがとう! これから私たちも一緒に貢献したいです!」の気持ちで、いろんな施設を応援できたらいいなと思っている。

施設側から感謝されている場面もたくさん見てるからこそ、「お互い様」の気持ちを忘れずに良い関係を続けていけるようにしたいんよね。

属するコミュニティが違えば前提知識や感覚が違うのも当たり前で、どちらかを押し通すのではなくてWin-Winを模索するような関わりかたをしたいな〜。

先日のファッション云々も含め私のスタンスは「他人の目がある場において、最低限の社会性があると判断されるような立ち振舞いをしたい。」なので。
だって所蔵元に怒られたらゲーム自体の雲行き怪しくなるしそれは困るよ。気を付けたい。

怒られたくないなの気持ち↓


仙巌園さんをはじめスタッフの皆さん、本当にありがとうございました! またぜひ!


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