看護師1年生のライフハック3選
社会人デビューしてもう一年たつわけだし、じぶんの背中をさする文字をかこうかな。
だけど、いいことは言えないし、思っていることを書こうと思う。
自分への励ましに書くから偉そうなことは言えないけれど、もし誰かがみて、すこし元気を渡せたらいいなあ。
看護師1年生のライフハック3選
・人の言い方はさまざまだよ、中身がだいじだよ
大学生のころよりずっと多世代のひととか、お医者さん、患者さん、いろんな立場の人と話す機会が増えて、人によってなんだけれど、棘のある言い方をするひと、まどろっこしく言うひとがいるよ。
はじめは棘だけ刺さりに刺さって、言葉なんておざなりで、しくしく悲しくなっていたのだけど、「言いたいことはいったいなんだろうか」って目をギラギラさせて、聞いていたら、きもち的に棘7割減くらいになって、言葉が通じるようになったよ。
不器用な人の伝え方は怖いけど、その人なりに、たぶん伝えようとしてはくれているから、目をギラギラさせて「なんぞ、なんぞ」って聞いていけたら、おけまるね。
・日常のなかで人がなくなっても、むりに乗り越えなくてもいいよ
仕事終わりもちゃんとお腹がすくし、眠たくなるし、じぶんの日常がゆるゆる続いているなかで、仕事では当たり前のように人が亡くなって、はじめはなんだか不思議な気分だった。
死なんてはじめての体験だったから、死に対してどんな感情をもてばいいのかわからなかったし、きもちが手探りだというのに、先輩は透かした顔でスンスンご遺体を処置していくし、あせっちゃった。
でもね、先輩から「むりに乗り越えようとしなくていいし、かなしいことと一緒に生きていってもいいんじゃないか」って言われて、かなりきもちが楽になった。
わたしは今でも、ご臨終をみるとドキドキして怖くなるし、かなしくってしくしくもしちゃうけど、少しずつご遺体の処置の手順を覚えて、死により寄り添うケアをして、きもちの整理をしているところよ。きっと乗り越えようとしなくても大丈夫だよ。
・感情管理もお仕事のひとつだよ、気楽にいこね
命を扱うお仕事だから、責任が重たくって、人は誰しもミスをするとはいえども、間違えたりミスすると、やっぱりすごく怖かった。
わたしは、なんて自分はダメダメなんだ…ってすぐへこんで落ち込んでしまった。
よく切替が大事っていうけど、すぐにはできないし、勤務時間外にも勉強しろなんて言われて、切替なんてむずかしいよー。(悲鳴:ひい~)
でも、なんやかんや分かるのは、自分を責めすぎて落ち込んだままでお仕事すると、呪われたようにミスが連発する、泣きっ面にハチだとはこのこと。
だから、切替はできなくても、自分のすきなことをして、寝たり、動画をみたり、気を紛らして、自分を責めすぎず、ご気楽にいこね。
そもそも、まずまず看護師っていうけれど、長い目でみたら、そんなのほんの数時間の間だけだし、何者でもないってことを大事にしてこね。
ひいひいしながらも自分をハピハピにする魔法はわすれちゃいけないよ。ご自愛のらぶ。
ちなみに、すきなことも無理してやろうとしちゃだめだよ、その気がないときは、気がやってくるまでじっくり待って、気がむくむくしたらきもちの完熟のサインだから、ゆっくりやろね。
でも、一人でご自愛できずにあたためきれないときは、自分ひとりでなんとかしようとおもっちゃならないサインだよ。物理的に銭湯であっためてもらうか、どこか遠くへ行くか、お友達に連絡するチャンスだよ~
そんなわけで、看護師1年目の大発見3選でした~
これから看護師として働かれる方々へ
感染症で十分に実習してこれなかったのにもかかわらず、地獄の国試をふりきって、それはもう、それでさえ十分に強いひとです、みなぎってるのでだいじょぶ。
いきなり臨床は野ざらしの戦場に近いかもしれないけれど、ひいひい妖怪がこうして、1年目をなんやかんやのりきったので、だいじょぶですし、教員より400倍やさしい、すごすごの先輩方がまもってくれるでしょう、なので、もうだいじょぶ。
春からもみなさま、ご自愛、ご自愛~
おしまい。
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