透明人間が地面を感じてあたたかくなる話
なんだか年末だし、なんでも言っていい雰囲気になってきたので、クリスマスはおいてといて年末ふりかえりをします。しゃけです。
今年の漢字は「地」です。地獄です
うそつきました。今年はやっと「地」面に足が届きました。
その反面たくさん苦しい出来事もゲリラ的にありました。
でも、そのなかで良かったことがあります。
むしろ、よかったことのほうが大きくなりました。
それは、ひとからもらったやさしさが溶け出して、苦しいときでも私をつつんで守ってたことです。それに気づくことができました。
今年の出来事を振り返ります。
父が不法侵入をして刑務所にはいりました。仕事は処分になりました。
そんなこんなで家族は、家族が父を犯罪者にしてしまったんじゃないかってずっと悔やみました。(動機はちがう)
そして、動機を知ると父が大好きだった私はなにを信じていいかわからなくなりました。
加えて、生活は加害者家族として白目で見られながらの生活で、なんだかもう悲しさと悔しさで煮えたぎってました。
私がいつか父みたいに?遺伝的になるのかなとか、もう実はすでに父みたいになってないかなとか、父を悪党扱いしてしまう自分の心とか、お父さん許してあげたいけどまだちょっとツラくて、それは自分が薄情者だから?とか。
思うたびに自分の足が宙にういて、このままどこかに消えちゃえばいいのにと思ってました。
でも、大学やサークルのともだちには事情を話していませんが、泣いて顔がパンパンになったときや不安で眠れなくてちょっと元気がないとき、訳を聞かずにごはんにつれてってくれたり、普段通り接してくれたり、こころが自然と解凍されてくのがわかってじわじわあったかくて。救われて。
やさしさに涙が出そうなのをこらえきれなくてあくびで誤魔化した時も、「疲れてんのな」で終わらせてくれました。
その関わってくれるひとたちの優しさにいつもの100億倍感謝しました。
友達のおかげで、私はことしも私のままでいられました。
苦しいときほど見えないやさしさが、そこら中に撒き散らされてて、愛されてるのがわかって、むずがゆさにみんなをぎゅって抱きしめ返したくなりました。
いまの私は宙に浮いていません。みんなのやさしさが足を地に止めてくれているからです。
ずっと前から気づかなかったけど、みんなのやさしさで私の足元に居場所はあります。
足元の地のあたたかさに救われた一年でした。
来年は、私のささやさか関わりがいつか溶け出して、その人をあたためられる、やさしさになれるように。
たくさんの人を愛したいと思います。
しゃけ。
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