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CLS三島らへん その記念すべき第1回への参加・登壇の記録!
CLS(Community Leaders Summit)は高知が発祥で、そこでインスパイアされた方々が、道東(釧路)や三島らへんなど、高知以外のほかの地でも始められています。今回は、記念すべき第1回 CLS三島らへん参加レポートを(オープニングセッション登壇を中心に)書きました。タイトル写真は、集合写真家 武市 真拓氏による撮影です。
CLS三島らへん、とは何かについてはこちらのWebサイトをご覧ください☟。元になったCLS高知についても触れています。
本編前日イベント~前夜祭まで
前日イベントとして柿田川でのBBQが予定されていましたが、降雨による川の増水もあり、大事をとって「天城軍鶏(あまぎしゃも)や地元食材をいただくランチ会」に変更。
雨が降っちゃってやれやれというところですが、会場に着いて、見知った人も初めましての人も挨拶し始めると楽しくなってきて、もはやBBQが中止になったことも気にならなくなります。
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程よい硬さとさっぱり感の天城軍鶏。これは餌と平飼いによって適度に鍛えられた筋肉によるものだそうです。言葉にするのが難しいので写真で。
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その後、常識を大きく覆す巨大なごぼうが登場!会場全員一致で長芋だと信じていたほど、とにかく立派・・・なのに揚げるとほっこりとお芋のような優しい味と食感。また頂きたい!
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ランチ会の軍鶏とアルコールが想定以上にしっかりお腹に溜まってしまい・・・そのあと前夜祭で、パステリア地中海さんのお料理を堪能しきれず誠に申し訳ございません…というか悔しい。コンディション整えて必ずお邪魔したいと思います。
前夜祭でもLTが企画され、たくさんの地域の推し活が紹介されました。糸魚川も日光も焼津も・・・行ってみたくなります。どうやらこのとき、CLS日光が爆誕した模様で、こんな瞬間に立ち会えるのもCLSの魅力でしょう。
日頃の疲れからか、ひどい頭痛に見舞われ、前夜祭後に三島の夜に繰り出すことを諦め、明日の本番に備えてホテルに戻り休むことに。三島の夜は明日の本編のあとのお楽しみとしてとっておくことにしました。
いよいよ出番です、本編スタート!
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※写真はスタッフの岩瀬正樹さん撮影のものを拝借しました
本編では、僭越ながらオープニングパネルセッションに登壇させて頂きました。テーマは「CLSビフォーアフター」。CLSってつまり何なの?個人にどういう変化をもたらすの?という点について、私たち3人のパネラーが自分に起きた変化や感じてきたことをお話しました。
ここで、CLS三島らへん運営チームの要であり、オープニングパネルのファシリテーターの大橋 衛さんの、何とも言えない素晴らしいお仕事ぶりが際立ちます。
事前の打ち合わせも、セッション本番中も、セッション後も、本当に仲良く楽しく(終始酒の話ばかりしていて)幸せな雰囲気が作られていました。
衛さんの、ゆるすぎず、決めすぎず・・・という絶妙なさじ加減と、Slidoによるライブアンケートもうまくあやつって頂いたお陰で、本音だらけの鮮度の高いセッションが作り上げられました。私たちそれぞれのメッセージが一瞬でも誰かの背中を押したなら本望です。
ここでご一緒したパネラーのお二人を紹介しながら、セッション中印象に残ったメッセージについて書かせて頂きます。
グラント愛さん。くも膜下出血からの奇跡のサバイバーであり、今サバイバーのネットワーク・コミュニティ作りに奔走中。セッション中の愛さんの言葉「とにかく自分で勝手に熱くなることが大事」。これは本当に忘れがちだなとはっとさせられました。ついつい先のことを考えすぎたり、うまくいくことだけを考えて、熱を冷ましてしまいがちです。勝手に熱くなってみるって意外と難しい。特にJTC(※)では最初は難しいだろうから、コミュニティで仲間を作って壁打ちしたくなるなぁ、と色々納得しました。
※Japanese Traditional Companyの略。融通がきかない、変化を嫌うなどの特性を持つ日本の伝統企業を指して言う。
藤田一洋さん。横浜から高知に移住し、大きく成長をとげているCLS高知を理事として支え、何より高知とコミュニティを心から愛している人。「なぜCLSに参加するの」という問いに私が「中毒性があるから」と申し上げたところ、藤田さんは「僕は中毒にする側の人間です」と即答。短い言葉だけれど、藤田さんの背負ってるものとか熱量とかいろんなものを感じました。「高知をもっとたくさんの人のHomeにしたい」という藤田さんの願いはこれからどんどん多くの人に届くでしょう。
セッションの最後を締めくくったのは「あなたにとってのCLSを一言でいうと・・!」という問い。私にとってのCLSは「JTC変人ホイホイ」でした。これは前回2024年5月のCLS高知で実感しています。わざわざ時間とお金をかけて高知まできて知らない人たち200人に揉まれに来る会社員。大人しく言われた通り仕事をしていれば(それはそれで難易度が高いでしょうけれど)いいものを、誰かのために社会のために、何か少しでも変えたくて、そこにコミュニティのチカラを使いたくて、何かを探しに来る会社員。そんな方々から頂いた名刺を見ると、誰もが聞いたことのある世界的大企業であることはままあって、やっぱりここにくるJTCは変人・・・つまり変革を起こそうと奮闘する人ばかりだな、と実感した次第です。
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出番を終えた直後のこと
オープニングセッション登壇のあと、CLS創始者である小島さんにめっちゃ褒めて頂きました!本当に嬉しかった。自分たちがとっても楽しかっただけでなく、いいセッションだったと言ってもらえるなんて本当に嬉しい!
オープニングパネルディスカッションの皆さまお疲れ様でしたー!!小島さんに褒められると嬉しいな〜 #CLS三島らへん pic.twitter.com/0KK2xREun3
— Grant Ai (@Grant085609152) July 13, 2024
お褒めの言葉と同時に、実はとっても素敵な大きな宿題を頂きました。
『「JTC変人」のその先・広がりはあるのか』
日本の伝統的な、新しいものや変わることを嫌がる企業に勤める人々の、苦しさ・もやもやを受け止めることから始めて行動を後押しする・・・そういう場を始めた私ですが・・・
・JTCのもやもや・起きている問題は、JTC特有でもなさそう
・社会特有の課題を先取りしているJTCは、いわば社会課題先進かも
・いつかJTCを卒業する日が来たときはどうなっているだろう(どうなっていたいだろう)
JTC変人会を立ち上げたことで、理不尽や謎が尽きないけれど、そんな人間の業をある意味面白がって生きていく術を見つけて楽しんでいる自分がいます。ここで、もっと先の広がりを考えてもいいのでは、という示唆を小島さんから頂いたのです。
さらに興味深いのは、グラント愛さんと私には共通点があるということ。愛さんの場合、サバイバーという軸は必要だけれど、その先・・・例えばサバイブしたことを機に人生を楽しむことを突き詰める、みたいなもう一つの大きな軸を作れるんじゃないか、というわけです。
「なるほど・・・!」愛さんと私は並んで目をまん丸くして、でもなんだか妙に納得しました。今の軸は大切にしつつ、もう少し遠くに目を向けてみようという点が私たちの共通点だというわけです。
くも膜下出血サバイバーの愛さんとJTC変人の私・・・どう考えても接点は見つかりませんよね。
しかし、その二人がCLSで出会って同じ舞台に立ち、お互いの活動に対して共通の宿題をもらう。そんな奇跡が起こるのがまさにCLSの妙なのだと思いました。
CLSに来なかったらきっとめぐり会うことはなかった愛さん。めぐり逢えて良かった!としみじみ思うと涙が出てきます。
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懇親会やそのあとのこと
懇親会は、ハンターであり敏腕料理人やっしーこと野田康代さんによる素敵な品々を中心に、小田原など三島らへんのスポンサーによる美味しい品々が振る舞われました。今世界大会を勝ち抜いて5品に残っているというWhiskey&Co.さんのジンや、Republewのクラフトビールも一緒に頂けるという、三島らへんの食の贅を尽くすひとときでした。
その様子を完璧にレポートして下さったXポストはこちらです、ぜひじっくりゆっくりご覧ください!
#CLS三島らへん
— りなたむ(Ryota)@ITの町医者👨⚕️ (@Rinatamu_ITDR) July 13, 2024
懇親会だよー! pic.twitter.com/GodVtlhxbm
懇親会では、たくさんのJTCな方々とお話をさせて頂き、「JTC変人とはなにか」「JTC変人会をどんな人と作りたいか」といったことの解像度を上げることになりました。それはまた別の投稿で書きたいと思います。
懇親会後・・念願のTwo-Faceのお蕎麦を頂けました!もちろんオリジナルの三島ハイボールとともに!
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締めは、この日CLS参加者が入れ替わり立ち替わり行っていたという評判の、三島で二番目に美味しいというラーメン店へ。
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お気づきかもしれませんが蕎麦➡味噌ラーメン・・・炭水化物on炭水化物!(怖) 気づけば味噌ラーメンは美味しくてペロッと完食。実は餃子もみんなでシェアw お店を出てホテルまでの道すがら、三島らへんスタッフと遭遇し、あらためて感謝と労をねぎらって・・翌日の「大人の遠足」へと続きます。
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本編開始前にぶらりと行ってみた三島せせらぎコース散策や、大人の遠足の模様は別の投稿で。
次回のCLS三島らへんの日程も決まっています、Save the date!!!
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最後までお読みくださり、ありがとうございました!
JTC変人会については、こちらをぜひお読みください。