見出し画像

CLS道東 2024年 海霧編 初参加記録!

CLS(Community Leaders Summit)は高知が発祥で、そこでインスパイアされた方々が、道東(釧路)や三島らへんなど、高知以外のほかの地でも始められています。私は、昨年2023年10月・2024年5月にCLS高知に、その後7月に記念すべき第1回が開催されたCLS三島に、最後に釧路で開催されているCLS道東に参加することができ、ほどよい間隔・タイミングでCLS三部作をコンプリートすることとなりました。今回が開催4回目となるCLS道東への参加記録を書き留めたいと思います!
トップ画像は、会場となったフィッシャーマンズワーフMOO周辺をイメージしてChatGPTが描いてくれたものです。

尚、CLS高知とはなんぞや?についてはこちらのページをご覧下さいませ。


CLS道東とは

150年前の日本の「維新」の成功を支えたのは、藩という枠を超えて志を持つ人たちの人的なネットワークでした。今、急激な人口減少や、地方のおける様々な難局に対して「答え」を出していくのも。こうした従来の枠を超えてつながる「コミュニティ」がベースになっていくでしょう。
このイベントでは、そんな「コミュニティ」で従来の枠を超えて活躍しているコミュニティリーダーやコントリビューターの方々を課題先進都市県である高知にお招きして、県内外の方々と共に「課題解決」につながる流れを創り出す場としてご用意しています。高知県内外の多くのコミュニティリーダー、コントリビューターの方々の参加をお待ちしています。
ということで、「高知」の部分を「道東」に置き換えて、イベント開催です!
高知では「初鰹編」「戻り鰹編」という年2回となっていますが、道東では「海霧(じり)編」「極寒編」の2回で開催してきています!

CLS道東公式ページ(https://clsdoto.qloba.com/)より

CLS高知のパッション・コンテキストを踏襲し、道東・釧路において、釧路をずっとずっと長く推し続けている四宮琴絵さんと琴絵さん率いる企画運営チームのみなさんが中心となり、CLS道東は成り立っています。
CLS高知同様、ワーケーション・前夜祭・本編・親睦会・大人の遠足という構成で、今回私は、前夜祭以降のすべてのプログラムに参加しました。
前夜祭:釧路ソウルフード 炉端焼き
親睦会:ジンギスカン!
大人の遠足:本編でパネラーをして下さったどローカルスーパー3軒巡り!
本編がメイン、ということでまずは本編について書きます。

本編より

トークセッション、ライトニングトーク、スポンサースピーチで構成されています。その中からいくつかピックアップして気付きや感想を記します。

トークセッション1
「新しい仕組みづくり~地域×ビジネス×コミュニティ~」
Speaker:
林 直孝(J.フロントリテイリング株式会社 執行役常務 デジタル戦略統括部長 兼 株式会社大丸松坂屋百貨店 取締役)
倉貫 義人(株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長)
山上 裕一朗(株式会社山上木工 代表取締役社長)
佐藤 彰悟(株式会社かたわら 代表取締役社長 一般財団法人 えぞ財団 事務局長)

CLS道東公式サイトより

薄利多売・合理的な販売ではなく、1人ひとりに届ける販売を追求しているみなさんのトークセッション。
パネラーの皆さんの言葉で、印象に残ったものをいくつか記します。

ソニックガーデン代表 倉貫さん:

  1. 入社ではなく入門してもらう。職人のように鍛えて技術?を磨く

  2. その結果自律し自由を築く

  3. 入門した社員が評価される瞬間は?→管理職コストが減ったとき

  4. そもそも管理するのをやめている

そもそもむだな管理だらけだなと反省しつつ、管理の対極にあるのは自由ではなく自律と理解。自律が成された先に自由がある。

JFR林さんからの、新しい挑戦をする人へのメッセージでとても納得感があったお言葉「A面とB 面を持つこと」。例えば仕事(≒会社)がA面なら、社外のコミュニティがB面に。両方を持つことで出会いが倍増し、人生がとにかく豊かになる。まさにご自身が、バイクツーリングや極寒キャンプ等々楽しんでおられるからとても説得力がある。林さんがお勤めのJFRは押しも押されぬJTC(歴史ある日本の大企業)ですので、仕事上の新しい挑戦をするときも、きっといくつも面を作り、人を巻き込みながらやってこられたのだろうなと想像します。

仕事上の新しい挑戦、という点については倉貫さんもこんなことを。
社内では反対されても、コミュニティにくると先にやってる人がいて、それを目にすることによって、脳のブレーキが外れる
社内にいないなら外を見ることは、脳のブレーキを外して一歩を踏みだせる近道なのですね。この点は私が所属する日系大企業において、あたらしいこをやる人にとっては非常に重要な要素です。

トークセッション2
「こどもたちの未来にド・コミットする人たち」
Speaker:
貴志 淳一 (釧路町教育委員会)
中村 逸人 (釧路フレンドようちえん)
石原 達也 (土井木材株式会社)
落合 絵美 (株式会社Kiss and Cry 武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所 客員研究員)
釧路で活躍する異なるバックグラウンドを持つ3人のスピーカーと東京で子育とキャリアを両立させながら活躍るモデレーターが子育てや教育、地域社会の未来について熱く議論します。

CLS道東公式サイトより

釧路町教育委員会の貴志さんの、
「釧路を好きになる子どもを増やす…ではなく、釧路で生きてくことを好きな自分が好き、を育てる」という言葉はとっても印象的でした。その土地を愛してほしい、と思うなら、その土地で生きる人をまず愛せよ、ということなのですね。 

土井木材の石原さんは、地方ならびに釧路の良さとして、
何ごとも画一的ではなく、特に親の職業の多様性があることを挙げていました。難しさもあるけれどそれが面白さ、と言い切っていたのが印象的でした。

人の多様性という点では、ワイン好きも多様だよ、とおっしゃっていた雪川酒造の山平哲也さん(スポンサースピーチ)。
詳しい人も知ったかぶる人も…たくさんの方々とワイン会を開いてこられた経験から、ワイン持ち寄り会のコツも教えて下さいました。
規模感のおすすめは8-15 人。それを超える人数…例えば20人だと一種類あたりのワインの量が著しく少なくなってしまい、何を飲んだかわからない、ちょっと寂しいことになるそうです。

最後は、スーパー2代目3代目社長によるトークセッション&ワークショップ。ここでそれぞれの社長のお人柄や事業にかける思いを知ることになりましたが、何はさておき百聞は一見に如かず。大人の遠足で実際にお店に伺ってみるとそれぞれのお店の様子は違っていて、近くにこんなに個性豊かなスーパーがいくつもあって羨ましい限りです。大人の遠足については別途記載したいと思います。

前夜祭&親睦会、おいしく楽しい釧路グルメ

楽しみにしていた釧路のグルメとともに、「初めまして」から始めてお互いのことを話して聞いて・・・を繰り返してゆるいつながりができるのがCLSならでは。
そして、食べたいと願っていた釧路グルメはこちら☟

  • 本場の炉端焼き

  • つぶ貝焼き

  • つぶ貝専門店のラーメン

  • スパカツ

実際にいただけたのは・・・

✅本場の炉端焼き 
✅つぶ貝焼き
✅つぶ貝専門店のラーメン
✅スパカツ

・・・ということでご一緒して下さったみなさんのおかげでスパカツ含めコンプリートできました! そして上記のほかにさらに
✅無量寿そば という、お出しにごま油が入っていて風味豊かなお蕎麦も頂きました!

実は、この記事を完成させようという今、せっかくの写真が手元にない状態にあります(涙)。数日前にスマホを落っことして壊してしまい、データ復旧中だからです・・。なのでおいしさ伝わる写真については、後日追加掲載したいと思います💦

大人の遠足についても、写真がないとなんとも寂しい記録になるのではと思いましたので、後日写真を見て思い出しながら追加記述することにします。

さいごに

2024年5~7月にかけて、CLS高知、CLS三島らへん・・・そしてCLS道東と参加しました。いずれも地域愛がふんだんにちりばめられている点は共通でも、異なる個性。釧路に訪れてみて感じたことは、新しさと古さが同居している街だなということ。昭和に活躍したビルが廃墟になっていたり、港でフェスが開催されていたり・・・!スパカツはその歴史は長いけれど若者にも大人気だったし。
新しさと古さのバランスが、昭和世代な私には特に居心地がよく感じられたのだと思います。CLSがあったことで初めて釧路に足を踏み入れることができたので、本当に感謝しています。推し県・推しエリアが増えていく幸せをかみしめております!

最後までお読み頂きありがとうございました!