ファッションセンスに乏しい人ほど服装にこだわりが強い
伝えたいことを適切に伝えるためには、その前後の文脈を上手く説明する必要がある。肝心な部分だけを切り取ることはできない。短距離走の前にはストレッチやウォーミングアップなどの準備運動があるし、ゴール地点で急に静止せずに減速しながら少し流して走るのと同じだ。もちろん単刀直入に本題だけを伝えた方が良い場面は会話においてはよくある。しかし、文章にはある程度の起承転結が要求される。少なくとも僕はnoteに投稿する際、なぜ自分がそう考えるかに至ったかが分かるような具体的なエピソードや根拠を、最低でも一つは交えるように意識している。それが正しいか間違っているかは別として。
それでも文章を書いているとたまにうんざりする。自説に説得力を持たせるために、無理矢理色々なところから都合の良い情報だけを持ってきて貼り付けているような気分になるのだ。という訳で、たまには実験的に一切の文脈を無視して偏見や悪口や雑念を箇条書きしてみる。
・松本人志や村上龍のように特定の領域で圧倒的な才能のある人間でも、性欲が強過ぎると映画監督としては成功しない。
・園子温は論外。
・小泉純一郎はX JAPANの有名な曲しか聴いたことがない。
・日本において性風俗は必要悪として半ば黙認されており、大麻は危険なドラッグとして忌み嫌われているが、このパブリックイメージは欧米では逆。
・頭が悪いことは致命的ではない。学ぼうという姿勢さえあれば補えるからである。しかし、得てして頭が悪い人間はこの姿勢を持っておらず、そのかわりに頭が悪いのを隠そうと常に努力している。
・電車で痴漢する男は童貞もしくは配偶者以外と寝たことがない既婚者。
・姉がいる男にろくな奴はいない。
・米の食べ方を最初に発見した人間は天才。
・ファッションセンスに乏しい人ほど服装にこだわりが強い。可能性に対して閉鎖的で新しい挑戦をしていないだけなのに、流行に流されずに自分のスタイルを貫いていると思い込んでいる。
・イギリス人男性に対して英国紳士のようなイメージを持つのは、日本に忍者がまだ存在すると考えるくらい愚かである。
・亡くなったアーティストが神格化されるのは、軍人の階級が死後に上がるのと似ている。
・御朱印集めが趣味だとアピールする女は寺と神社の違いを説明できない。
・未だに有線のイヤフォンを使っている人間は、音楽系のサブスクに課金していない場合が多い。
なんというかtwitterみたいな感じになってしまった。不特定多数に喧嘩を売っているし、リプライとかで変な絡まれ方もされそうである。
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