その旅人の正体は…(2)
すると、彼が、
「え!!!!日本人なの????」
と、大きな声で、日本語を話す。
私も、
「え!!!!日本人なの????」
そこから、私たちはテンションが上がる。
「学校どこなの?」
「私は、東京にある上智大学だよ。」
「え!!!!?俺もだよ(笑)」
「!!!!!??!?!どういうことだ……!!!!?」
日本を離れ、アメリカへ。そして、シアトルという街を選んだ。そして、この日、こんなにもたくさんあるスタバを選んだ。
その中で、日本人そして同じ大学の人に出会うとは…奇跡しかない。
話を聞けば、彼は、高校時代はイギリスに行っていたし、国際教養学部にいた(ちなみに私は、英文学科)。だから、英語が流ちょうでも全く違和感がない。さらに、シアトルはアジア系の移民もいるから、なおさら違和感ない。ただ、服装が旅人な以外は…。
今回は、シアトルに本拠地を置くマイクロソフトで、ビジネスコンペがあるとかで、通訳兼カメラマンで渡米していたらしい。友人に会うまで、暇でスタバに立ち寄ったらしい。
「シアトルちょっと案内してくれない?」っていうから、
「どこがいい?」というと、
「どこでもいい(笑)」という。
やまびこでしょうか。いいえ、違います。
いろいろ提案したものの、疲れているらしく、
結局自分たちがスタバにいることも忘れ、違うスタバを紹介した(笑)
とはいっても、Starbuck Reservedという、内装がかなりおしゃれで、店内でコーヒーのブリューの様子が見れたり、工場のように豆が加工されていく様子が見れたりする。
そこで、しばらく私たちは会話をしたのだった…。