沖積層と軟弱地盤【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は沖積層と軟弱地盤について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
沖積層は最後の氷河期から現在までに堆積した地盤であり、一般に、洪積層と比べて軟弱な地盤が多い。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
沖積層と軟弱地盤
沖積層とは、新しい時期に堆積した地層だね。
沖積層は軟弱地盤であることが多い。
地盤の強さは、堆積した時期で決まるよ。
堆積した時期が古いほど、良い地盤なんだ!
良い地盤とは、強度の高い地盤と考えてね。
なぜかと言うと、古い時期に堆積した地盤は、新しく堆積する土の重さで「固く締まる」からだ。
堆積した時期が新しい地層は、強度が低い場合が多い。
私たちが見ている地面は、最近堆積した地層だね。
地面を掘り進めると、より古い地層が見つかるよ。
沖積層とは、下記の時期に堆積した地層なんだ。
最後の氷河期(1万年前)~現在に堆積した地層
日本では、表層地盤(地面から1~2m位置の地盤)など沖積層であることが多い。
なお、沖積層の下には洪積層がある。
洪積層は比較的古くから堆積する地層で、良好な地盤だね。
洪積層より古くから堆積する地層を、第三紀層という。
岩盤のようにとても強固な地盤なんだ。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
沖積層とは、新しい時期に堆積した地層。最後の氷河期(1万年前)~現在に堆積した地層
地盤の強さは、堆積した時期で決まる
堆積した時期が古いほど良い地盤。よって新しい地盤である沖積層は軟弱地盤であることが多い
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。