外装材に用いる風圧力【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日はAi分布と地震層せん断力係数について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
単位面積当たりの風圧力については、一般に、「外装材に用いる風圧力」より「構造骨組みに用いる風圧力」のほうが小さい。
正解は・・・〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
おっとこの問題はややこしい!
一見、×っぽい選択肢だね。
一緒に考えてみよう。
風圧力
風圧力は風による荷重(圧力)だ。建築基準法では、台風を想定し風圧力が設定されているよ。
日本では毎年台風が7~10月にかけて上陸するから、必ず風圧力に耐えられる設計をしないとね。
ところで風圧力には下記の2種類がある。
構造部材に作用する風圧力
外装材(屋根ふき材、外壁)に作用する風圧力
上記の風圧力1と2は、計算式が違うんだ。
しかも、一般に外装材に作用する風圧力の方が 、構造部材に作用する風圧力より大きく設定される。
なぜかというと外装材の方が風圧力を直接的に受けるから、とイメージすると覚えやすいね。
外装材は構造部材より大きな風圧力で構造計算し安全であることを確認するんだ。
間違いやすい思考回路として、
外装材は重要性が低い ⇒ よって、構造部材に作用する風圧力より小さくてよい
と 考えないように注意しよう。
屋根ふき材、外装材も、建築基準法(82条の4)で構造計算が義務付けられている。構造耐力上安全であることを確認すべきなんだ。
風圧力の求め方は下記を参考にして欲しい。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
風圧力は風による荷重(圧力)。構造部材と外装材用で分けて計算。
⇒ 外装材は風が直接あたるので構造部材より大きい風圧力を設定して安全性を検討する
こんなかんじで問題を解けるよ!
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。