構造躯体及び仕上げの軽量化と地震力

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は構造躯体及び仕上げの軽量化と地震力について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

構造躯体及び仕上げを軽量化することにより、固定荷重とともに地震力についても低減することができる。

正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。

構造躯体や仕上げ材による重さ

構造躯体は、柱や梁などの構造部材のことだよ。
仕上げ材は床のフローリングや天井、外壁などのこと。

構造躯体や仕上げ材には当然、質量があって、その質量による重さは構造部材に作用する。
このような躯体や仕上げ材自身の重さを「自重」というんだ。

また、自重を固定荷重ともいう。
固定荷重
は、構造部材に常時作用する荷重で「常に同じ位置に、同じ重さで作用し続ける 」性質があるよ。

つまり、固定荷重は建物が存在し続ける限りずっと作用する荷重なんだ。
なんてしつこいんだ!
家計でいうところの固定費みたいなものだね。

少し話を変えるね。
地震力は建物の重さに比例する。建物の重さは固定荷重や積載荷重の大小で決まるんだ。
だから、固定荷重(自重や仕上げ)を軽量化すれば、当然、地震力も小さく(低減)なるよね。

簡単な問題だけど、例えば 問題文の「地震力⇒風圧力」に変えて出題されたら 、どうだろうか?

途端に正解は×になる。つまり、本問題では「地震力の大きさはどう決まるのか」という意味を理解しないとね。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 構造躯体や仕上げ材には当然、質量があって、その質量による重さ(自重=固定荷重)は構造部材に作用する

  • 固定荷重(自重や仕上げ)を軽量化すれば、当然、地震力も小さく(低減)なる

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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