エキスパンションジョイントを入れる目的【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日はエキスパンションジョイントを入れる目的について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
エキスパンションジョイント は、不整形な建築物を整形な建築物に分割する際には有効であるが、一般に、 温度応力 や コンクリート の乾燥収縮などに対応する際には不利な要因となる。
正解は・・・ ×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
エキスパンションジョイントを入れる目的
エキスパンションジョイントはどういった目的で利用されるのだろうか?
下記に示したよ。
不整形な建物を構造的に切り離した際の離隔距離を埋めるため
免震層の変形による離隔距離を埋めるため
温度応力の変形による離隔距離を埋めるため
前述したように、エキスパンションジョイントは不整形な建物を切り離す目的で用いるよ。
それだけではなく温度応力による変形に対応するために用いるんだ。
なお、温度応力(おんどおうりょく)とは、外気温の変化による材料の伸縮に伴う応力です。
温度応力やコンクリートの乾燥収縮などにも対応するので文章は不適切ですね。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
エキスパンションジョイントの目的① 不整形な建物を構造的に切り離した際の離隔距離を埋めるため
エキスパンションジョイントの目的② 免震層の変形による離隔距離を埋めるため
エキスパンションジョイントの目的③ 温度応力の変形による離隔距離を埋めるため
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。