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横補剛材の剛性【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は、横補剛材の剛性について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

H形断面の梁に設ける横補剛材は、強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある。

正解は・・・〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


横補剛材の剛性(かたさ)

横補剛材とは、横座屈を抑える部材のことだね。
横補剛材の詳細は下記を読んでね~。

簡単に横補剛材の役割を解説しておくね。

H形断面の梁に荷重が作用すると、弱軸方向(H形断面をみたときのX方向)にグニャッと飛び出すような変形が起こる。

これを横座屈というんだ。
梁の横方向に座屈するからだね。

横座屈は梁の横方向に座屈するから、横方向に部材をいれて「飛び出すのを押さえてしまえば」座屈は起きないね。

これが横補剛材の役割なんだ。

横補剛材
横補剛材

ただし、横補剛材の剛性(かたさ)が足りない場合、簡単にいうと、横補剛材が柔らかいと座屈を抑える効果が無いんだ。

これは横補剛材が柔らかいと、部材が飛び出したとき一緒に変形してしまうからだね。

何となく理解できると思う。

梁の横に糸をくっつけても柔らかすぎて、横座屈を抑える効果が無いのと同じことだね。

つまり、横補剛材は「強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある」ってことだ。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 横座屈は梁の横方向に座屈するから、横方向に部材をいれて「飛び出すのを押さえる」部材が横補剛材

  • 梁の横に糸をくっつけても柔らかすぎて、横座屈を抑える効果が無い

  • 横補剛材は「強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある」

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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