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torikaki2020
横補剛材の剛性【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は、横補剛材の剛性について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
H形断面の梁に設ける横補剛材は、強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある。
正解は・・・〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
横補剛材の剛性(かたさ)
横補剛材とは、横座屈を抑える部材のことだね。
横補剛材の詳細は下記を読んでね~。
簡単に横補剛材の役割を解説しておくね。
H形断面の梁に荷重が作用すると、弱軸方向(H形断面をみたときのX方向)にグニャッと飛び出すような変形が起こる。
これを横座屈というんだ。
梁の横方向に座屈するからだね。
横座屈は梁の横方向に座屈するから、横方向に部材をいれて「飛び出すのを押さえてしまえば」座屈は起きないね。
これが横補剛材の役割なんだ。

ただし、横補剛材の剛性(かたさ)が足りない場合、簡単にいうと、横補剛材が柔らかいと座屈を抑える効果が無いんだ。
これは横補剛材が柔らかいと、部材が飛び出したとき一緒に変形してしまうからだね。
何となく理解できると思う。
梁の横に糸をくっつけても柔らかすぎて、横座屈を抑える効果が無いのと同じことだね。
つまり、横補剛材は「強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある」ってことだ。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
横座屈は梁の横方向に座屈するから、横方向に部材をいれて「飛び出すのを押さえる」部材が横補剛材
梁の横に糸をくっつけても柔らかすぎて、横座屈を抑える効果が無い
横補剛材は「強度だけでなく十分な剛性を有している必要がある」
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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