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コンクリートの耐久設計基準強度Fdと計画共用期間の級【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は地盤改良の目的について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

コンクリートの耐久設計基準強度Fdは、構造物の設計時に定められた耐久性を確保するために必要な強度であり、「計画共用期間の級」に応じて定められている。

正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


コンクリートの耐久設計基準強度Fdと計画共用期間の級

計画共用期間とは、コンクリートに重大な劣化を生じない期間をいうんだ。
計画共用期間の級(レベル)と計画共用期間の関係を下記に整理したよ。

  • 短期 ⇒ 30年程度

  • 標準 ⇒ 50年程度

  • 長期 ⇒ 100年程度

  • 超長期 ⇒ 200年程度

計画共用期間の級が短期の場合、30年間は重大な劣化が生じない。
超長期になると200年間も重大な劣化が生じない仕様とするんだ。

計画共用期間の級に応じて、コンクリートの仕様が変わります。超長期のコンクリートは、特にハイグレードだね。

単純に、長い期間コンクリートを持たせよう(コンクリートの耐久性を高めよう)と思ったら、コンクリートの強度を高くする必要がある。

計画共用期間の級と強度の関係を下記に整理したよ。

  • 短期 ⇒ 18 N/mm2

  • 標準 ⇒ 24 N/m m2

  • 長期 ⇒ 30 N/m m2

  • 超長期 ⇒ 36 N/m m2

ちなみに昔の建物は設計基準強度21が標準だったね。

上記より、計画共用期間の級を標準とするなら、Fc24が必要ってことだ。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 計画共用期間とは、コンクリートに重大な劣化を生じない期間

  • 長い期間コンクリートを持たせよう(コンクリートの耐久性を高めよう)と思ったら、コンクリートの強度を高くする必要がある

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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