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高炉スラグの意味と高炉セメントが環境に配慮できる理由【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は高炉スラグの意味と高炉セメントが環境に配慮できる理由について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

高炉スラグを利用した高炉セメントを構造体コンクリートに用いることは、再生品の利用によって環境に配慮した建築物を実現することにつながる。

正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


高炉スラグ

高炉スラグは、鋼をつくる過程で生まれる副産物のことだ!

そうだね。
例えていうなら、天ぷらを揚げたときにでる「天かす」のような存在かな。

これをゴミにせず、再利用(再生品の利用)しているので「環境にやさしい」というわけだ。
天かすだって再利用するよね。

高炉(こうろ)というのは、鉄鉱石を溶かして鋼を取り出すための巨大な釜と考えてほしい。※似た用語に「電炉(でんろ)」があるのですが、今回は省略するね。

鉄鉱石には鉄、シリカ、アルミナなど鉄以外の成分が入っている。

これらの不純物を取り除いて「鉄」だけを取り出すために高炉で溶かすんだ。高炉の中には、鉄鉱石やコークス、石灰石などを入れる!

これを一緒に溶かすと「鉄」と「それ以外の物」が取り出せる感じ(※かなりザックリ説明しているよ)。

この時「それ以外の物」は、作る目的の無かった副産物だ。
この中に高炉スラグがある。

ちなみに高炉メーカーは2024年現在で3社のみ。

  • 日本製鉄(旧新日鐵住金)

  • JFEホールディングス

  • 神戸製鋼所

高炉の詳細はコチラをご覧ください⇒ http://kentiku-kouzou.jp/koukouzou-kourozai.html

「高炉スラグ」と聞くと未知の単語で驚いてしまうけど、内容は簡単だよね。

覚えやすいかわからないけど、ゼロ所長は高炉スラグのことを、天ぷらを作るときの「天かす⇒天かすは再利用品」と思っているよ笑!

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 高炉スラグは、鋼をつくる過程で生まれる副産物

  • ゼロ所長としては、天ぷらを揚げたときにでる「天かす」のような存在

  • 副産物を廃棄せず、再利用(再生品の利用)しているので「環境にやさしい」

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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