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極限鉛直支持力と極限鉛直支持力度の違い【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は、極限鉛直支持力と極限鉛直支持力度の違いについて考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
基礎の極限鉛直支持力は、支持力式により求める場合、基礎の底面積と極限鉛直支持力度の積として求められる。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
極限鉛直支持力極限鉛直支持力度
何だか難しそうな用語ばかりだね。
でも、この問題の本質は難しい用語の意味じゃあない!
簡単にいえば「支持力と支持力度の違い」を理解しているかだ。
極限鉛直支持力は、基礎が支持できる極限(簡単にいうと最大)の力だ。
基礎に作用する外力が極限鉛直支持力を超えないよう設計する!
そうすれば安全だ。
本当にざっくり書くけど、極限鉛直支持力を増やす具体的な方法に、基礎断面を大きくする等がある。
なんとなくイメージできるよね。
はい、ここが重要。
極限鉛直支持力の単位は「kN(キロニュートン)」を使う。
じゃあ、極限鉛直支持力度はなんだろうか。
極限鉛直支持力度は「単位面積当たりの極限鉛直支持力」なんだ。
建築の構造力学には応力と応力度があるよね。
これと同じことで、応力度は単位面積当たりの応力を意味するね。
建築の世界では「○○度」がつくと、単位面積当たりのを意味するってこと!
よって、極限鉛直支持力度の単位は「kN/ m^2 」なんだ。
だから、単位をみて分かるように「kN=m^2×kN/ m^2 」で計算できるよね。
前述したように基礎断面を大きくすると、極限鉛直支持力は大きくなる。
これは「極限鉛直支持力=基礎底面積×極限鉛直支持力度」という関係だからなんだ。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
極限鉛直支持力は、基礎が支持できる極限(簡単にいうと最大)の力
極限鉛直支持力度は「単位面積当たりの極限鉛直支持力」
極限鉛直支持力の単位は「kN」
極限鉛直支持力度の単位は「kN/ m^2 」
極限鉛直支持力=基礎底面積×極限鉛直支持力度
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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