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張間方向と桁行方向の必要壁量

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は張間方向と桁行方向の必要壁量について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

平面が長方形の建築物において、必要壁量が地震力により決定される場合、張間方向と桁行方向の必要壁量は異なる値となる。

正解は・・・×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


必要壁量

必要壁量 は地震に抵抗する耐力壁の量。

木造住宅の必要壁量は、 床面積と屋根の重さや階数で変わる係数をかけて求める んだ。

瓦屋根のように重い屋根を使うと必要壁量が大きくなるぞ。

重い建物は地震力が大きくなるから、その分、地震に耐える壁も多くなるってことだね。

張間方向

張間方向 は、建物の短手方向(平面形状の短い方向)。

たとえば、8×40mの建物の張間方向は8mの方向。

簡単だね。

桁行方向

桁行方向は建物の長手方向(平面形状の長い方向)。

たとえば、8×40mの建物の張間方向は40mの方向。

張間方向と桁行方向の必要壁量

本問題は必要壁量の求め方を理解していれば間違いだと気づくと思う!

必要壁量の計算式はこんな感じだ。

必要壁量=床面積×階の床面積に乗ずる数値

階の床面積に乗ずる値は 「屋根の重さ」、「階数」で変わる。
イメージとしては「重さみたいな値と考えておけばいいかな。

「床面積」や「階の床面積に乗ずる数値」は、方向が変わっても同じ値だよね。

つまり、 必要壁量は方向が変わっても、で全く同じ値 なんだ。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 必要壁量 は地震に抵抗する耐力壁の量

  • 「床面積」や「階の床面積に乗ずる数値」は、方向が変わっても同じ値

  • 必要壁量は方向が変わっても、で全く同じ値 

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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