
柱梁接合部のせん断耐力と主筋(一級-15年-学科4)
こんにちは、ゼロ所長だよ!今回は、一級建築士試験の問題文を解説していくよ。
今日は柱梁接合部のせん断耐力と主筋の関係について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
柱梁接合部のせん断耐力は、一般に、取り付く大梁の主筋量を増やすと大きくなる。
正解は・・・ ×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
少し専門的な話だけど、重要なポイントを押さえて試験対策に役立てよう!
答え
×(誤った記述)
今回の問題文の主張は誤りだね。柱梁接合部のせん断耐力は
接合部の形状
コンクリートのせん断応力度
接合部の有効な幅、柱の高さ
などが影響するよ。
一方で、帯筋や主筋の量は、直接的な影響を与えないんだね!
大事なことだからもう一度いうね!
柱梁接合部のせん断耐力に、帯筋や主筋の量は影響しない!
重要だから覚えておいてね!だから、大梁の主筋を増やしても、せん断耐力を向上させることにはならないことを覚えておこう!
各用語の解説
各用語を解説していくよ
柱梁接合部
柱と大梁が接する部分で、構造全体の力の伝達において重要な役割を果たすんだね。

安定性確保のための設計が求められるので、正確な解析が必要してみよう
せん断耐力
部材が横方向の力(せん断力)に耐える能力を指すよ。接合部では、形状や材料の性能で決まり、主筋量自体は直接影響しないんだね
大梁
柱と柱をつなぎ、上部からの荷重を支える主要な梁であるよ。
大梁の配置や設計は、接合部の挙動にも影響を与えるけど、主筋量増加がせん断耐力に直結するわけではないんだね
主筋量
コンクリート内部の主要な鉄筋の量を指すよ。一般の曲げ耐力には大きな影響があるが、接合部のせん断耐力に関しては決定的な要因ではないんだね

各用語の詳細な解説は、解説サイト建築構造の基本も参考にしながら理解してみよう
まとめ
これまでの解説内容を、ポイントごとに箇条書きで整理してみたよ!
接合部のせん断耐力は、接合部の形状、コンクリートの許容せん断応力度、接合部の有効幅、及び柱せいで決まるんだね
大梁の主筋量や帯筋量は、せん断耐力の決定要因には含まれないんだね
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参考
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