即時沈下と圧密沈下の違い【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は即時沈下と圧密沈下の違いについて考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
地盤の沈下には即時沈下と圧密沈下があり圧密沈下は、砂質地盤が長時間かかって圧縮され、間隙が減少することにより生じる。
正解は・・・ ×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
即時沈下と圧密沈下の違い
沈下には2種類あるんだ。
即時沈下(そくじちんか)
圧密沈下(あつみつちんか)
どう違うのかというと、分かりやすいのは「沈下の生じる速さ」なんだ。名称の通り、即時沈下は即時、沈下すると覚えればいいね~。
即時沈下⇒ 短時間に発生する沈下(すぐに沈む)
圧密沈下⇒ 長時間かけて生じる沈下(ゆっくり沈む)
即時沈下、圧密沈下の詳細な解説は別記事を引用するね!
さらに「土の種類」により即時沈下と圧密沈下のどちらが生じやすいのか決まるよ。
即時沈下⇒ 砂質地盤で起きやすい
圧密沈下⇒ 粘土地盤で起きやすい
問題文は「圧密沈下は、砂質地盤」と書いてあるので誤りだね。
混同しやすい用語を狙った問題なので注意しよう。
覚え方としては、即時沈下と圧密沈下の現象を身近な物でイメージすると良いかな。
公園の砂場を思い出してほしい。サラサラの砂で、砂場を足で踏むと足跡がつくね。
つまり、足で踏んだ瞬間に沈下した(即時沈下)ということだ。
また、粘土で遊んだことを思い出してほしい。粘土は粘り気があって力を加えると「ぐにゅ~」と変形するね。
粘土の「ゆっくり変形する」ことを思い出せば、圧密と結びつくよ。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
即時沈下⇒ 短時間に発生する沈下(すぐに沈む)⇒ 砂質地盤で起きやすい
圧密沈下⇒ 長時間かけて生じる沈下(ゆっくり沈む)⇒ 粘土地盤で起きやすい
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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