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耐震等級の考え方【建築士試験】

こんにちは!ゼロ所長です。

今日は耐震等級の考え方について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「耐震等級」において、等級1は、等級2に比べて、より大きな地震力に対して所定の性能を有していることを表示するものである。

正解は・・・ ×となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。


耐震等級

耐震等級地震に対する建物の強さ(耐震性)を表す指標なんだ。
意味自体は簡単なんだけど、よく、耐震等級1と3のどっちがグレードが高いのか混同する人も多いね~。
気持ちはよくわかる!
耐震等級2はどっちにしろ真ん中のグレードだから覚える必要なし!
耐震等級1と3の違いを明確にしておこう。

耐震等級のグレードは3段階あるんだ。
耐震等級1~3はそれぞれ下記の通り。

  • 耐震等級1 ⇒ 建築基準法による最低基準と同程度の性能

  • 耐震等級2 ⇒ 耐震等級1の「1.25倍」の地震力に対して所定の性能を満足

  • 耐震等級3 ⇒ 耐震等級1の「1.50倍」の地震力に対して所定の性能を満足

ちょっとややこしいんだけど、より大きな地震力に対して設計する方が「耐震性能は高い」という意味だから、耐震等級3が最もグレードが高い。

覚え方としては・・・
耐震等級1は「1.00倍(=建築基準法の基準と同じ)の1」 かな。

あるいは、耐震等級が1⇒2⇒3と大きくになるに従って、性能の値も1⇒1.25⇒1.5と大きくなると覚えても良いかもしれないね。

まとめ

よし。これまでの情報を元に整理しようか。

  • 耐震等級地震に対する建物の強さ(耐震性)を表す指標

  • 耐震等級のグレードは3段階ある

  • 耐震等級1は「1.00倍(=建築基準法の基準と同じ)の1」 と覚えておけばよい。等級が2、3と増えると、耐震性能も高くなると覚えておこう

こんなかんじで問題を解けるよ。

参考

最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。

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