鉄筋コンクリート造の計算ルート【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は鉄筋コンクリート造の計算ルートについて考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
高さ10m、 鉄筋コンクリート造 、地上3階建ての建築物の場合、鉄筋コンクリート造の 柱・耐力壁 の水平断面積が規定値を満足しているので、 保有水平耐力 の算出を行わなかった。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
鉄筋コンクリート造の計算ルート
高さ20m以下の鉄筋コンクリート造では、所定の壁量を満足させることで
保有水平耐力の確認が不要となるんだ。なお、壁量は耐力壁の量を意味するよ。
木造建築では、耐力壁の長さに壁倍率を掛けた値を集計し、壁量とする。
鉄筋コンクリート造では、柱や壁の断面積を集計し、所定の計算を行い壁量とする。
具体的には、鉄筋コンクリートの壁を、各方向に配置して所定の壁量を満足させるんだ。
このように所定の壁量を満足させる構造計算の方法は「ルート1(構造計算ルート1)」というよ。
ルート1は建物の強度を高めて地震に抵抗する構造計算法であり、強度を確保するために鉄筋コンクリート壁を配置するのだ、と覚えておこうね。
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
高さ20m以下の鉄筋コンクリート造では、所定の壁量を満足させることで保有水平耐力の確認が不要
所定の壁量を満足させる構造計算の方法は「ルート1(構造計算ルート1)」という
ルート1は建物の強度を高めて地震に抵抗する構造計算法であり、強度を確保するために鉄筋コンクリート壁を配置する
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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