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地盤の許容応力度の大小関係【建築士試験】
こんにちは!ゼロ所長です。
今日は地盤の許容応力度の大小関係について考えるね。
こんな問題が出題されることがある。
地盤の許容応力度の大小関係は、一般に、岩盤>密実な砂質地盤>粘土質地盤である。
正解は・・・ 〇となるのだけど、なぜだかわかる?
知識ゼロの人が読んだら意味不明の文章だね。
一緒に考えてみよう。
地盤の許容応力度の大小関係
全ての建物は地盤の上にたっているよね。
だから地盤には、建物の重さに耐えられるような「強さ」が必要だ。
地盤の強さを「地盤の許容応力度」という。
また、構造設計の実務では「 地耐力 (ちたいりょく)」と言うことも多いよね。
さて地盤の許容応力度は、土の種類で変わる。
水っぽくて緩い土は柔らかくて弱いけど、岩のように固い土は当然、許容応力度は大きな値になる。
地盤の許容応力度は計算で求める方法が一般的なんだ。
計算には「N値(えぬち)」という値が大きく関係するよ。
N値が大きいほど地耐力も大きく、N値が小さいほど地耐力は小さいということだ!
N値を調べるためには標準貫入試験という試験を行うよ。
一般的にボーリング調査というものだね。
ただし費用の都合上、標準貫入試験を行わないケースもあるんだ。
このとき「地盤の種類」が分かっていれば建築基準法施行令93条より、地盤の許容応力度の目安が表で示されている。
93条によれば地盤調査を行わない場合の、地盤の許容応力度(長期)は、
岩盤 =1000kN/m^2
密実な 砂 質地盤=200kN/m^2
粘土 質地盤=20kN/m^2
と定められているんだ。
本問題に関していえば、岩盤、砂、粘土の順に「弱そうだ」というのは一般的な感覚から理解できると思うよ!
まとめ
よし。これまでの情報を元に整理しようか。
地盤の許容応力度は、土の種類で変わる。
水っぽくて緩い土は柔らかくて弱いけど、岩のように固い土は当然、許容応力度は大きな値になる
岩盤、砂、粘土の順に「弱そうだ」というのは一般的な感覚から理解できる
こんなかんじで問題を解けるよ。
参考
最後に参考にした記事を掲載しておくね~。それでは~。
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