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私が羞恥心を捨てた日。

試験が終わると脳が疲れ果てているということを経験したことはないだろうか。

そう、あれは第254回のTOEIC受験を終えたあとのこと。
その時はReading疲れもなかったのだが、Go To Eatキャンペーンの恩恵を受けようと予めある店を予約していたので、その足で向かうことにした。

そのお店とは、
スイーツパラダイス 名古屋スパイラルタワーズ店である。
店内はピンクの壁紙で彩られ、ハートの形をした椅子が並んでいた。
男性客は全体の1割にも満たず、言わずもがな一人で来ている男性客はいない。

着くや否や来るところを間違えた、と思うも予約の時刻となり私はカウンターへと歩を進めた。
「1名でご予約の○○様ですね?」
あろうことか私はオンラインで予約をしていた為にフルネームが店員さんに知られていたのである。
追い打ちをかけるかの様に案内された席はほぼお店の中央に位置する二人席
辺りを一瞥すると、心なしかこちらを見て嘲笑されているような感覚に陥る。

その時私はこう考えた。

「これはきっと試練に違いないッ。私は試されているッ!!!」

私は沸き上がる羞恥心に抗うべく、カバンを対面の椅子へと置いた。
それはすなわち完全に一人で来ていることを表す。

周りの目には彼女がいない可哀想な人、彼女に予定をすっぽかされた哀れな男、と映っているというところだろうか。
はたまた、目の保養にきた変態に思われていてもおかしくない。

…ここは私自身の尊厳の為にあえて触れておくのだが私には約2年半を共にしている彼女がいる。

話は戻るが、初めの数分こそ羞恥心を感じていたのだがここである疑問が私の脳裏に浮かぶ。
「世の中の何割の男性がこの状況に耐えうるのだろうか。」
きっと多くはいないだろう。

その考えは私に世の中の男性に対する僅かな優越感を与え、スイーツをワイワイ選ぶ女子を待つ間も、使用したプレートを店内最奥へ返却に行く間も羞恥心を忘れさせてくれた。

こうして私は長くも短くもあった50分という時間を経て、羞恥心を克服…

否、羞恥心を超越したのである。

今回は思いがけずであったが精神力が鍛えられた。
こうして少しずつ苦手を克服していくことが将来の糧となるので皆さんも日々なにかに挑戦しては如何だろうか。

TOEICで高得点を効率的に取る方法を紹介しているのでそちらも是非読んでください!

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