寝てると明日が来るよ
ひとつ、自分語りをしよう。
年が明けようがおめでたいのは俺のあっぱらぱーな頭だけだし、なんかおめでとうと言うと負けた感がある(なんで?)ので正月は目上の方以外には意地でもおめでとうと言わない主義である。
そんなわけで2022年も終わってしまい、令和ももう5年目に突入した。
毎日寝てるだけなのになんでこうも時間は進むのだろうか。
眠るという行為は最高だ。のび太くんみたいなことを言うが本当にそう思う。
現実から目を背けられるし、夢を見られる。気持ちもいいし、幸せだ。
ただ、時間が過ぎていくのはいただけない。
寝てる間って、時間を跳ばしてるような感覚に陥る。
「あれ?もう朝?なんか寝た気がしないな〜。」
こんな睡眠はすぐさまもしもボックスで会社に『二度寝休暇』を導入するべきだ。あるいはタイムマシンで寝る前に戻ってもう一回寝るべきだ。
しかし自分はのび太くんと違ってドラえもんという親友が机の中からまたは押し入れの中から出てきてはくれないので、過ぎてしまった時間に涙を流すしかない。
ああ、明日が来ないならずっと寝てたい。
しかしそれは永眠と変わらない。
死ぬほど寝たいが死にたくはないのだ。
時よ止まれ、お前は虚ろ目くしくし。と呟きながら、止まらない時計の針やカレンダーのページを憎む。
そうか、これが冒頭の負けた感の正体なのかもしれない。
人類が過ぎ行く時間に勝てる日は来るのだろうか。
とかなんとか書いていたら日付が変わった。
今のところ、自分はやって来る「明日」に勝てない。立ち向かうことすらできない。悔しい。悔しいのでふて寝てしまおう。
おやすみなさい。