時は解決してくれない
「時間が解決してくれる」なんて言葉があります。
それなりに長く生きてきて感じてきたのは、「時は解決してくれない」と言う事。
「いや、そんなことはない」とおっしゃる方もいるでしょうし、こういって言っている自分も、実は解決してくれていたと感じる事はあるのです。
1.人生は毎度区切り良く動いてはいない
しかし、ただただずっと、防雨風や寒さ厳しい冬が通り過ぎるのを待っているだけでは、時は変わらないです。
防雨風と冬を例にしましたが、これらは天気や季節。
木星や天王星にいない限り、日本のような四季がはっきりしている国にいる限りは、そう長い事なく、いつかは、その雨も冬も終わるでしょう。
でも、人生はどうでしょうか?。
そんな区切り良く、人生送る事ができるでしょうか?。
2.時を待て
「時を待て」と言う言葉もあります。
「機会をうかがえ」と言う事です。
ただただ、毎日を時間が過ぎるのを待っているだけでは、「機会喪失」するだけです。
喪失しないようにするためには、「行動し続ける必要」があります。
しかし、行動というと、自ら動く事のみを想定されるでしょうが、種をまいておいたり、水面下で力をつけ続けたり、アンテナを立てておく行為も含まれます。
3.座して待つ
「座して待つ」と言う言葉もあります。
これは、ただ座って待っているわけではなく、あらゆることをやってみて、後はその網にかかるのを待つというものでありますが、案外「あらゆること」は人はやれていないものです。
また、やったつもりでも、見当違いの箇所に網を張ってしまったり、実は破れていたりという「落ち度」もあるものです。
4.機会のつかみ方になる
自ら行動しなくても、変わり目となる風を運んでくれる方や機運に遭遇するケースもあります。
でも、どうでしょうか。
独りぼっちで、孤独で時間を過ごしていて、そういった機運を得られることはあるのでしょうか?。
多分、無い気がしてます。
独りぼっち、孤独であっても、今やTV、ラジオ、ネット、あるいは民生委員や地域住民と絡んできます。
そういったことがない方は、孤独死となってしまうのでしょう。
話が飛んでしまってますが、潮目を見るにも、相応の力がいります。ないからこそ、機運を喪失してしまうのです。
また、自己隔離してしまうがために、機運を運んでくれる方や情報を得る事もできなくなってしまうのです。
自分のこれまでの会社人生に焦点を当てれば、「時間は解決してくれませんでした」。むしろ悪い方向でした。
そこには、自己隔離してしまっていた時もあったからです。
行動をしていても、全くの方向違いでもありました。
機会をどう得るか。
その間、どう悩み、どう行動するかで、その結果として「時が解決してくれた」だけだと思います。
まあ、病気や他人の信条は、時が解決してくれるものとは別物ですけどね。