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コロナ、在宅勤務で変わった事

 今日で2月終わり。
 コロナのニュースで騒ぎ始めたのが、1年ほど前だったかと記憶してます。
 昨年退職しましたが、まだこの頃は在籍中。
 3月頃から段階的に在宅勤務化となりましたが、月に4~7日くらい、出社しなくても仕事ができる日を各自で決めて、なるべく部内で一斉に人がいなくなることが無いように決めてました。

 次第に世間では問題視され始めるようになったのが、4月頃だったかと。
 3月には取引先で感染者が出たという事で、関係営業社員が早速検査と自宅待機。それを踏まえて、少し在宅日を増やそうという動きになりましたが、オーナが用もないのに出社するので、社員がいないとまずい事もあり、間接部門はほぼ出社していたというオチです。

1.在宅勤務とテレワークの違い

 間接部門ですと、どこの会社でも在宅しない事が多いようです。
 窓口業務という事もあれば、紙関係の業務があり得もしますからね。

 では、社内SEはどうかというと、前職では社内SEの地位が低く、間接部門業務兼務でしたので、あまり在宅できませんでした。
 退職して、2社ほど派遣で仕事をしましたが、2社とも完全にSE職はテレワーク体制でした。
 情報部門の取組み意識の違いが出ているなと。

 さて、そんな在宅勤務ですが、テレワークやリモートワークとあれこれ言葉が出てきてます。
 同じなのか違うのか?です。

 広義的には同じでしょう。
 社外で仕事をする事ですから。

 狭義的には、自宅で仕事をするか、社外自宅外で仕事をするかであり、その場所で仕事を完結できるのか、社内のパソコンやサーバに入らないと仕事ができないのかの手段での違いのような気がします。

2.在宅勤務の問題点

 リモートワークもテレワークも同じように思えます。
 さきほど、場所の意味合いを取り上げましたが、自宅から会社のパソコンに入って仕事をしていれば、リモートワーク(テレワーク)になるのだと思います。

 しかし、そうでない場合、自宅で何の仕事をしているかです。
 伝票や書類を自宅に持ち帰って仕事をしている方もいますが、危険ですね。
 なので、禁止しているとなると、会社のパソコンにも入らず、Webシステムも導入されていないと、仕事らしい仕事はまずないのではないか?という事になります。

 だから出勤させる
 一応、サラリーマンは時間に縛られた働き方です。
 その為、何をしているのかわからないという事もあるでしょうが、『出社する事に意義がある』という見方をしている上司や会社が多いのだと思います。

 あらかじめ、自宅でできる仕事を決めておく必要があるでしょうが、実際にできる仕事が無ければ、モラトリアムのような事になりますね。

3.在宅勤務で変わった事

 1)会社

 まず、前職の会社で変わった事は何かというと、出社しない社員がローテーションのようになった以外、「何も変わってないです」。
 仕事の仕方、取り組み方、何も変わってません。

 辞めてから半年近く経ちますが、未だにリモートツールが正式導入されてません。私は、4月に試験的に幾つか使って、自宅でリモートワークしてました。
 それを決めるのが、実は総務経理部門長であり、取締役という会社でした。

 つまり、『ITわからない者が、実験握って、適当にこなして、時間を過ごしているだけ』の会社だったのです。
 そういう会社多くありませんか?。
 ITにおいて、全てレガシー。業務もレガシー。

 そういったIT周りと、SE職をないがしろにしている企業に何年もいた事で、今回のコロナできっかけとなり退職したようなものです。

 少ないながらも在宅勤務化になった事で、『会社(経営陣含め上司ども)の意思決定の弱さと、迷惑なプライドに翻弄される立場でしかない』という事が露呈されました。

 2)自分

 当初は、通勤から解放されて喜んでましたが、昼食時間を狙って電話をかけてくる上司に嫌気がさしてきました。
 自宅にいても満足に昼食時間が取れない。
 ですので、定時にはメール投げて終了してました。

 余計に腹が立った勤務体制でした。

 そういった事もあり、次第に鬱積が溜まり、ある出来事で辞めたようなものでした。

 実際有給消化しての退職でしたが、その間は全く仕事せず、やっておきたかった事に朝まで試してました。
 ですが、過去日記で書いた通り、次を決めずに辞めた事もあり、辞める直前から次の仕事が決まるまでの間、猛烈な後悔と淋しさとイライラが発生。
 後悔は、次が決まってなかった事であり、決まっており納得できる職場なら起きるものではありません。
 ですが、「淋しさ」と「イライラ」というのは、今回初めての出来事でした。

 そもそもすぐに会える知人もおらず、独身でもあります。
 在宅勤務中も一人です。
 ですが、その時は何とも感じなかった事が急にそうなってしまいました。
 在宅勤務が引き金だったのかもしれません。
 その後の派遣先においては、ほとんど出社している人がおらず、会話もほとんどなし。
 余計にさみしさ感じたのでしょうね。
 気持ちがおかしくなっていたようです。

 退職後、気持ちを和らげるために、1時間ばかりの電車旅をしてみたり、ウオーキングしだしてみたり(ひどい時は、朝も夜も1時間以上)で、最後に泣きついたのは、実家の母。もういい年なのにです。
 それから、数日おきに食事をしに戻ってます。
 狭い部屋で、食事するテーブルもない為、食生活はあまりよろしくはありませんから、その改善と思われるかもしれませんが、『誰かと話しをしたかった』のです。
 何十年、あるいは長期ホテル出張も経験しましたが、一人で取る食事のわびしさを感じてもしまいました。
 在籍中、次の職場でも、昼は一人でした。
 帰宅後も、食事は一人。
 全く問題ではありませんでしたが、コロナによる在宅化と退職により、『全く(少し言い過ぎですが)人と接する機会がなくなった』事が原因のようです。

 その為、実家に戻って会話をするようになりました。
 家に居るのも辛くなったので、外に出てウオーキングするようにもなりました(最近は、1週間に一度程度)。
 それまでした事がない、新しい趣味の為、教室に行くようにもなりました。
 退職前から次が見つからず、見つかっても面接日に都合付かずで、退職後も悩まされましたが、2社も仕事できました。

 『悪い事ばかりではないんだよ』。
 『コロナで、改めて自分見つめなおしができたんだよ』。
 『親とも少し改善でき、自分の事を理解してもらえたんだよ』。
 何とかそう思って過ごしてます。

 


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れいし(ある50代が日々思う事)
情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。