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4.アラフィフでも転職できます。アラフィフでも正社員で再就職できました(ってできます) その1

 アラフィフでも、正社員として再就職は可能です。
 しかも私の場合、前職退職後、無職を経ての転職です。

 この記事は、内定を頂いた時に書きました。
 まだ試用期間ですので、切られなければいいのですが。

 過去にこのような記事を書きました。

 アラフィフどころか、それを過ぎた方でも、私の周りでは正社員として転職された方がおります。
 「特殊なんだろ?」と言われてしまえば、そうかもしれません。

1.皆が思い描くアラフィフ転職って?

 恐らく、皆さんが意識している転職とは、次の事柄が全てクリアされての出来事ではないでしょうか?。
 ・正社員での転職であること
 ・前職と同等か以上の年収
 ・離職率が高くない企業や業界への転職(つまり、敷居が低くない転職)
 ・希望がほぼ全て叶う転職

 これら40代前半までならありかと思いますが、アラフィフ以上では、「かなり難しい」です。

 アラフィフなら管理職経験もあるでしょう。そうなると年収も7・800万以上とか。転職と言っても、ヘッドハンティングや縁故採用に出向だと「ちょっと違うな」と感じるケースもあるはずです。
 ですので、「その年齢の転職というのは、そういうケースか、都落ちしかないだろう」と思われるでしょう。自分もそういう目で見てました。

2.周りはいろいろ

 確かにそういった方もおられますが、私自身は「意味合いは違う」と感じてます。
 特に再就職までの「流れ」に意識を置き、自身で転職先を選ぶというスタート行為から、結果として正社員というのが転職と位置付けているからです。縁故採用や出向は、転職というイメージとは違う気がしてます。

 そこで、以前書いた内容で取り上げた方々を見て頂ければわかるとおり、ほぼ皆、通常の流れで正社員として転職しており、私も転職を成功させました。

 しかし、皆一様に以前と同じ状況ではない事が注意点です。

3.それまでの環境と同じわけにはいかない

 よく大手で管理職をされた方が転職するにあたり、同等の年収とポジションを要求するそうですが、それはまず無理でしょう。
 理由は、「前職と同じ企業は存在しないから」です。

 そもそも管理職だった方ですが、管理職なんて、企業ごとに役割や権限内容が異なります。まして年功序列の企業にいれば、現場から離れた無能者扱いともとらられもします。

 例えば、前職で部長をしてましたと言われても、一体何名の課長と何名のメンバを抱えた部署で、どれだけの予算取り権限があったのでしょうか?。
 それらの経験や構成がないまま、次の企業の面接で「部長してました」と言っても、「うちでは、その程度だと課長以下」と言われるかもしれません。

 また、企業によっては、同等のスキルやキャリアであっても、年収が低いケースもあります。むしろ前職が高すぎと言われるのが普通でもありえます。

 私のように管理職経験無し、年収も低い者にとっては、それ以上のポジションと年齢的に平均ともいえる高年収を提示されただけで、もう予想外と思えればノー天気な幸せ者なのでしょうけど、家族やローンも抱えている方に取っては、青天の霹靂の如く、「どこもない」状態に陥るのが普通ではないでしょうか?。

 私のこれまでの経歴から、大手で管理職をされた方で、同じ規模の企業に管理職で転職された方は、縁故採用か出向者以外「おりません」。
 これは、私自身、昔からある大手のいたわけではない為、環境の違いで、「いない」のだとも言えますが、ほとんどの方はそのような環境での転職ではないでしょうか?。
 つまり、前職と同じものを求める転職は「難しいよ」というわけです。

 前職での管理職をみていると、とてもそれまでの企業での管理職、特に課長クラスをみていると、とても課長としての役割を担っておらず、単に年功序列や経験年数で上がっていっただけの部付きでの名目上の肩書だけの存在であり、優越感に浸っているだけにしか思えませんでした。
 そういう方が、転職先で管理職を名乗っていても、到底使い物にならないケースは多々あるのではないでしょうか?。
 この点からも、企業が求めるポジションに空きがない、同等の年収を得らえない事にもなりえます。

 そもそも企業で得られた管理職位なんて、ねずみ講と同じです。メンバのいる課長や部長なんて、元締めなものと同じです。利益配分で年収も変わってくるのですから、当然会社代われば配分も変わるよねと。

4.特殊な仕事か?

 「特殊な仕事でなければ、アラフィフの転職はできないのか?」という点は、恐らく特殊でなければ、更に転職は難しいかもしれません。
 誰でもできる仕事となると、それこそパートやアルバイト、あるいは離職率が高く、人手不足の企業や業種への転職しかないかもしれません。

 この点は、キャリアが関係してきます。
 もし、管理職経験者を募集している企業であれば、前職も企業が求めるクラスの管理職経験者しか選考が通らないでしょう。
 特別なスキルを持っている人を募集しているのであれば、やはりその手のスキルで働いていた方が通過するわけです。

 つまり、「敷居が高くなっている」わけです。
 その点から、「特殊な仕事を経験している必要がある」とも言えるのではないでしょうか?。

 以前書いた内容で、取り上げたある人や私もエンジニアです。
 そして、企業が求めるポジションや仕事内容にマッチした経験があるかを求められてます。
 あるいは業種が違えど、ある職種を求めており、多少なりとも企業が求める条件に一致した方です。
 当然に異業種で、人手不足の業界をたまたま希望して、転職を成功させた方もおります。

5.働き方を変える選択

 ここまでは、年収やポジションを視点に書きましたが、この年齢ゾーンになると、それまでバリバリ働いて来たので、少しゆっくりしたいとか、介護が関係してもきます。
 そうなると、働き方を変える転職も大いにあり得ます。

 実際にそういう方を多く見聞きしてきました。
 当然なのか、それまでの年収は以上にダウンし、ポジションと言っても中小の良くて管理職に収まる事になるでしょう。
 介護の場合は、特に課題満載になりえるでしょうが、仕方がない事情でもありえます。
 今でも、大手でない限り、介護休業が無い企業は普通にありますからね。

 そこで、果たして生活できるのか?です。
 それを考慮しないと、特に家族やローン持ちの人は、途端に行き詰まり、定年後の貯蓄や年金が大きくダウンするはずです。
 ですが、そういった壁が無ければ、選択としては有りではないでしょうか?。投資や副業で補填するというやり方もありますしね。

 アラフィフ以上の方を対象として書いてますので、20・30代の方には、当てはまらない内容ですが、最近地方移住でのテレワークをする方も増えていきました。
 テレワーク可能な職種でない限り、住んだ事が無い地方移住は、その後の生活資金に影響がでるとも、自分は感じてます。

 地方暮らし、そんなにいいですか?。
 不便ですし、物価が安いとは限りません。
 定年で地方の実家に移り住んだものの不便過ぎて、その実家を売り払い、都心郊外のマンションを買って戻ってきたという夫婦の記事を、10年程前によく目にする事がありました。

6.終わりに

 まずは、その1として書きました。
 ここまで書いて、最後にどんでん返しの物言いになりますが、私の周囲で、それまで非正社員で働いてきて、正社員転職されたアラフィフの方は存じません。
 不可能ではないでしょうが、職種に左右されると思いますし、何らかの事情をお持ちならば、汲み取っていただける会社に巡り合わない限り難しいと感じます。

 あきらめれば、それまでですが、むしろ諦めてというか、別の視点で行動を起こす必要があるとも言えます。
 また、転職は時期が大いに関係もします。

 

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れいし(ある50代が日々思う事)
情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。