2020年振り返る
投稿数日前から、過去の行動や意識を振り返りました。
noteを書き始めたのが、昨年秋頃。
1ヶ月休職したついでに始めました。
ですので、1年ここにご厄介になっているわけです。
振り返れば、あっという間の1年。しかも書き始めて数か月後には年末という時期ですので、1年の節目を振り返る意味でも、良いのか悪いのか区切りよろしくなってます。
ですが、年をまたいでからは、それなりに時間の遅さを感じてました。
この1年、変わらぬ忙しさに加え、辛酸と苛立ちの毎日でした。
いえ、もっと何年も前から、そうでした。
1.2018年より前はどうだったのか?
会社での歯車が狂いだしたのは、7年くらい前だった気がします。
その時は、体調不良が原因でした。
しかし、しばらくの後復帰後は、元通りでしたが、やはり根底にある鬱積はなくならず、5年前から転職活動をし出してます。
3年ほど前がピークでした。
しかしながら、企業が提示する日時に伺う事ができず、ほぼ全て断念となり、渋々ワーカーとしての立場に我慢し続けて、「いつか転機が来る」と願いながら仕事をしてました。
2.2019年はどうだったのか?
春頃に会社の状況が変わらざるを得ない出来事があり、上層部の体制は変わりましたが、末端まで変わる事はなく、私自身は全く同じ状況下で過ごすしかありませんでした。
入社してから毎月のように社員が辞めて行くのを見て、それまでの会社でも同じような様相でしたので、「そういうもんだ」とみておりましたが、新卒入社組が長く居続ける一方で、若手や中途がすぐ辞めて行き、その分補充されていく光景を、毎月あるいは4半期タームで見ていると、どうにもやりきれなさを感じてしまっておりました。
特に近しい者が辞めて行く事と、上層部の体制も変わった事が、「次は自分だ」と意識した事でしょうか?。
しかし、時すでに遅しという有様でもあったのです。
わかっていた事ですが、年々求められる業界のスキルと合わなくなってきている事と、年齢で次が見つからないのです。
「さっさと辞めれば良かった」。
そう思うも、先ほど書いたように、面接に行ける日程が合わない続きでしたから、渋々今の仕事を完遂させる事に力を注ぎこんできました。
そして、毎晩帰宅後、あるいは日曜の夜に、転職サイトとにらめっこで、寝るのが午前様という毎日でもありました。
3.2020年はどうだったのか?
ほぼ、惰性で動いてきた気がします。
しかし、やる事はやっており、本来の仕事以外に命じられる仕事も我慢して処理してました。
コロナの影響で、在宅勤務もしましたが、むしろ監視されているようで、ある月以外は、心安静に仕事できるものではありませんでした。
恐らく、そういった事もあり、昨年までの鬱積と不満に加味され、会社環境も若干変わっていた事で、「もういいか」という気持ちが出ていたのでしょう。
結果として、ある上司のやり方が元で辞めるに至りました。今回だけではなく、以前からそうであり、我慢し続けてきた事の際たる原因でもあります。
仮に居続けても、何年も同じことの繰り返しでしたから、いずれはおさらばしなければならない環境だったのです。
ですが、もっと前に辞めていた場合と今年辞めたのでは、心の状況がだいぶ違っていたはずです。
もし、昨年よりも前に辞めていれば、以前と変わらぬような心の有りようだったはず。どこか冷めてもいたからです。
しかし、今年辞めて、かなり引きずりました。
納得いってなかったのでしょうね。当然に次が見つからないままでもありましたし。
4.結局自分は何だったのか?
会社人間、仕事人間です。
会社人間というのは違うかな。1社ずっと忠誠誓ってきたわけではないので。
趣味的な事を仕事にしてきたわけですから、仕事が楽しければ、生活も楽しい人間です。
その為、その仕事を奪われてしまうと、他に生きる目的がなくなってもしまうのです。
ですが、以前にも似たように退職をして、無職の生活を何回か送ってますが、こんな心の有りようになったことは一度もありません。むしろ、清々してました。
その違いは、恐らく、
1)辞めた後でも直ぐに会える人、あるいは連絡取れる人がいた
もう10数年前になりますが、当時は、まだ同期や同級生と、すぐに連絡が取れていたのです。
しかし、それからは、家庭持ちが増えていき、また一層家庭中心になる事と、近隣にはいない為、早々会えなくなっております。
また、仕事以外での他の人との付き合いというものを、ほぼ持っていませんでした。コロナの影響で会えなくなった方もおり、この事も今回、確実に独居に近くなってしまってます。
ですが、幸いな事に、数年前にある事で知人となった方がおり、ネットで会話する程度のつながりは持ててます。これは、事前に手を打っておいて良かった事であると、自分の行動に自分に対して感謝してます。
2)実家暮らしで、うるさく言われるも、人がいない環境ではなかった
それまでは実家暮らし。
誰かしら家に居ますが、今は一人暮らしでだれも家にはいません。
去年までは、それでよかったのです。自分の城的な意味で。
ところが、辞めてから、人と接する事も話す事も全くなくなった。その為、実家に頻繁に顔出すようになってしまいました。
3)そもそも、それまでの企業では帰属意識が乏し過ぎた
帰属意識が乏しいのですから、会社という集団に愛想をもっていなかったのです。だから、辞めたとしてもなんとも思わなかった。つまり、プラス面が元々なかったので、マイナス面だけから逃避すればチャラというものでした。
しかし、今回は「長居し過ぎた」のでしょう。
特定の社員を除けば、それなりにあの環境は居心地よかったからです。
4)勤務地も収入もある程度不変だった
それまでは、勤務地が固定ではなかったケースがありました。帰属意識の欠落の一要因にもなりますね。
そして収入も安定してませんでした。
全て正社員でしたが、仕事上の出費が多く、会社は経費として認めてくれなかった為、それこそ生活できないレベルしか手元に残らないという月もありましたので、当然に辞めざるを得ない状況となってしまっていたのです。
5)背負う物事がなかったか、意識圏外だった
よく家族を持つととか、家のローンがという事で、「背負うものができると」と話が出てきますが、私にはそんなものはありません。
ですが、親の事が気がかりになりだしました。
辞めて初めて意識したのです。
当然に、定年後どうなるか、どうするか、年齢で次が見つからない事を目の当たりにされれば、自分の事も危うくなってきてしまってます。
「自分は孤独には勝てない」。そう感じました。
会社の人とプライベートでの付き合いはありません。あえて、しないようにしてきました。
会社社員以外で、なんだかんだで、連絡取れる方はいます。
まだ、親も親戚もいます。
しかし、年々昔と違って、そう簡単に連絡してもレスポンスが悪い。
その為か、こういう状況で、珍妙な精神状況を経験すると、今後更に孤独が現実となれば、一体どうなってしまうのか?と。
ここまで、お読み頂き、ありがとうございます。
5.これからどうするのか?
まず、心の状況は、そんな感じ。
仕事では前職長かった為か、次に求める事も、活躍できる経験や新しい学びがあるところなど、ごく普通の欲望もありますが、前職のような環境を求めてもしまっています。
ですが、コロナの影響で在宅化が進み、辞めてすぐの派遣先では、私一人という日もありましたし、社員が1割くらいしか出社しないというものでしたので、「馴染めそうにないな」と感じてしまいました。しかし、上長含め部門の方達には、親切に接して頂けたのは幸いでした。
そして、次の派遣先で就業してますが、前職と同程度の出勤体制で、さみしさはないのですが、入ったばかりで、自身が取り仕切る立場でもないため、これといった仕事もなく、ただただ研修と業務理解の日々で、あまり面白さを感じてません。これからなのでしょうが、時間がかかる通勤自体が苦になってきており、長く勤められそうにないなと弱気になってます。
在宅化は、今後二極化すると思われます。
今になって、やっと取り組み始めている企業もあります(中途募集で、その仕事内容が目立ってます)。
多分、今頃取り組んでいる企業は、在宅化は浸透しないでしょう。とりあえずの対応で、コロナが収まれば元通りになる。以前、よく見かけたフレックス制度と同じようなものです。
そうなると、在宅化が当たり前の職種ができ、在宅化前提での仕事のやり方となる。
ある意味、帰属意識がなくなるかもしれません。
それを恐れて在宅化させない企業も出て来るでしょう。
どちらがいいか。。。。
私自身は、在宅勤務を希望します。
通勤が苦ですし、親の事もあります。
「親は親」という考えもあるでしょう。私もそうでした。しかし、15年以上前だったか、ある大手企業で支社長か工場長まで上り詰めた方が、定年を前に、親一人子一人であった為、やむなく退職したという事を聞いたことがあり、またこれまでの仕事の中でも介護退職する方を見聞きもしてきた事、そして祖父母の事を思えば、よほどお金に余裕がない限り、他人頼みでいられないのが現実と感じているからです。
在宅ができないのであれば、近隣で非正社員で働くかです。
なかなか近隣で正社員で働ける企業が少なく、結果的に都内までという事になってしまう職種です。今から別職種で働くにも肉体労働しかないようで、それだったら長距離通勤と変わりませんし、収入もそちらの方がいいです。
人生うまくいかないものです。
うまくいかないから楽しいという人を見受けますが、ばくち打ちみたいで、全く私には理解できないです。そういう方は、それを楽しむ余裕があるのでしょうし、何らかの気持ちを含めた後ろ盾があるのだろうと。ちなみに、以前いた会社の社長がそういう方で、私が退職後の数年後に倒産してしまいました。
6.2020年何を学んだか?
「感情と家に居るような居心地さを会社に置くな」
それを学んだようです。
いずれ定年で去らねばなりませんし、倒産すれば同じです。
私自身、家庭を持つことを拒否していた事は、人生のマイナスでした。
しかしながら、熟年離婚される方もいれば、特に好きでもないのに結婚したという方もいるわけで、必ずしも家庭を持つことがプラスにはなりません。家庭をもっても、子供や相手に先立たれれば、家庭という集団がなくなってもしまいます。
お金に余裕があっても、心が空虚の方はおります。前のオーナーがそうで、仕事もせず、用もないのに出勤してました。老齢で家に居ても仕方なく、友人知人も乏しい為、会社に来てはTVを見て、社員にお茶をねだる人でした。
自ら社会に還元するなりして、交流を持てばいいのにとは思いますが、そういう感情はないというか、守銭奴的なのかもしれませんね。どこか、固執してしまっていて、心の解放ができないのかもしれません。お金を持っていようがいまいが、同じ状況なのでしょう。
つまるところ、会社や家庭以外での何かを持つ事。
それは、没頭できる趣味や友人、遊び仲間、副業仲間でもいいのです。わかっている人は、「何、今頃言っているんだ」と呆れる事でしょう。
ですが、多くのサラリーマンは、わかってないかもしれません。