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カジュアル面談と申しますが

 ここ数年、面接前に「カジュアル面談」というのをして頂ける企業が増えてます。
 これ、「選考前に少し会ってみて、お互いを知ろうよ」みたいなものです。
 
 と言えば聞こえはいいですが、企業ごとに目的が異なる事に注意です。
 しかも「カジュアル」という言葉に惑わされて、本当にカジュアルすぎる格好で会うのもリスクが伴います。
 
 これ、結構だまされるというか、フェイクそのものなんですよね。

 確かに選考前に会って、採用側は会社の情報の提供というか宣伝をし、応募者は質問をしたり、マッチした社風なのか、仕事が希望外でないかなど、それとなく探る事ができます。
 しかし、企業によっては、もうそこでランク付け(点数付け)され、ひどいところは一次選考になっているケースもありえることです。
 
 なんでこんなことをするか?
 私は人事でないので存じませんが、面接ともなれば、相応のセッティングをする必要があります。まして面接回数も決まっている企業が多い。
 となると、実面接前にお互いがお互いをふるいにかけて、無駄な時間を無くすためにしているものだと思うのです。
 要は、「たがいに探りを入れて、あたりをつける場」なのです。

 その為、この「カジュアル」という言葉を「衣服」と真に受けて、私服で受ける方がおりますが、リスクがあると言う事です。
 前述したとおり、企業ごとにその内容は異なります。
 もし、一次選考扱いであれば、私服の場合、マイナス評価されてしまいます。
 確実な選考扱いでなくとも、人は第一印象が記憶に残るものです。
 
 一次選考でなくとも、「もう採用人数達しました」というお祈りメールが来る事もありえます。
 一次面接の日程が先延ばしだったり、何度もリスケされるなんて時は、既にランク付けしている企業です。応募者のリスケは2回までと称して、4回も変えてきた家具会社が以前ありました。呆れました。
 あるいは、とりあえず一次面接には体裁として呼ぶが、既に落ちていると言う事で、大した面接にならない事もあります。
 本当にそういう会社は、上層部の暇つぶしであり、体裁でしかありません。
 
 ですので、言葉に惑わされることなく、面接と思って、カジュアル面談には望みましょう。

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れいし(ある50代が日々思う事)
情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。