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イギリスのらりくらり 2.5キロのコーン缶


特大のコーン缶と向き合う日がやって来ました。

開栓の日

総重量2550g。うち粒コーンの重量1500g。
数か月前にイギリスの知り合いから譲り受けて以来、特大缶詰が我が家のクローゼットで眠っておりました。
何がきっかけか、本日缶を開くことを決意したのです。

缶のラベルには、
「開封後は2日以内に食べきる」。
夫婦ふたりでは到底無理な話です。
したがって、コーンペーストにして小分けにして冷凍、というのが今回の作戦です。
いざ。

開栓

缶切りでくるりと。何ら問題ありません。

ボールいっぱいの粒コーン

煮る

我が家にはミキサーなどないので、圧力鍋で柔らかく煮て、つぶしたり漉したりしてペースト状を目指します。
15分間圧力鍋で煮て・・・まだはっきり歯ごたえあり。
さらに15分煮て・・・あまり変わらず。
ダメ押しの20分・・・多少柔らかさは増したものの、
目指していた「指で押して簡単につぶれる」という具合にはならず。
大豆や小豆と同様、圧力鍋で煮れば何とかなると思っていましたが、どうやらそうはいかないようです。

圧力をかけた後のコーン

つぶす?

とにかく潰してみます。家にある潰せそうな道具を総動員。
木べらとざる。すり鉢とこん棒。
とうもろこし、しぶとい。
いずれも不可能ではないけれど困難、ということが分かりました。
大量のコーンを前にちょっと途方に暮れる。

動員された道具たち

葛藤

粒のまま冷凍するべきだったか…いかんせん量が…
いや、ここまできたらペーストにこだわろうか。
しばし迷った末、我慢できずにブレンダーを買いに走りました。

再び、つぶす

一瞬の出来事でした。
15ポンドの電化製品のちからで、粒コーンはあっという間にペースト状に。
コーンの皮の部分すら、ぱっと見てわからなくなりました。

衝撃のスピードでコーンペーストが完成

最終的に、コーンスープが20杯作れる位のコーンペーストが出来上がりました。
一部は本日のごはんに。
あとは冷凍して、クリームパスタやトーストに乗せたりして使う予定です。

それにしてもブレンダーって便利なんだなぁ。
キッチン家電が増えるのが嫌で、日本にいる時も頑なに他の方法で対処していましたが、買ってしまったからには積極的にブレンダーを駆使した料理を作っていくしかありません。
気づけば頂きものを頂くために出費するという滑稽な事態となりましたが、最近落語を見ている影響かも。

とにもかくにもありがとうデビーさん。
これにて一件落着。

コーン缶の出所についてはこちら。↓


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