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「られる」クルマ

フィアットのパンダという車に乗っています。
・パンダに乗るようになってびっくりしたこと。
・パンダに乗るということ。
について考えます。


話しかけられる

パンダに乗って出かけると、話しかけられることがあります。
スーパーの駐車場、観光地の駐車場、ガソリンスタンド、あげくは信号待ちにも。
みなさん一様ににこにこして話かけてくださるので、私もへらへらしながら対応しています。

話しかけてくれる人は、大きく分けて2つ。
「パンダを知らない人」と「知っている人」です。

パンダを知らない人からは、
恐らく好奇心を持ってくれて、
「なんていう車ですか?」「どこの車ですか?」
など聞かれることが多いです。
(そのあと大抵「かわいいですね」と言ってくれる…)

パンダを知っている人からは、
「渋いの乗ってるね」「大事に乗りな」「部品はあるの?」「昔乗ってたんだよ」などなど。
この場合、壮年の男性であることがほとんどです。

好きで乗っている車だから、車のことで話しかけられるのは正直うれしいです。
パンダに興味を持ってくれた人には、パンダという名前を伝えるだけじゃなくて、「いい車なんですよ~」と一言加えたり。
パンダを知っている人には燃費なんかを伝えて、結構やるじゃん、と思って貰えたらいいなぁなんて思いながら、お話します。

ほんとうは「試しにちょっと乗りますか?」なんて言いたいくらい。
実際問題それは難しいので(希望があれば応じるつもり)、代わりに?
任意保険の本人限定解除をしています。
どういうことかと言うと、私以外の人が運転していて事故になった場合も保険が利くということです。
万が一にも、知人で運転したい人がいたらいつでも運転してもらえるように…
ごくごく小さな営業活動です。
(今までに運転したい!と言ってくれて実際に運転した知人は…5人くらい)

見られる

話しかけられる、ということは、見られている!
パンダを運転しているとたまに視線を感じます。
始めは自意識過剰かな?と思っていましたが、知人を助手席に乗せながらそんな話をしたら、「いや、見られてるでしょ」と。
恐らく、他の車に乗っている場合と比べれば、見られています。
私も気になるクルマは振り返ってでも見る派なので、とても理解できます。

でも、見られるとなるとへんな顔できません。
見られてる、と思うと嬉しいような恥ずかしいような、にやにやしたくなる気持ちが沸き上がってきますが、そんな顔で乗っていたら逆に恥ずかしいので、「平然と。でも愛想よく」というのが理想です。
表情までは見られていないと分かっていながらも、日々努力をしています。

そもそもパンダに似合う運転手像とはなんでしょう。
高級外車に乗る人の堂々とした感じでもなく、クラシックカーのような渋さでもなく。
パンダを運転していると、時折感じるのが、歩道との距離の近さです。
道行く人の話し声が聞こえたり、自転車の後ろに乗る子供と目があったり。
この感覚は…もしかして原付?
(ドアの薄さ、左ハンドル、夏は窓全開なことも原因。)

つまるところ、飄々とパンダに乗っていたい!
色々考えましたがこの一言に尽きるかも知れません。

街でパンダを見かけたら、遠慮なく近づいてみてください。

<パンダについては、こちら>


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