【cEDH】ハパチラ(2020/10/23)リストと解説 (Hapatra) EDH
古い記事ですがアクセスがあるようですで,ハパチラ関係の記事をまとめたマガジンを作成しました.最新のリストまですべて載っていますので,こちらを参考にして下さい.
大分前にmediumに投稿したもの(https://0gnv2hh.medium.com/f8e0b592c229)をこちらに再投稿します.
再投稿する理由は(https://note.com/0gnv2hh/n/n3155fca35246)
1. はじめに
Hapatra, Vizier of Poisons / 毒物の侍臣、ハパチラ
令和2年10月23日の最新のリストと簡単な解説です.
統率者レジェンズもじきに公開されるため,今回は簡単にリストだけ紹介したいと思います.
前回(https://0gnv2hh.medium.com/61a25812d13b)(https://note.com/0gnv2hh/n/n0987cbe97cb0)
前々回(https://medium.com/@0gnv2hh/hapatra-edh-hapatra-vizier-of-poisons-commander-73afa3d4256b)(https://note.com/0gnv2hh/n/n9e03e38f37c9)
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2. デッキリスト
先ずはデッキリストです
(https://www.moxfield.com/decks/33Z6Dahbu02uqdm5jOxdDA)
ゼンディカーの夜明けのカードはあまり良いと思えるものがなかったため,採用されておりません.
唯一《秘宝の薬瓶》には可能性を感じましたが,如何せん3マナは重いですね……
《バーラ・ゲドの復活》も良さそうですが,これを入れるならクリーチャーである《永遠の証人》を入れた方がいいのかなと思います.
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3. 変更点
前回からの変更点は,主にマナ基盤の見直しと《アロサウルス飼い》の採用,サブプランに関してです.
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3.1 マナ基盤の見直し
では,具体的にはどういった点を見直したのかといいますと,主に黒黒の供給をどうするのかということです.
ハパチラのマナ基盤においてはヨーグモスのダブルシンボルが大きな課題となっています.
多くの1マナクリは緑でなおかつ緑マナしか生み出さないということから,黒ダブルシンボルの供給に貢献しません.
かといって2マナではハパチラと被るということがネックとなります.
そこで今回は少し不安定ですが《東屋のドルイド》を戻し,裕三さんのリストにもありました《サルーリの世話人》を採用してみました.
<引用>
イラストが非常に美しい
まさにその通りとしか言いようがないですね.
ハパチラにおいてはタフ3マナクリであることとクリーチャーであることは大きな利点です.また,ハパチラや蛇トークンは棒立ちになることが多いため,相方には事欠かないというのも大事な点です.その点はさいとうさんの5c黒単チェイナーで試されているという《抵抗者の居住地》のようなカードに通ずるものがありますね.
ハパチラが殴れる状況であれば生成した蛇トークンを使ってマナを出せるので無駄になる場面は少ないです.
タップ・アウトレットは少なくともハパチラにおいては意外と使えるなということがわかりました.タフネスの関係上少し弱いですが《壌土のドライアド》も採用圏内なのかなと考えております.マナ供給の確実性だけ見れば,《東屋のエルフ》よりも強いですね.
ざっくりとした計算(後述)しかしていませんが,今回の構成ですとマリガンを考慮せず8割以上の確率で4ターン目に黒黒緑無色のマナを確保できます.また,妨害が無ければ(マリガン考慮せず)3割以上の確率でハパチラヨーグモスを3ターン目に決めることが可能です.
他のデッキと比較して安定して2ターン3ターンキルが出来るとは言い難いですが,これ以上速度を求めても他のもっと速いデッキには追い付けないため,安定性との兼ね合いから現状このような形になっています.
(より速度を求めるのであればアドを取っていくカードや妨害より,サーチやマナ加速,コンボパーツを優先すると良いのかなと思います)
今回の計算はぶりんさんからオススメして頂きました晴れる屋の記事で紹介されております,Phythonを用いたモンテカルロ法による計算を行っております.この計算に関しては精査し,納得のいくものが出来ましたら後日ご紹介したいと思います.
壌土のドライアドも可能性がある
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3.2 アロサウルス飼い
アロサウルス飼いに関してはヨーグモスが黒であるため懐疑的でしたが,
ハパチラでも上手く機能することがわかりました.
1マナは優秀
一番の利点は1マナクリーチャーであるため,序盤に出してそれ以降のハパチラやサーチ,森知恵などを安全に通すことができるという点で,
2番目はヨーグモスのエサにできるという点,3番目はもうどうしようもなくなったら殴りにも行くぞという姿勢を見せることができる(実際にやるかは別として)点です.
懐疑的な発言をしてしまい,大変失礼致しました.
勿論ヨーグモスは打ち消されてしまいますので,そこは別に対策を練る必要がありますが,帳が打ち消されなくなるのは嬉しいですね.
(あとは打ち消しを抱えているプレイヤーが,こちらの呪文はアロ飼いにより打ち消せないので別のプレイヤーを妨害するためにそれらを吐いてくれるとかしてくれたらいいですね……)
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4. サブプランに関して
今回はサブプランの中から
(1)ヨーグモスがいなくても決まる
(2)ヨーグモスのコンボとも絡められる
(3) ハパチラがいなくても決まる
(4) 単体でも殴り性能がある
ということからミケウスを採用しました.
使用した感じ,トリミケが決まる場面もありましたが,(2)のヨーグモスと絡ませることは皆無だなということがわかりました.
理由として,ミケウスのような重いクリーチャーを出すよりももっと軽い無限不死のクリーチャーを出す方が簡単で,なおかつそいつらには大してヘイトが向かないので生き残りやすく,枚数も不足しているわけではないためです.
また,ミケウスはまあいいかもしれませんが《トリスケリオン》はいらないのかもしれません.《呼応した呼集》のような強力なサーチ1枚でパーツを揃えることが出来るのは魅力ではありますが,いかんせん重いですね……
この辺りはあくまで環境次第かなと思います.
例えば打ち消しが濃い環境ですと,アロサウルス飼いとの関係から緑のフィニッシャーの方が良いようにも思います.
この場合,マナコストの面で見ても《トリスケリオン》よりは《イバラ小径の住人》の方が優先されるべきなのかなと思います.
呼応した呼集から住人,献身とすべて緑ですね.(一応蜘蛛も)
ただし蜘蛛を絡めた場合においても献身の召喚酔いがネックなため,現状は《トリスケリオン》を採用しているという感じです.
また,《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》やリンヴァーラが多くさらにそれらが卓の平和を守っているような状況であれば,
それらを排除することなく決めに行ける《殴りバエの蔓延》には可能性がないとは言い切れないかなと思います.
まあ,それらが鎮座している時点でハパチラが殴りに行くのは当然厳しいですが……
ヨーグモスを再度開始しようということで《裂け目掃き》を採用するのも悪くはないのかなとも思いますが,
寿司や《波止場の恐喝者》,《呪文探求者》等の対策で《倦怠の宝珠》とそれに類するものを多く見るようになってきたため,さらに採用が困難になってきていると思います.
あとは某友人の助言により(あまり現実的ではありませんが)もう1つ隠されたサブプラン=殴り勝つが搭載されていることに気づいてしまい,実際それで勝ってしまったので,EDHでは全ての可能性が失われたと思っても最後まで諦めないことが大事なんだなと思います.(適当)
パワーが1以上あるジェネラルは,最悪21 × 3回殴って勝つことも不可能ではありませんからね.
古き良きトリミケコンボ
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5. 最後に
今回は簡単な解説だけですが,統率者レジェンズの新しいカード達により環境が変化するのは必至と思いますので,
次回はそれに対応したリストを仕上げたいなと考えております.
モンテカルロの条件も精査したいですね.
それではゴブキチ杯でお会いしましょう.
(勿論ゴブキチ杯では今回紹介したものそのままではなく,改良したデッキを使います.)
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