イチゴオレについてドヤ顔で語ったら
イチゴオレを買ってきた会社の若手に「イチゴオレの着色料は…」とドヤ顔でうんちくを語ったら、「それ、知ってますよ!」と返されてちょっと恥ずかしい思いをしてしまった。彼が言うには、イチゴオレを飲む度に周りの人から言われるらしい。どうやらその中の一人に私も入ってしまったようだ。
今回の一幕で得られた教訓は「みんなが知っていそうな知識をドヤ顔でひけらかすと恥をかく」ということになる。だが考えてみると、自分の持っているうんちくや知識が果たしてみんなが知っているものかどうかを判断するのは難しいのではないかとも思う。仕入れた知識や情報の選別が出来て適材適所で使用できるような賢い人ならそれは可能なのだろう。だが、インターネットでちょっと調べれば出てくるようなうっす~い知識でもひけらかしてドヤりたい、イキりたい私みたいな人間はどうすればいいのだろうか。
至った結論は、「下手に知識をひけらかさない」だ。こうすれば恥をかくリスクを無くすことができる。欲求が満たされることはないが…恥をかいて自尊心が傷つくか、周りから博識だと思われる欲求を満たすのか。このギャンブルをするくらいなら、語らない方がリスクを負わずに済む。まさに「賢者は黙して語らず」なのだ。
と言う訳で「教養(インテリ)悪口本」堀元見 著(光文社)で言うところの「シャノンの情報理論的には情報量ゼロ」、「ボキャブラリーをスタックで管理してるのかよ」が見事に当てはまって、自分にツッコんでしまうということをやらかしてしまったたお話。自戒の意味も込めて残しておこうと思う。
うん。気をつけよう…本当に気をつけよう…恥をかくことよりも、知っている話をすることに付き合わされる相手の事を考えると、とても申し訳ないので…とりあえず、月がきれいですねと働きアリの話、サンドウィッチの誕生の話も注意が必要そうだ。他にもあるような気もするが…