お別れ

2022/9

昼に起き、洗濯物はそのままで洗い物もしてない、ゴロゴロ、何もする気が起きない14時。
祖父が眠りについて、私は起きて寝そべったまま。今日くらい、人を想ってダラダラしてもいいよね。

祖父が倒れて、もう永遠に会えなくなってしまった。今は地元とは距離のある場所に住んでいるから、密かな息のときに寄り添えず、地元に向かうときにはもう、祖父は帰らぬ人になっていた。向かう電車で身も心も揺られ、実感のないまま会いに行った。

別れには後悔がつきものだね。本当に。もっと沢山会いに行けばよかったし電話も沢山すれば良かった。
あー、私、結婚式にじいちゃん呼ぶ予定だったよ、おおいいなぁって褒められて、大きな手で頭を撫でられたかったなぁ。

なんで大切な人と別れなきゃならないの？ってずっと考えているけど、答えはまだでてなくて、気持ちを和らげる方法しか知らない。
出会いがあれば別れもあるなんてことは知っているし、以前はなんの疑問もなかったけど、今となれば人と別れなければならない現実なんか直視したくない。理解したくない。

人との別れの怖さに対して、枝ゆうか監督が「生きてるうちに大切だと思える人と出会えて一緒に過ごせていること超超ラッキー」という返答をしていたのを思い出す。本当にラッキーだね、もうこれ以上人とお別れしたくないこの気持ちは、それくらい大切にしている人がいるという事実なんだ。ラッキー、みんないつもありがとう。