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【すりへった下着の買い替え時】


靴下や下着の買い替えどきっていつなんだろう?

2024年も残すところわずかとなった
賑わう実家の茶の間をしり目に
わたしはとりとめもなく、すり減ってシースルーとなった下着の引き際を思案していた。


靴下は透明度50%を超えたら、「まだまだ若い者には負けん」と言いそうではあるけど
戦力外通告を出さないとなるまい。

わたしは、かかとが露見しそうな足の裏社会を眺めながら「今日こそ若返りを」と心に誓う。
が、つかの間、そんな誓いはどこへやら、脱いだ勢いで洗濯機に入れて洗ってしまう。

取り出した洗濯物から拾い出しそのままポイすればいいのだけど
「せっかくきれいになったのなら、シャバでもうひと稼ぎしてもらおうかしら」などと考えてしまう。

あくる日、「今日こそは引退勧告」とゴミ箱へ脱ぎ捨てようとしたその瞬間
「やっぱり最後くらいは綺麗にして送り出してあげたい」などと親心が出てきてしまったりする。

わたしは、わけの分からない負のループに苛まれることになる。


パンツなどは、通常シーズンのローテーションのときはいいけれど
優勝がかかった勝負所の試合になれば、監督としては連日で登板してもらいたくなるもので
球数制限など気にしてはいられない。

こんなことだから、実力のあるいいパンツほど選手生命が短くなってしまうのではないか!
わたしのバカ。
何の話だろうか・・

ともあれ、新年ほど6代目の襲名披露に適したタイミングはアリエールまいということで
しっかり洗濯してから5代目たちには引退してもらった。たのみますよ6代目!

というお話し。


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