人それぞれのゆたかさ
「ゆたかさ」って何なんですかね。
ああ、夏に着る薄手の着物ねぇー。
……って、それは「ゆかたさ」やがな。
そんな私は、大阪のおばちゃんです。
その前は、京都に住んでいました。
大学を辞めて住んでいるところを追い出されて(いや、学生専用やったからね)、大阪で働くことにしたわけですよ。
あの時は多分バブル崩壊直後ぐらい、でもみんなあんまり気付いていない、というそんな時代。
あの頃はまだ、ちょっとがんばって働いたら、それなりのお金を稼ぐことができた、というそんな時代でした。
飲み会や合コン、カラオケに行きまくりました。
映画や劇場、スポーツ観戦などにも行きました。
旅行好きの友人に誘われて、旅行にも行きました。
その友人と、生まれて初めて海外旅行にも行きました。
一般的な庶民の私の立場で一般的に言えば、これは「ゆたかさ」の大きい時代であったと言えるかと思います。
あれから二十~三十年近くの月日が流れていきまして。
私は仕事のできないパートのおばちゃんをしながら、ブログを書いていました。
それが高じて、電子書籍を出すようになりました。
半年で8~9冊の本を書いて私が手にした印税は、僅か500円にも届いていませんでした。
でも、嬉しかったです。
こんな素人一般人でかつ仕事できないパートのおばちゃんの書いた本でも、お金を出して読んでくれた読者さんがいたなんて、まるで夢のようです。
バブルの時代に体験したどの娯楽よりも、幸せを感じました。
そこで私が考えた「ゆたかさ」とは以下です。
「幸せを感じる手段の選択肢が、豊富にある(ゆたかである)こと」
あの頃に比べてテクノロジーが進化し、できることはたくさんあります。
確かにお金を稼ぐことは難しくなりましたが、僅かなお金(か、あるいは無料)で、できるようになったことがたくさんあります。
そのできるようになったことのなかには、投資もあります。
私は今、noteさんのお世話になりこの文章を書いていますが、レオス・キャピタルワークスの投資信託「ひふみ投信」と「ひふみワールド」にも長らくお世話になりつつ、今回の投稿コンテスト「#ゆたかさって何だろう」でもお世話になろうとしています。
今回のコロナのちょっと前にそれまでの仕事の契約期間が満了し、長期の仕事を見つけて面接に行って「さぁ、これから!」と思った時に緊急事態宣言になりました。
そして予想通り面接に落ちてしまったわけですが(もしかしたらコロナ関係なかったかもしれんけど)、あんまり困っていません。
困っていない理由は、投資をしていたからです。
投資をしているからこそ、お金にも余裕がありました(少しですが)。
そして仕事がなかなか決まらなくても困らないので、時間と心にも余裕があるわけです。
この「時間の余裕」「心の余裕」も「ゆたかさ」に当てはまるのではないでしょうか。
最終的には「人それぞれの幸せを見つけて、そこにたどり着く」という話になるかと思います。
これを細かく言えば「たくさんの幸せの中から人それぞれに合った幸せを見つけて、そこにたどり着くたくさんの手段からその人に合ったものを選ぶ」ということになるかと思いますが、その手段として投資することは私にとっては非常に有効な手段でした。
そして投資することは、優秀な人のたくさん働いている優秀な会社や投資信託を選ぶことで成功することができます。
結局は仕事ができない労働者にしかなれなかった私にも、そういう会社や投信を選ぶ能力を身に着けることで、お金の「ゆたかさ」を追求することができるのです。
今は、そんなゆたかな「ゆたかさ」のある時代です。
あなたにぴったりの「ゆたかさ」を見つけましょう。
芍薬に牡丹に百合、菖蒲に蝶に朝顔に……
……って、それは「ゆかたさ」や! っちゅーねん。
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