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雑感-千原ジュニアの座王-

自己紹介の際に少し語った通り、私は『千原ジュニアの座王』というTV番組が大好きで
関西テレビ(カンテレ)さんで制作・放送されているローカル番組なのですが、便利な世の中になったものでTVerカンテレドーガの見逃し配信で日本全国何処ででも最新回が観られる他、U-NEXTAmazonプライム・ビデオFOD等の定額配信サービスで過去回も殆ど全て視聴することができ、とにかくこの番組はものすごく面白いのです。特番時代を含めるともう7年続いているはずなのに、毎週たったの30分ずつ同じことをし続けるだけの番組なのに、ずっと変わらず面白く在り続けているのです。

そんな座王を、私は家に居る間は毎日毎日何ループも垂れ流し続けていて、もう他の番組は殆ど観ていなくて、今や私は座王に出てくる芸人さん以外は今どんな人が居るのか、何をしているのか何も分からないです
(何故そんな暮らしをしているのかは、自己紹介の記事をご参照くださいー)
なので座王について思うこと(主に愛)もたくさん溜まってきてしまって、せっかく吐き出せる場があるなら少し語っちゃおうかなということで…

げまんちょ知らない人は置いていきますからね!
(訳:多分、ある程度以上座王を観たことが有る方でないとよく分からない内容かもです。もしご興味持たれましたら、TVerで無料視聴できる最新回だけでもぜひご覧いただいてこの記事も読んでいただけましたら嬉しいです)
(文中で勝率とか勝数とかいう言葉を使っていますが、個人が配信で見られる範囲の放送を見返して数えただけの非常にざっくりしたなんとなくイメージの表現だと解釈して下さい。だから詳しい数字とかを明記していないのです)
(すごく長くなってしまったので、目次から気になる項目に飛んでお楽しみ下さい)


私が思う座王の良いところ

ただひたすらに、1対1でネタを披露し続け、最後に勝ち残ったたった1人が勝者という企画…元々はMCであり企画者としてもクレジットされている千原ジュニアさんが、ご自身のライブ内のコーナーとしてやっていたものらしいですね。
ネタと言っても漫才やコントではなく、あくまでも1対1お題に沿って、しかしそのお題とは大喜利トークギャグモノマネ等お笑い芸人さんにとっては切っても切り離せない大切な要素ばかりです。
そんなバトルを真っ白シンプルなスタジオの中で、30分に収めなければならないので非常にサクサクと進行してゆくわけですね。
じっくり観ていても勿論面白く、ただ順番にネタを披露してゆくネタ番組と違ってバトルに勝つための芸人さんの工夫が垣間見えたり、バトル外の芸人さんたちからの『上手いなぁ』『やるなぁ』等のガヤから芸人さんの思考も垣間見えたり…!?
そしてサクサク淡々進行な上に2024年11月現在340回分も放送されておりますので、垂れ流し続けていても中々途切れることなく作業BGM的な使い方もできるのですよ。1ネタ1ネタが短いのでついうっかり面白そうだからって映像見ちゃっても、すぐにまた作業に戻れますよ。大喜利や歌なんかは音声だけでも十分楽しめますしね。
実はBGMとしてもめちゃめちゃオススメで、私はもはや外に出かけて町を歩く時ですら音楽流さず座王流してイヤホンで聴いてたりします。
(歌舞伎町以外の街を歩く時は、視覚とか聴覚とか色んな感覚がつらいんですよねぇ…)


審査委員長

座王の素敵な特徴の一つだなぁと思うのが審査のシステムで、毎回毎回お一人だけ呼ばれた審査委員長独断で勝者を決定してゆきます。
これが『えぇっ!そっち?』と思う時もあれば『ドロー長っ!』と思わせたり等…審査委員長の捌き方の個性も大きな見所であり、『俺はこっちだと思ったけどなー』とかわいわい語り合ったりするのも楽しいと思う。私は友達居ないけど

語り草なところで言うと130Rほんこんさんはドローが多いと有名ですが
あとはプレイが無双過ぎて審査員に昇格した笑い飯西田さんはドロー少なめらしいですね(R藤本ことベジータさん曰く)
あと私が思うのは野性爆弾くっきー!さんとかFUJIWARA藤本(フジモン)さんとかは結構独自の好みを出す方々だなと思います。お二人ともくだらないしょうもないネタがお好きそうですが…そんな中でもまた二人それぞれ微妙に違った嗜好を感じますねぇ。
どこかのレビューで『くっきーやフジモンは自分が大喜利できないくせに審査しないでほしい』という意見を目にしたことがあるのですが、私は別に座王に限らずプレイの能力がある人審査の技量がある人全く別軸の話だと思いますので、審査の技量が高いと番組側からも判断されているからこそ、こんなにたくさんの回数を審査員として呼ばれているのだと思いますよ。
(ちなみにフジモンさんは大喜利仕事はNG出されているそうですが、くっきーさんは座王プレイヤーとして大喜利で勝利もしているので、できないわけでは全然ないと思いますけど…)


変遷

7年間ずっと変わらず面白く在り続けていると先程申しましたが、ずっと面白い中にも時期によって少しずつ確実な変化が見られます。

私の勝手な分類ですが、だいたい…
・#1〜
大阪若手芸人さんが中心で、吉本所属芸人さんしか出ていない
一般の方(通称ホワイトガール)のスタジオ観覧もあった
・#43〜
新春スペシャルをきっかけに吉本以外の芸人さんも出るようになって、東京芸人比率も上がる
・#113〜
コロナ禍で椅子取りゲームができなくてルールを変えてやってたので、ちょっと違う番組って感じ(これはこれで面白かったけど、椅子取りよりもゲーム性は薄めかな)
観覧もなくなってしまいます
・#140〜
椅子取りが復活して、この頃には全国区芸人の比率も上がり出演者が結構豪華で、バラエティ色が強くなる

これまたどこかのレビューにて、『大阪芸人が鎬を削ってた初期の頃の方が面白かった』『実力の確かな全国区芸人が出るようになってから面白くなってきた』という意見がそれぞれ書かれていて、これはやっぱり観る人の好みが分かれるところかなと思います。私はどっちの方向性もそれはそれで楽しめているので、そういう方も結構いらっしゃると思いますし…
もし、初回から順番に観始めて『淡々とし過ぎてて物足りないな…』『若手だからスベってる人も結構居るな…』とか思ったら、一度少し飛ばして#140くらいから観てみるというのもアリかもしれないですね。


個人的ピックアップ芸人さん

長い時をかけてたくさんの芸人さんが出演していて、皆さんそれぞれの奮闘を見せて下さって他の番組では見られないような魅力が見えたり等…座王だからこその私が特に気になる芸人さんをピックアップしたいと思います。とても書ききれませんので、本当に一部…!


また出てほしい

・座王的"じゃない方"芸人さん
笑い飯哲夫さん
ミスター座王じゃない方の笑い飯・哲夫さん。特番初回では審査委員長をされ、その後『西田は俺が倒す』と(本当に言ったのかどうなのか)数回プレイヤーとして参戦されました。
これがもう、全方位に外さない相方西田さんとは全然違う、尖ったボケのオンパレード…!『集合場所・イ●ラム国』『今し方、ヘイトスピーチをしてきた…』という大喜利回答にも度肝を抜かれましたが、『取ったの〜??』『ピシー!』『やはりキウイジュースを飲んでますね』というトークテーマの切り取り方も、哲夫さん独特のセンスを感じます。『ハズキルーペ、ボキーッ!』等のギャグはパワー感エグいし、かと思えば『1、2、3、ティッ!』のモノマネはなんかほっこりかわいい
西田さんほどは目立ちませんが(西田さんは異次元)、実は哲夫さんも結構勝ってて強いんですよね。笑い飯さん、物凄いコンビです。

モンスターエンジン大林さん
金ビブスじゃない方のモンエン
・大林さん。この方も今や全てをソツ無くこなす相方の西森さんと比べるとかなり独特な、好みが分かれそうなボケを繰り出すなぁと思います。
しかしとにかく"有名映画のシーンを笑福亭仁鶴師匠がやったら"シリーズがハズレ無しなのと、理解が得られるかは相手(審査委員長)に依るのでしょうが、『靴2』とか魔王の『偏見を捨てろ!』とか『♪キムチとか、ナムルとか、頼んでいるよ』の歌とか、私は大好きです。めちゃくちゃ笑いました。
何より大林さんは初出場時に相方西森さんを倒して、相方西森さんよりも先に座王に輝いているのです!(本人たちが誰よりも苦しそうな泥試合でしたが…)
モンスターエンジン、いいコンビなんやな〜…!

たんぽぽ白鳥さん
女性最多座王じゃない方のたんぽぽ
・白鳥さん。旦那様とご一緒に出演された#146を最後に、以降は相方川村さんばかりがお一人で出場し続けております。
確かに白鳥さんは、少ない出場数の中で勝ち星はそこそこですが、何せ初登場の新春スペシャル時(しかもこの時は白鳥さんピンでのご出演だった)は3勝でその内容も、(見た目だけでも)かなりのパワーを持つダークホースのアイデンティティ田島さんに2ドローの末勝ち切ったり、M-1チャンピオン(霜降り明星粗品さん)に勝っちまったり、当時何度も出演され勝ち方を分かっている座王実力者のザ・プラン9ヤナギブソンさんにも勝利していて、31人も出演していたこの回の中でもかなり目立つ大活躍をされていたのです!
負けた勝負でもスベってたわけではなく(『岸谷五朗さんで〜す!』とか好き…!)、ちゃんとウケてて面白くって好きなので、また見たいなぁと思います。
たんぽぽさんはお二人とも、トークの深みが素晴らしいですよね…!

爛々大国さん
最近よく出てる方じゃない爛々
・大国さん。
爛々さんは現在最多審査委員長であるザ・プラン9お〜い!久馬さんのイチオシコンビとして登場しましたが、最近は相方の萌々さんばかりがよく出場し武将様(ミサイルマン岩部さん)とコントするようになりました。
大国さんも独特のボケをする方ですよね(どうやらそういうタイプが私の好みみたいです)。『北海道出身、スガシカオ2歳だ!』が忘れられないのです…!モノマネのチョイスも独特過ぎて…似てるのかは存じ上げないのですが…
強者たんぽぽ川村さんを下した大喜利対決とか、大国さんってきっとヒットの本数は相方萌々さんよりは少ないけど、その分当たった時の破壊力はかなり大きいタイプなんじゃないかな…とか…!?
女同士なので、シバき合いたいと思います!』とか『私の(チョメ)はシングルなので、チョメチョメはチョメです!』とかバトル外でも面白可愛くて、またコンビで出演して欲しいものです。

Aマッソ村上さん
準優勝3回無冠の女王じゃない方のAマッソ
・村上さん。村上さんのボケも独特の世界観が魅力的だし、なんだかセクシーですよね。
おじいちゃんにキスコンドロイチン注入して『元気になったね♡』とか、『古代エジプトのガールズバー』とか…かと思えば『ドロドロのじゃがいもが早く洗って欲しい時の転がり方』とか可愛いネタもめっちゃ笑わせていただきまして、しかもこれがモノマネ初挑戦だったとか素晴らしい才能です。『やってみたかった』と言って選んだモノボケも素晴らしかったですし、チャレンジングなところもとても好感が持てるのです。
村上さんはAbemaTV『チャンスの時間』のブレイキングヤンチャの企画に出演されてた時も千鳥大悟さんに『今日はお前が居てくれて本当に助かった』と言われてましたし、実は底知れぬ実力を秘めた芸人さんなのではないかと思っています。

・普通にめちゃくちゃ強いと思う人たち
天竺鼠川原さん
"独特"という領域すら踏み越えた、かなり型破りなボケを繰り出すお方。笑い飯西田さんに続く二代目グランド座王でもあり…元々広く世に認められていたお方だとは思いますが、座王でもその実力遺憾無く発揮されまくっているのです。
私はそれまで、川原さんは独自の世界を持っていてそれを貫くくっきー!さんのようなタイプの芸人さんなのかなと思っていたのですが、座王という競技の中でお二方をそれぞれ見て、川原さんはくっきーさんよりも更に一歩テクニカルな戦い方をされていると感じました。川原さんのテクニックに関しては、後述
まぁ、モッフンニョとかアスパラの天ぷらの衣とか言ってた時もありましたが…そういういつも振るってる槍も常に携えてるところがまた良いですよね。
本当に、座王での川原さんがまた見たい…!

ダブルアート真べぇさん
真べぇさんは広く誰でも笑えるような簡潔でわかりやすいネタ作りで、しかも大喜利トークモノマネギャグも面白い、かなりのオールラウンダー頼もしさを覚えるほどのこなしっぷりです。"食いしんぼうデブハッカーの吹き替え"のモノマネはとてもクオリティが高くて、大喜利では『アッコにおまかS●X』という破壊力のある回答、『♪一番凹んだあだ名、暗黒肉だるま』という強エピソードをばっちり曲に当てはめた歌も素晴らしいですね。出場回数は多くないですがその中でしっかり1回座王にもなられています
この前1回、何故か(と言ったら失礼だろうか…)相方のタグさんのみが久しぶりにご出場されていたので…真べぇさんもまた出て欲しいです!

・忘れられない人たち
-金属バット
のお二人
金属バットさんお二人のあの喋り方と言うか、空気感と言うかが大好きなんですけれども
少ない出演回数の中で大喜利コンビ対決をしていた時がありまして、これが二人ともめちゃくちゃ面白い名勝負だったと思います。小林さんのとにかく長いやつは聞いてるだけでなんか笑っちゃうし、友保さんの『まぁ何や言うて、朝起きて夜寝ることですわ』は面白深い…!
同じ回で友保さんはすゑひろがりず三島さんとも大喜利対決していて、そちらの回答(『ほいほいほいほい、オチイケメン』)も素晴らしかったし、小林さんが別の回でやっていた"ヤバい村の村長のモノマネ"も好きです。小林さんは狩野英孝さんとの写真泥試合もありましたが…。
私、金属バットさんの漫才を見ていても思うのですが、意外と堅実な笑いを取るタイプかなと思うので、こういう芸人さんは座王にとても向いているのではと思うのです。頑張ることはお嫌いそうですが

-オダウエダのお二人
オダウエダさんめちゃくちゃ面白い!小田さんの『皆さんは、芸人がスベった時どうなるか、知っていますか?』のトークは最初から最後までせつな面白かったし(小田さんのあの調子で話してるからなんだか余計に…)、植田さんの楽屋『今日から私が、トランプマンや!』も最初から最後まで面白かった!私はTHE W見たことも無く知らなかったのですが、これがオダウエダワールドなのですね…癖になります…!もっと見たい!お二人とも未勝利ではありますが、何せまだ2戦ずつしかしていないので…
ぱーてぃーちゃん信子さんのトークの中に登場した際も『コント!カーセッ●ス!』で笑わせてくれましたしね。

・売れっ子になっちゃったからもう来てくれないのだろうか…?
-かまいたち
のお二人
もう、このクラスにまで行ってしまわれるとプレイヤーとして座王に出て下さることは二度と無いですかねぇ…
しかしかまいたちさんは初期の頃の座王を支えた存在であり、特に山内さんは座王経験3回かなりの強者
濱家さんは濱家さんで、ちょっとポンコツ系な…現在ご出演されているような番組での濱家さんとはまた少し違った、ボケに全振りしているような元気な魅力が出ていて良い味だったなと思います。
良い思い出…って感じですねぇ。山内さんが審査員で、みたいな形ででもまた出て下さらないでしょうか…?

見取り図盛山さん
盛山さんはかなり強いし、座王獲得へのやる気も漲っていて素晴らしいプレイヤーでした。
店前のクラウン、ガソリン入れときました』『晋太郎…何故、子供ばかり狙うのだ』『曲者ォ〜!』『プロポーズ中はレフトフライ勘弁してくれよ〜』『大阪粉もん高校も卒業かぁ〜!』そして『どいつもこいつもおフランス!』等々…大好きなネタは枚挙に暇が有りません。て言うか私元々見取り図さん大好きでして…!座王を知った同時期に『ろくでなしミトリズ』も知って観まくってて、大阪の芸人さんって面白過ぎるなぁ…!と羨ましくなったものです。
リリーさんのことも大好きなのですが、リリーさんは静かにヤバいタイプの方だと思うので、お題を出される座王はあまり向いていなかったですかね…?

・ピン芸人さん
普段何人で活動していたとしても、それがたとえダウ90000さんだとしても、座王の中では個人戦であり、そうなると普段から一人プレイのネタを多数用意しているピン芸人さんは、少しだけアドバンテージが有るのかな?とも思います。
私が印象に残ってるのは佐久間一行さんで、やっぱりギャグがめちゃくちゃ強いしモノマネは技アリアイデアモノマネで制し、大喜利も画力が高いという点で有利ですよね。
あとびっくりさせられたのはキャツミさんで、当時最短芸歴出場タイながらネタ部分はばっちりお題に沿ったかなりしっかりしたボケをされておりました(普段のクセはどこへやら…!)。特に『♪世界遺産にション●ンかけるよ』の歌はまで垣間見せて…ためになって面白くて最高でした…!
あとは守谷日和さんとかヒューマン中村さんとか、マンゲキ系兄さん方も地肩の強さ勝っても負けても笑いを残して下さる感じが流石です。『たいがいにし!!』私は…大好きです!


二度と出ないでほしい…

ごめんなさい半分冗談と言うか、裏返し的な感じなんですけど!
-村上ショージさん
#145にて『何故この方が初登場!』と紹介され参戦したショージさん。この回4勝を挙げ飛ばしていた鬼西田さんを決勝で破り、なんと初出場初座王を達成…ジュニアさんには『ちゃんと戦ってちゃんと勝つのやめてください』『(西田さんは)AV女優もホームラン歌もホームラン、それで勝たれへんって…ショージさんもう二度と来ないでください』と言われてしまいます。
(ていうかこの#145って、実は色々見所満載の良回だったな…)

ショージさんって初期の頃のオーバーエイジ枠の先輩方みたいなホワッとした雰囲気を出しながら、キャラも活かし技も活かしめちゃくちゃお強いですよね。正直、ズルい程です。
ドラえもんの声優オーディション受けたり吉本坂46でアイドルしたり、色んな方とユニット組んで漫才コント賞レース挑んだり…そして座王でも毎回全力で勝ちに来て奮闘されております。この芸歴このご年齢でこのアクティブさは、若手の皆さまは一層の精進をしなくちゃならなくてさぞ大変だろうと思われます。本当にすごいお方です
いち視聴者としてはまた座王でのショージさん見たいなともとても思いますが、後輩の皆さんには本当に厄介な存在だと思いますよ…!


また審査してほしい

審査委員長、初期の頃は色々な方がされてましたが、最近は久馬さん130Rのお二人くっきー!さんケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんそしてプレイヤーと二刀流の西田さん辺りで回してるって感じでしょうか…
審査員のジャッジ具合その回の面白さも変わってくるところが有るので、(スペシャル回以外でも)たまには違った審査委員長を呼んでまた違った面白さを見せてくれても良いなぁと、わたくし的には思います。
(いつもの審査委員長方も安心感があって必ず面白いんですけどね)

-麒麟川島さん、フットボールアワー後藤さん-
お二人とも流石の捌き回し力と言いますか…シンキングタイム中やバトルの合間の繋ぎトーク絶妙ですし、川島さんの九条ジョーさんとの絡み(『殺してやろうか!』)とか、ジュニアさんの大喜利好きぶりに呆れる後藤さんとか…そういうところまで、一本の番組として面白くして下さってる感じが流石だなと思います。ジャッジも的確だし、バトルの場内外問わずお笑いの感度が抜群ですよね。
川島さんはあの頃はまだ朝の番組始まってなかったと思うので、もう今はお忙しくて出ていただけないですかね…?

ハイヒールリンゴさん
そもそも女性審査委員長が滅多に居なくて(リンゴさん以外ではハプニング急遽ジャッジを任された椿鬼奴さんと竹上審査委員長だけなのでは)…でもやっぱり、数々の賞レースでも審査されてきたリンゴさんの審査って、しっかりしてて安心感がありますよね。
リンゴさんの審査は好みという部分はあまり出さず意外性とか引き出しとかの技術力と、そこにどれくらい実際の笑いの量が付いてきてるかとかを見てるって感じですかね…まるで賞レースの審査のようにしっかりです。
#68にて、『走れ子ども!ゴールここや!』という馬場園梓さん(当時アジアン)のモノボケに対して『女芸人がやらないようなボケだったから』という意外性を評価していたのが印象的でした。

-フジモンさん
一時はかなりの頻度
で審査員をされてましたが、やらかしちゃったので謹慎となり、それ以降復帰されてからも座王にはまだご出演が無いですね…
フジモンさんは先に少し述べたようにちょっと好みが偏ってそうで、『えっ、そっち!?』と思わせるようなジャッジが(私的には)ちょくちょくある印象です。
でもそこが座王の審査員として大事な要素だと思いますし、ジュニアさんとの同期ならではの掛け合いも他の審査委員長の時には無い要素で、フジモンさんが審査員の回だからこその楽しみが毎回あったと思いますので…
座王復帰はいつになりますでしょうか?またフジモンジャッジが見たいです…!


頑張ってほしい

ぱーてぃーちゃんすがちゃん最高No.1さん
現在9連敗中、一人だけ事前打ち合わせをさせられ、スタッフさんの期待心配を一身に受けるぱーてぃーちゃんのブレーン(のはず)にして座王のムードメーカーすがちゃんさん。ですが…私はすがちゃんさんの実力は全然こんなものじゃないずっと思ってるんですよ!
初出場時は1勝、2回目の出場時には2勝を挙げ、負けた試合ですがエルフ荒川さんとのギャグ対決での2ネタ(『チャラ過ぎる相撲の行司』と『チャラ過ぎるコウメ太夫さん』)が、本当に良かったもので…あれを思い出す度にモノマネで噛んじゃうようになった現状が信じられない…!
浅越☆4、センスは有るが爆発力に欠ける』『永見☆3、上手だが無難』と対戦相手の分析はばっちりやってるみたいなので…あとは落ち着いて、本来の自分を発揮したら絶対もっと勝てるはずです!頑張ってー!

エルフはるさん
相方荒川さんはよく出場されてますが、はるさんはたまにしか出てこない、この方も座王的にはじゃない方ではございますが…
何せレアお題ビンタでは2戦2勝という強さで、私は心の中で『ビンタのはる』と呼ばせていただいております!負けてしまった取り調べでのエピソードも含め…『この人こういう人だったんだ…!』という衝撃が、良い意味で駆け巡って素晴らしいです。好きになるから(DM)送ってくんな!』とか…せつないかわいいおもろいです…!
座王の肝である大喜利苦手そうにされてますが、ジュニアさんも『もっとすごいの見てきてますよ』とおっしゃってましたし、あまり気負い過ぎず楽しみながらはるさんももっと座王で活躍してほしいです!

からし蓮根杉本さん
相方の伊織さんは座王に輝かれたこともありますが、杉本さんはあんまり勝率が良くないんですよねぇ…
でも別に面白くないとかスベってるというわけでは無く、もう一つだけインパクトが足りなくて競り負けちゃうという感じなのかな?と私は分析しております。
負けたネタの中だと『靴の裏にウ●コがついてなくて安心する劇団ひとりさん』の顔マネがすごく似ててめっちゃ笑いました。
伊織さんの巨人師匠トークももっと聞きたいですが、杉本さんにももっと活躍してほしい!どうでも良いですが…杉本青空(そら)さんと松本伊織(いおり)さんが並ぶと…めっちゃデジモン感のあるコンビですよね。なんちゃって。

ストレッチーズ福島さん
この方も、相方高木さんばかりがご活躍されて呼ばれなくなってきてしまいましたね…
確かに、2回くらいしか勝ててないんですよ(どちらも大喜利で『ほむ?』と『ミルクノズル』)…でもなんか、気になっちゃうんですよねぇ。放っとけない?とでも言えば良いのでしょうか?
ちゃおちゅ〜る!』とか『タモリさんはバイトしてると思ってます』とか、"居ないやつ"シリーズ…からの『福山はさまる』とか…『本当に慶應卒なの?』と思わせるほどのほんわかぶりに思わずWikipediaで確認してみたら、福島さんのお笑い活動は漫画『すごいよ‼︎マサルさん』の影響を受けているということが書いてありました。だから私、この人のこと好きになっちゃうんだ…!
福島さんのマサルイズム、もっと座王で見たいですー!


細身センス眼鏡

ロングコートダディ堂前さん、モグライダー芝さん、ザ・マミィ林田さんが集った回#199でのセルライトスパ大須賀さんの発言が発端で最早座王ファンにはすっかり定着したカテゴリー"細身センス眼鏡"芸人。
座王のXアカウントやそれに対するコメント等からは、ファンの方々から細身センス眼鏡大会を熱望されているような空気も感じますが…!?

・もしも私が細身センス眼鏡大会を召集するならば
ロングコートダディ堂前さん
カベポスター永見さん
ザ・マミィ林田さん
モグライダーさん
真空ジェシカガクさん
この5人は、誰もが思い浮かべ文句が挙がらない程の鉄板メンツだと思われます。

-ZAZYさん
なんと眼鏡芸人が5人も集結した#216にてジュニアさんに『お前、細長くて眼鏡やな』『意外とそっちなんやな』と言われているZAZYさん。それ以外の要素が強いだけなんです。ネタも(独特の)センス満載ですし、細身センス眼鏡芸人と言って障り無いでしょう!
空気階段かたまりさん
出場回数は少ないですが、細身センス眼鏡芸人に加えても遜色無いような存在なのではないかと私は思います!座王にも一度輝かれてますし、『かたまり様ですね、お待ちしておりました』のトークは素晴らしかったですし、負けた大喜利の回答『あたし以外の女とも、ワカチコしてんのか…』や『♪生きてて辛そう』にもセンスを感じますよ。
て言うか大喜利と言えば一度あの堂前さん回答丸被りしたことが有るくらいなので、堂前さんのセンスと通じるところが有るということなのでは…!?
トット桑原さん
東京進出されたこともあってかめっきり出場頻度が減ってしまった桑原さんですが、初期の座王では強者の一人といった感じで座王2回(しかも二連覇)や鬼狩り1回も達成されています。
大喜利等の上手いこと言う系のお題での安定感が抜群で、特に効果音での勝率が高く『セブン-イレブンってああやって閉店すんねや…』は名作。
個人的に大好きなプレイヤーなので、細身センス眼鏡大会の際にはぜひ呼んでいただきたい!

バッファロー吾郎竹若さん
細身センス眼鏡という言葉がもしももっと昔から存在していたならば、元祖とも言える存在なのではないでしょうか?
右後ろのカメラ、、、ETみたい、、、』のつぶやきは語り草の名作ですが、あれぞセンスの賜物のような回答だと思います…!『全部のお墓にお酒かけたいわ〜!』『輸出輸入』等の大喜利回答も…『不謹慎なことを言う』『食い気味で何か言う』というひねくれたお題なのに、どこかほっこりさせられるところが竹若さんのセンスというか、お人柄なのかなと思います。

ザ・プラン9浅越ゴエさん
こたけ正義感さん
このお二人に関してはとてもお強いですし、特にゴエさん座王おなじみ強豪メンバーと言えるでしょうが…
強さの種類が『センス』という言葉とはちょっと違うかなとも、私は思うんですよねぇ…どちらかと言うと『器用』という言葉の方がしっくり来ると言うか…
この話題に関しては後述もしようと思うのですが、センスで苦手お題もこなしてると言うよりは器用に全部出来るオールラウンダーって印象が有るのです。ゴエさんギャグとか苦手そうにしてますけど、普通に全部面白いですし、困った時は意外とパワーで押し切ってることも有ります(『I have…no ギャグ!!』とか…)。
ただ、『細長くて眼鏡かけてて強い人』という括りならばこのお二人も確実に候補に挙がるかと思います!

11人になってしまいましたが…このメンバーで細身センス眼鏡大会、いかがでしょうか?
座王スタッフさん!ぜひ…!


中肉中背眼鏡

細身センスに加え、私が気になっているのが中肉中背眼鏡芸人。
そもそも金の国さんが初登場の時に、桃沢さんが『ガリガリ眼鏡の方が活躍してる印象が有るので、正直結構自信あります』と意気込みを語ったら、ジュニアさんからは『中肉中背の眼鏡やもんね?』と言われ『ガリガリカウントされないんですか?』と…
まぁ確かに、細いと言えるほどではないかな?なんとなく、ガリガリレベルに細い高身長でないと、細身というイメージは生まれないような気がします。

この金の国桃沢さんと、ケビンス仁木さん、そして既に2回座王に輝いているヤーレンズ出井さんと、眼鏡をかけつつセンス溢れて、うーんでも細いって感じじゃないかな?というお三方が面白くて注目しております。(出井さんは番組中で一回細身扱いされてたけど)
金の国さん最近出なくなってしまいましたが…また見たいなぁ…(おにぎりさんも良いキャラですよね)。
あとファイヤーサンダー﨑山さんも、モノマネがめちゃくちゃ良くて印象に残っています。相方のこてつさんもこの前大喜利良かったし、コンビでまた出て欲しいなー。


モノマネーの強さ

座王用語・モノマネー(主にモノマネを得意とする人の意)。長い歴史の中、座王ではモノマネ芸人さんも多数ご出演されてきました。
普段モノマネばかりやっている人たちが、様々なお題が有る座王ではどうなんだ…!?と思わせて、これがどなたも中々のツワモノ
座王になったことの有る方で言うと原口あきまささん。座王で大ヒットなポン村上さんのチープモノマネ2回も本物モノマネで下したり、モノマネ芸人さん裏話や特殊なお仕事をしていたお父様の話等、意外とトークの引き出しが豊富だったり。座王に輝いた#224ではJPさんとモノマネ芸人同士の決勝まで演じていて、JPさんも実はこの回を含めて準優勝4回という隠れた実力者
最近出始めた広燈さんも2回の出場で2勝&1勝と強いです!JPさんは松本人志さん・広燈さんは木村拓哉さんとめちゃくちゃ似てる十八番のモノマネ常に纏い、『この人がこんなこと言ってたら笑っちゃうな』という面白さを乗っけちゃってるところがズルくてニクいですねぇ。
ちょくちょく出てる方で言うとキンタロー。さん。鉄板のモノマネ以外だと1分トークでのお父様の話(『…スリル?』ってやつ)が今だに覚えてるくらい面白かったですね(北大路欣也さんが言ってるみたいにも見えちゃうし)。多分キンタローさんは、このトークの時等、既に自分がモノマネで勝利して席が消えてる時以外は徹底してモノマネのみを選んでおります。
あとびっくりした人がりんごちゃんさん。モノマネ芸人の皆さんはモノボケやギャグ等でも持ちネタのモノマネを利用して戦っていることが多いですが、りんごちゃんさんは写真にて秋川雅史さん(『千の風になって』を歌ってる人)のモノマネを利用していて…『りんごちゃんが大喜利してるのなんて見たことないな…どうなんだ?』と思っていたら、見事な機転の鮮やかな勝利でした。今のところこの回のみの出場ですが、2勝を挙げております。

・モノマネーとモノボケ
モノマネ芸人さんはモノマネ以外だとモノボケが面白い印象が有ります。"小道具を使ったモノマネ"という形でやり易いお題なのかなと思います。
座王が誇るチープモノマネーフルーツポンチ村上さんは実はモノボケがめちゃくちゃ強くって、勝数も多いし一時は無敗を誇っていた鬼西田さんのモノボケも下したことがあるんですよね。
服ジャマ雅治』『藤森人魚』等、モノボケだからこそ生まれた素晴らしいチープモノマネも有ります!こういうのももっと見たい!

・勢いモノマネの強さ
FUJIWARA原西さんは座王5回の強豪と言えると思いますが、その強さの源はやはり一兆個有ると豪語するギャグ。しかし座王では只一度だけギャグ対決で敗北を喫しています(#54のvsアインシュタイン稲田さんにて)。
しかし実は原西さんはモノマネでは持ちギャグである"勢いモノマネ"を駆使して無敗を続けております。モノマネが得意なR藤本ことベジータさんや九条ジョーさん、ハリウッド映画モノマネを有するこがけんさんにも勝利していて、その強さは本物と言えるでしょう。"似てるか似てないかではなく、面白さがまずは第一"という座王のモノマネ一番体現している方かもしれませんね。
私は勢いモノマネの中なら藤井聡太さんが一番好き(リズム感とか参っちゃうんだwってとことか)。


その他注目プレイヤー

・トム・ブラウンさんのすごさ
トム・ブラウンさんはお二人ともすごい!まずは何と言っても、座王史上唯一コンビで鬼狩り達成者なのです!(6人組ユニットのザ・プラン9さんはヤナギブソンさんと浅越ゴエさんがそれぞれ鬼狩りしたことが有りますが)
しかも布川さんは当時西田さんが無敗だったモノボケで下すという大金星。みちおさんはトークで西田さんを倒した他、R藤本ことベジータさんやモンエン西森さんを大喜利で下したり、プラン9浅越ゴエさんや次長課長河本さんをギャグで下したり(ゴエさんはギャグ初敗北)等鬼狩り以外にも多数のジャイキリっぷり
漫才も破天荒、お二人もそれぞれ二人とも破天荒な印象のトム・ブラウンさんですが、実はみちおさんと布川さんで得意ジャンルがはっきり分かれているように見えます。みちおさんはギャグ・大喜利辺り、布川さんはモノボケ・トーク辺りという感じ。二人で協力したらよりどちらかの座王率が高まるかも?
そしてどうでも良いですが、布川さんのモノボケってウ●チぬいぐるみVRゴーグルの使用率高くないですか?ポン村上さんに『VR使っててウケてる人殆ど居ない!』と言わしめたゴーグルを使いこなすところも、モノボケ強者たる所以でしょうか?なんちゃって。

・KAƵMAさんのすごさ
初登場以降、土下座王決勝まで11連敗無類の弱さを誇っていたしずる池田ことKAƵMAさん。
その土下座王決勝にて中継のお題で女と男市川さんに勝ち切り、土下座回避&座王初勝利!となったのですが…なんとその後KAƵMAさんは中継全4戦無敗なのです!初座王を決めた勝利も中継でしたし、なんかものすごく中継が強そうな実力者プラン9浅越ゴエさんにも勝っています
あとは普段ドラマチックなコントをされている方なのでコント的に持っていけるレアお題が増えてから本来の持ち味を遺憾無く発揮できるようになったかなと思います。負けてはしまいましたが、スカチャンヤジマリー。さんともつれたビンタ対決の『泣くなよ…』とか新たなやり方を示した訂正の『偏向報道は全くありませんでした…!』は素晴らしかったです。
全然勝ててなかったモノボケ最近急に勝てるようになりましたし、もはやすっかりもっと座王回数伸ばしててもおかしくない程の大活躍。

・強者に初敗北を味わわせる者田崎さん
座王最初期から強豪で在り続ける
藤崎マーケット田崎さん。あの堂前さんも『西田さんのミスター座王を引き継ぐなら田崎さんだと思ってた』と言っていたことも有ります。
その強さは常に要所で発揮され続け、特番初回から17戦無敗だった西田さんに座王史上初敗北を味わわせたのは田崎さんのモノマネなのです!(この時は西田さんの作戦ミスも有りましたが…)
更に座王のNo.2・R藤本ことベジータさんの参戦以来二連覇後の初敗北田崎さんとのギャグ対決。
西森さん等相性の悪い相手も居ますが、田崎さんの魅力は大阪芸人さんらしい判りやすいひょうきんさとおそらく舞台や関西番組やラララライ時代の経験が活きている百戦錬磨の立ち回りだと思いますので苦手ジャンルも才能パワーでやりくりしている座王上位陣のような人たちに得意ジャンルをぶつけた時に勝ち筋が見えるのかなと思います。
西森さんとの相性については、後述

・ウーイェイよしたかさんの強さ
座王史上最大の12連敗を達成
し座王という戦いの場においてはあまり調子の出ないスマイルウーイェイよしたかさん。
ですが私、昔どこかのネタ番組でウーイェイさんのギャグをたくさん見たことが有って爆笑に次ぐ爆笑を味わわせていただいたので、座王にウーイェイさんが登場して『うわーこれは楽しみ!』と思っていたのですよ。
しかし初出場での初バトルがVS西田さん。得意のギャグ奮戦しますが…一度ドローに持ち込み、追い詰めたことによって伝説の『秦の始皇帝』を生み出させ敗北。ここから連敗ロードが始まってしまうのです。
つまり私が言いたいのは、ウーイェイさんが強いからこそ『秦の始皇帝』という伝説の名作が生まれたということ・西田さんに『秦の始皇帝』を出させたウーイェイさんのギャグはやっぱり強い!…ということです。
スタジオ内の笑いは確実に浚っていてモノマネでは審査委員長久馬さんより『西の(ハリウッド)ザコシショウみたい』とまで言わしめているのですが……そっか、相手が居るんすよね
最近遂に挙げた初勝利は意外と1分トークで、もしかしたら得意なギャグを選び続けていたことが逆に仇となっていた可能性も…?


個人的ピックアップネタ


こっちが勝ちだったなーと個人的に思うやつ

"審査委員長が独自の判断で最後の一人まで勝者を決めてゆく"ことが座王の良きシステムなので、基本的には毎回どなたのどんなネタが勝っても不満も文句もございません
それでもたまに、自分が『このネタめっちゃ好きだなぁあああ!』と思うネタが負けちゃうこともありまして…それもまた座王の楽しみと言うか、なのですが。
私は友達が居なくて語り合えないので、負けちゃったけどすごく好き!というネタをこの場で少しご紹介したいと思います。やっぱり書ききれないのでほんの一部…

・ヤジマリー。vsKAƵMA(ビンタ)『泣くなよ…』
・鬼沢さんvsKAƵMA(訂正)『偏向報道はありませんでした』
この2つは上述も少ししましたが、素晴らしかったなぁ…!
最近の座王はコントっぽいレアお題(ふすま、取り調べ、駆け込み、殉職等々…)がとても増えたと思うので、ドラマチックコメディアンKAƵMAさんにはぜひどんどん名作を生み出していって欲しいですねぇ。
ヤジマリーさんとの対決は、3本中2本目だけイマイチだったのが負けに響いたかな…?(むしろよくもう一回ドローにしてくれたとも思う…)
訂正はせっかくセットが組まれてニュースキャスターという体でやってるのにみんな『言い間違い大喜利』になりがちで、このKAƵMAさんの他にも訂正初回時・異次元巨乳好き暴露のガクさん吉本新喜劇を利用したネタの田崎さんみたいな、違った切り口で攻めてる訂正の方が私は楽しみです。

・西田vs哲夫(大喜利)『今し方ヘイトスピーチをしてきた…』 
・赤木vs西田(大喜利)『離婚って10回言った』
どちらも西田さんがドローも無く鮮やかに勝利しているのですが、これは私は西田さんの今までの積み重ねの力もあるかなという気がするのです。
"審査委員長の忖度"という意味では決してありません!ただ…哲夫さんのヘイトスピーチはお題に対して角度がめちゃくちゃ鋭過ぎて、たくろう赤木さんの離婚って10回は『そこから持ってくるかー』っていうセンスがめちゃくちゃ鮮やか過ぎると思うんですよね。どちらの回でも西田さんの回答はどストレートな、さながら笑点の師匠みたいなど真ん中の回答でちゃんと笑いを取っていて…哲夫さんや赤木さんが『センスすごいなぁ』よりも『流石西田さんの方が審査委員長も札を上げやすいのでは?と思うんですよね。
これがもしドローが出やすい昨今だったり、もしくは意外性を重視するリンゴさんが審査員だったりとかしたら、本当にわからなかった勝負だと思いますよ!私は…

・堂前vsZAZY(歌)『♪春服は…』
これが一番悔しいかもしれない
…このロングコートダディ堂前さんの歌めちゃくちゃ好きなんです!♪あぁ〜きにも〜!』って音が上がって声が裏返るとこがエモーショナルで大好き過ぎる。これはもう審査委員長(品川庄司品川さん)の好みがZAZYさんだったとしか言えないのだと思います…ジュニアさんも堂前さんのこと褒めてたし。
ZAZYさんの『♪ババアに寿司乗せていく』も面白かったけど、ノスタルジックなメロディに乗せる歌詞にしてはあまりにも展開が無かったかな…とか…

・下田vs堂前(ギャグ)『初めてパンチラを見た志村けんさん』
これは多分二番目に悔しい(笑)。これは座王ファンの方ならば皆さん覚えておいでであろう"謹慎明けでまだ(頭)回ってなかった"チュートリアル徳井審査委員長によるやらかしジャッジの瞬間でありますが…私は実は普通に下田さんが勝ってたと思ったので、その覆りっぷりにびっくりしてしまったのです…!
まず、下田さんの志村けんさんのモノマネ地味にちょっと似てるんですよね。"志村けんモノマネって感じの喋り方"に、"あの変顔"の片鱗を載せてると言うか…なんと言いますか
で、ゴハン食べながら(定食屋かなにかで喋ってるのかな?)いかりや長介さんと『お笑いって難しい』的なこと語りながらも、えらい高いとこに見えたパンチラに見惚れて『うわぁ〜♡』と言ってしまう志村さん…下田さんらしい、独特の良〜い世界観が出てたと思うんですけどねぇ…
堂前さんのも面白いは面白いと思うのですが、堂前さんにしてはやや捻りが足りなかったかな…?とちょっと思います。
まぁ、どちらが勝ちにしても徳井審査委員長は悪いです(笑)。

・洲崎vsせいや(歌)『♪見たことない虫&ゴミ』
霜降り明星せいやさんって、座王の中ではあんまり上手いことするタイプのプレイヤーではないと思うのですが(純粋なギャグモノマネで勝負したり、トークや大喜利はちょっと天然だったり…)この2本の歌は発明レベルで上手かったと思います。度肝抜かれました。
ラニーノーズ洲崎さんの方が絶対にメロディーに嵌まってはいるし、あの上手さで歌い上げてるっていう面白さがあるんですけどね…このバトルの中では、私はせいやさんの試みを評価したい!実は負けたネタなのに座王歌謡祭(歌ネタの総集編回)でも取り上げられてるんです!

・芝vs市川(1分トーク)『努力!』
モグライダーさんってトークの引き出しがめちゃくちゃ多彩だし、あのともしげさんが常に隣に居るってだけでもネタが尽きることはまぁ無いんでしょうと言った感じなのですが、このそいつどいつ市川刺身さんのトークはそのともしげさんトークに喰らいつくような充実ぶりだったなと思います!
『お母さんにおもちゃ頼んだら間違ってパチモン買ってこられて…』というあるあるノスタルジーと、お母さんがロングスリーパーをシャーッと決めてる画を想像した時の面白さと、『努力!』という一言の偉大さ…あの長さに収めたトークとしては完璧な内容じゃないですか?
しかもこの時の芝さんのトーク内容が『新宿でともしげさんのおでこにカマキリが留まってた』という結構クイックなトークだったので…私は刺身さんのトークの方により満足感を覚えたのですよ…!
正直、刺身さん…このトーク、自信無くはなかったんじゃないですか…!?

勝ち負けに異議は無いけど好きだったな〜…っていうだけのネタならもっともっと色々有ります(祇園木﨑さんの『レッツコスモ!』とか…)


一番好きな歌

『こっちが勝ちだったと思うネタ』というところから思い出した話題なのでついでに語らせて下さい

#180での、カベポスター永見さんvsタイムマシーン3号さんの対決。
1ドローの後、ジュニアさんが大絶賛し『令和イチの名曲』と言わしめた『♪貧乏家族の長男』(ワシントンポスト)を永見さんが生み出し勝利をします。本当に素晴らしい歌詞でございましたが…
実は私、1曲目の永見さんの『♪あなたが思う未来の車』の方が好きで、座王の歌対決史上一番素晴らしい歌だったと思っているのです。

この、back numberというバンドの『怪盗』という曲のド頭のイントロ部分
(私ポップな音楽にはとんと疎くこの記事を書くために初めて調べて知りましたすみません私の中ではこの曲の歌詞は完全に未来の車です)
本来ならばこのイントロメロディーに続いて軽快な歌い出しが来るわけでございまして、ジュニアさんも『後半のびるね〜』と言う程、(この部分だけ聴くと)後ろ半分がだらだらしてるんですよね。このダラダラを永見さんはすごく上手に利用しているなと思いまして
あなたが思う未来の車、変わったところにタイヤが付いてるね』という滑り出し…聞き手からしたら『???』という心境で心を掴まれ、『そんな話俺、した覚え無いなの次のくだりからダラダラ部分に入り、『(酔って覚えてないな)ってことは私を抱いたことも忘れちゃったの?』と…徐々に話の本筋が見えながら最後の(原曲で言う)歌い出しの直前の部分で急にスパッとちゃったの?』と疑問文として終わるのですよ。とても綺麗な起承転結(=オチの見せ方)で、『未来の車どころじゃなかった!』というダラダラからの急転直下…しかも恋愛がテーマになっていて、原曲の雰囲気も少しだけ活かしてるんですよね。

座王の歌対決において"オチの見せ方"というのはかなり大事な要素かなと個人的には見ております。最近の歌で言うとチャンピオン大会でのななまがり初瀬さんvs鬼としみちゃむ鬼沢さんさんの『燃えよドラゴン』での一戦で、くっきりとそう見えましたねぇ…
初瀬さんの歌詞は最後に『♪無意識に〜』って言うまで面白いところを取っておいてるんですけど、鬼沢さんの歌詞は『♪え〜、おれ?』『♪痴〜漢?』と、"見た目で勘違いされてる"という面白い部分(=オチ)を歌い出しから少しずつ見せてしまっていたと思うのです。

原曲のイメージを裏切る歌詞だからこそ面白いパターンも往々にして有ることだとは思うのですが、原曲をとても大切にしてるなぁと思うのが椿鬼奴さんで、『ムーンライト伝説』に乗せた『♪あんたCIA?』は…"女の子"と"戦い"という2つのキーワードが織り込まれてる感じでセーラームーンの主題歌である原曲に合ってる気がします。大好き
ニルヴァーナの『Smells Like Teen Spirit』に乗せた名作『♪やきと〜ん』も、ワイルドなギターリフにやきとんという香ばしく庶民派な料理を持って来たり、『有名人が食ってた』という男性的な口調にしてるんですよね。
まぁ、鬼奴さんは名曲『グリーングリーン』のイントロで『♪金●出てた』とか歌ってたりもしますが…でもあれはあれで対戦相手の武将様と違う部分を拾って歌ってて面白かったな。鬼奴さんは面白いだけでなく、音楽に対する姿勢真摯大好きな座王シンガーです!


気になるトーク

座王のトークってあくまでも『1分トーク』のバトルであり、(厳密に1分計ってるわけではないですが)要点を簡潔に纏めて話し、終わった後にじっくり内容が掘り下げられたりすることも無いわけです。
でもだからこそ『その後どうなったの!?』と気になっちゃう面白トークがいくつか有りまして…

・レインボー池田『お母さんとさんまさん』
自分のお母さん明石家さんまさんとても仲良さそう謎の写真を見つけて『多分(二人の間に昔)なんか有りました!』という衝撃トーク
このトークを発表された当時は『お母さんにも(どういうことなのか)聞けてないし、さんまさんにもまだお会いしたことが無い』と仰ってましたが…レインボーさんってもう相当の人気芸人でTVもたくさん出てるし(て言うかあの頃から既に人気だったと思うけど)、未だにさんまさんにはお会いできていないのでしょうか…?
とか思ってググったら、今年の夏にお笑い向上委員会でこの写真が出たり、もっと以前に大阪の番組でもさんまさんにこのお話をして結局さんまさんもよく分からないらしいですね…!
真実は、池田さんのお母様のみが知るのでしょうか…?ロマンチック…!

・真輝志『金ない和田アキ子やないですか!』
以前真輝志さんが紅しょうが熊元プロレスさんとルームシェアしていた時に、ホスト帰りの熊プロさんがホストに連れて行ってくれた先輩との電話で言っていたという謎の一言。謎だし…『金ない』×『和田アキ子』という絶妙な組み合わせ面白ワード
熊プロさんが何かしらお酒でやらかしてしまったのでしょうが…お金の無い和田アキ子さんがやるような失態ってマジで一体何なのでしょう?
これはググってみたけど熊プロさんが現在歌舞伎町のホストにハマってるという話しか出てこなくて、詳しいことはよく分からなかったですね…。

・豪快キャプテン山下ギャンブルゴリラ『チンピラ彼女』
これは1分トークではなく司令官で、ギャンゴリさんが中学一年生の時の自分に下した指令内容が…
その女(中一で初めてできた彼女)はやめておけ…とんでもないチンピラだ!
いや…中学生で女の子でチンピラ呼ばわりって、どんだけやばい子だったの!?
(それとも、結構年上の彼女だったんですかね…?)
この対決の勝利後ジュニアさんに『とんでもないチンピラって…そんな子いないでしょ?』と聞かれ『いや本当にチンピラで、言って良いかわかんないですけど☆☆☆(規制音)とか…』と答えるとジュニアさんは大爆笑と共に『とんでもないチンピラやな!』と同意。
山下ギャンブルゴリラ 彼女』でググってみましたが、チンピラ彼女どころか一切の女性情報は出てこず…ギャンゴリさん自身はとてもクリーンな芸人さんのようです。
完全に余談ですが…この回のギャンゴリさんの『やったるで!ウチらはド根性大根や!』って大喜利回答が大好きです。

・ヘンダーソン中村フーさんの色々
この方は『このトークが』って言うよりも…全部のトークが心配にさせられる凄まじさで…
"親淫乱"トークで初出場初座王を獲得しただけでなく、男だらけの漢座王では『昔逆ナンしてきた女の子とホテルに行ったら××××(これは規制されてたけど、なんとなく予想がつく…)付いていた』という内容の歌、『既婚者なのに去年まで彼女がいました』という土下座。普通に中村さん自身がヤバいですお母様のこと何も言えないレベルだと思う…!
ご家庭は、大丈夫ですか…?』と、ナレーションでも心配されておりました。大丈夫ですか…?

・息子さん&娘さんネタのトーク
私の中でこのテーマ出されると敵わないなぁ〜って思うトークが、小さい息子さん娘さんのお話。
特にトーク強者モンエン西森さんの初期の頃の2本柱は近所のコンビニの話か息子さんor娘さんのお話。息子さんと難しいガンプラの脚まで作って『今日はここまでにしとこうか』って子供の方から言い出した話、娘さんがうどんを食べながらつゆに入った髪の毛をお箸で掻き上げてた話…他にも色々有るし、あとご自身のお子さんの話じゃないけど病院の待合室で『………たいくつ〜!!!』って言ってた子の話も大好きです。
モンスターエンジンさんといえば相方大林さんの息子さんが朝の準備中に怒られて泣きながら『オッケーグーグル…テレビを消して…!』って言ってた話も可愛い。

あとバッファロー吾郎竹若さんの息子さんのお話2本も好きで、息子さんも可愛いし、『次からは普通の海に連れて行こうと思います』とか『段々怒るのが嫌になってきます』とか、竹若さんのオチの付け方もなんだかほっこり可愛い

あとスーパーマラドーナ武智さんの娘さんが『絶対スーパーマラドーナやん!』って言ってくる話も可愛い!可愛いけど…スーパーマラドーナやんとバレてしまって、しかもその後武智さんの危惧(武智さんが自分の職業を隠していた理由)が現実のものになってしまったのだなと思うと…今見るとちょっと怖いです…。

あと小さなお子さんのお話ではないですが、座王公式Xで島田珠代さんが話してた高校生の娘さんと喧嘩した話もほっこり大好き。

・勿体無いトーク
座王史上、同じ傾向勿体無い負け方をしたトークが2つ有りまして…それが#197でのヨネダ2000さんのトークと、#303でのシシガシラ浜中さんのトーク。
誠さんは『お母さんがキーボード弾いてた』こと、浜中さんは『セットプレーで点を決めた』ことをバトルが決した後補足情報的な出し方をして笑いを浚い、どちらもジュニアさんに『そこまで込みで話した方が良かったな〜』的なことを言われているのです。
でもこれ…芸人さん的にはきっと難しいところですよね。バトルには勝ちたいけど、バトル外も含めた番組全体の中でも自分の存在感をある程度は出しておきたいわけで…終わった後の敗者コメントでも面白く在りたいじゃないですか。
しかもこの"補足情報"を1分トークの中に全部入れ込んだら、二段階オチみたいになってスパッとウケづらい可能性も無きにしも非ずですし…ジュニアさんのようなトーク熟達者からしたら面白いんだからどんどん話しなよ!』なのかもですが、これは意外と難しい問題なのではないかとか、素人考えですが思っちゃったり…
でもこの2つのトーク、本体部分だけでも普通に勝っててもおかしくないくらいそれぞれ面白かったです。でもそっか、相手が居るんすよねぇ…

・同じトーク
座王史上、別の芸人さんが全く同じ話を(別々の回の)1分トークで使用していたことが一度だけありましてそれが#276のザ・マミィ林田さんと#292真空ジェシカガクさんなのですが…
(モグライダーともしげさんの『大きなイチモツをください』の振り付けがおかしい話)
興味深いことに、このトークで林田さんは勝利して、ガクさんは敗北してしまっているのですよね。
同じテーマなので、エピソードの強さは同じ…相手は違いますが、私は林田さんに負けた隣人中村さんのネタ(浅越ゴエさんが眼球にハエが止まりながらもMC続けてた話)も全然弱くなかったと思いますし…(どちらかと言えばガクさんの相手のヤジマリーさんのネタが強過ぎたかな…?)
2人の話し方に一つ大きな違いが有るなと思いまして、林田さんは『カ●を作っちゃってました』と直接的なワードを使って説明しているのに対し、ガクさんは『先っちょもっこりさせちゃってました』とかなりふんわりした表現で説明してるんですよね…まぁ、これが勝敗を分けたのかどうかは分かりませんが(多分違う)、でも『はっきり言った方が勝つんだ…!』とちょっと思いました。


大阪チャンネル特典映像

大阪チャンネルとは吉本興業さんがNTTドコモさんと共同でやってるサブスク動画配信サービスらしく、専用アプリ(FANYチャンネル)の他にひかりTVやAmazonプライム・ビデオに追加課金することでも観ることができます。
オリジナル番組の他に地上波で放送されていた番組も配信されていて、私はアマゾンビデオから登録して、大阪チャンネルで初めて座王を見たんですよね(ついでに言うとろくでなしミトリズも)。

大阪チャンネル配信の座王は、なんとここだけの特典映像が付いていて、収録後の芸人さんたちのトークやり残したネタ等が披露されていたのです(今で言う座王公式Xで公開されてる動画みたいな感じです)。
しかしこの特典映像、ある時(ちょっといつからか忘れた…)を境に急になくなってしまったのと、アマゾンの大阪チャンネルで何故か急に座王過去回がごっそりと見られなくなってしまいまして(つまり実質特典映像も見られなくなってしまいました)、私は同じアマゾンビデオ内のカンテレドーガチャンネルに乗り換えてしまったのです(ろくミトがちょっと惜しかったけど…座王全部観れる方が大事なので)。

しかしこの特典映像の中で蔵出し的に披露された数々の芸人さん方の未公開ネタ、すごく良かったものがたくさんあるのです!
もう私は見られないので思い出しながらですが、すごく気に入ってて覚えてるやつだけさらっとご紹介…

・おいでやす小田(ギャグ)『ズッちゃん!
なんか可愛くて好き。元相方の西森さんが隣に居るのも良い雰囲気。
・モンスターエンジン西森(歌)『♪人のギター
これぞ西森節だと思う。『♪楽器屋さん大好き!』に通じるところが有る。
・九条ジョー(歌)『♪ホコリがかぶってる
あのすごく高音の歌声と共になんかずっと覚えてる…!
・ゆにばーすはら(大喜利)『シコティッシュフォールド』『シアトルバギナーズ
女性とは思えない程のすごい良いセンス。
・ラランドニシダ(ギャグ)『サンバのステップでチ●ポジを直しています!
本放送内でやってた全ギャグも含めて、ニシダさんのギャグの中でこれが一番好きかも。楽しそうなところが良いです。
島田珠代&かつみ♥さゆり♥さゆり『50女の成れの果てwith川村さん
同世代にして芸歴同期でもある珠代さんとさゆりさんがトークの途中でいつの間にかどどんぱどどんぱ歌い出し、たんぽぽ川村さんが『私も混ざって良いですか?』的なことを申し出る。珠代さんが『まだあなたは大丈夫よ』的なことを言ってたと思うのですが、川村さんは『もう40過ぎたんで…』的なことを言ってて…なんかもうあの一連の御三方の空気がすごく好きです。

ちなみにこの特典映像で感触が良かったのかその後座王本戦でも使われたネタもいくつか有りまして、セルライトスパ大須賀さんの『恋をした四部休符』や佐久間一行さんの"二文字モノマネ"とかが確かそうですよね。
佐久間さんは、特典映像だけでやってた『フグ田くぅ〜ん!』ってやつも良かったなぁ。あのシリーズ大好き!だけど…作るのはやっぱり大変なんですねぇ。なんて裏話も知れる、非常に良いコンテンツだったのですが…
まぁ、今は公式Xで色々上げてくれてるので。


復活してほしいお題

座王のレギュラー放送では基本的には現在、大喜利×2・ギャグモノマネモノボケ1分トークの7つのレギュラーお題と、その回毎に様々な2つのレアお題(レアチェアー)の9席で、10名のプレイヤーが戦っています(寝坊欠席者が居た時等の例外は有り)。
レアチェアーはどんどん新しいお題が登場したり、ハネた大喜利のお題がチェアーに昇格したり(※個人とか)、そんな感じなので入れ替わりが激しいし一回しかやってないやつとかも有りますが…
あれ面白かったからまた色んな芸人さんで見たいなぁと私が思うレアお題をちょっと並べておきます。

・写メ
・つぶやき

この2つは、色んな形の大喜利を1対1でやるこの番組だからこそ出来るお題だと思うので、続けて欲しいなぁ…と切に思うお題です。写メは特技みたいに、よく出る芸人さんが何回もやらされると辛くなっちゃうのかな…?
・顔
これもまた斬新な大喜利の形だと思うのです。コント師さんがちょっと有利そうなところが、逆に昨今の座王の空気に合ってるかも?
・魔王
初めて出た時は『何だこのお題』と思いましたが、今まで出てきたネタが結構名作揃いだったと思うので、色んな芸人さんでまた見たいです。
・寝言
サバンナ八木さんのあの輝きよ…!最近は寝転がると言ったら専ら死に際ばっかりですよね。寝言はまた似て非なる面白さが有ると思うので…
・原西
一回しかやってない、真のレアお題のひとつ。ななまがり初瀬さんは座王初戦がこのお題で指名されて本当に不運でしたし、岩橋さんにとっては本当に神お題だったかもしれませんね。
やる側の人は大変そうだけど、色んな人のそれぞれの中の原西さんを見てみたいです。

あと、一時はほぼレギュラーお題だったのに、写真は何故急になくなってしまったのでしょうか…?ツッコミという類似お題まで出てきたりして…それもすぐなくなって…
効果音も以前はよくやってたけど全然やらなくなっちゃって、またやって欲しいなー。
フリー素材探すのめんどくさくなっちゃったのでしょうか?


座王攻略ポイント分析

座王はサシの闘いなので、やる側の芸人さんからしたらただのネタ見せとは勝手が違う部分もきっと有るでしょうし、ジュニアさんは『こんなことするために芸人になったんちゃうん?』と仰いますが心が折れたり出演NGとしている芸人さんもいらっしゃるようで…
そんなプロのバトルの勝ち方など、素人の私が分析するのは大変烏滸がましいですが、ずーっと見ていた中で思ったことを少しメモとして書き残しておきます。


座王強い人のポイント

座王が強い方としてまず思い浮かべるのは、下記のような、準レギュラーくらいの頻度で出場している方々かと思いますが
私が思うこの人たちの戦い方の共通点って、『いかに自分の土俵に持って来るか』を考えているんじゃないかなぁってところです。
例えば…

・笑い飯西田さん
西田さんは初期の頃、とにかくギャグモノマネが苦手で毎回捻り出しながら頑張っておられたようですが(それでも全然勝ってたけど)秦の始皇帝を生み出してからは、様々なシチュエーション(拷問からのとか産まれたばかりの我が子に見せるとか)で両腕を挙げ秦の始皇帝に持っていき、みんなが始皇帝に慣れ始めた頃にはゆっくりと挙げながら『アレだと思ってるでしょ…?はい、三国志の関羽!』とか『1ニョッキ、2ニョッキ、三国志!』とかやって…秦の始皇帝というテーマ(お題)に沿って数多のバリエーションを生むというまるでIPPONグランプリみたいなことをやっているのです!
しかも流石に始皇帝の味がしなくなってきた頃には、今度はスーパーポジティブ人間手越くん同じことをやっています。これは恐ろしい人ですよ…正に鬼だと思います!

こうしてギャグ・モノマネを克服した西田さんに、新たに生まれた弱点1分トークで、ザブングル加藤さんも指摘していましたがこうも頻回出場しているとトークのネタの仕入れにも限界が出てくると思うのですよね…
シンクタンクタンクさんのエピソードを借りたりして乗り切った部分もあるのですが、それよりやっぱりテクニックそんなに強くないエピソードを爆笑に持っていったなと思う場面も多く有りまして
例えば『マイホームの建設現場の様子を奥さんが見に行ったら大工さんがお酒飲んでたっぽい』という話などは話し方によってはあんまり笑えないと思う(たまに笑いではなく『えーっ…』という声が上がるトークも有る)し、エピソードとしての強さもそうでもないと思うのですが、『うちを建ててる大工さんらしき人が、チューハイらしきものを飲んでいたそうです!』と、『らしき』という言葉をクッションに置く伝え方にとても小技が光ってると思うのですよね。

・モンスターエンジン西森さん
西森さんも初期はギャグやモノマネを少し嫌そうにしていましたが、ギャグは『へビースモーカー』、モノマネは『鉄工所の職人』で乗り切ってましたよね。
この2種類のシリーズは実家が鉄工所なヘビースモーカーであるご自身の感性がかなり活かされていると思われ、つまり西森さんの大得意ジャンル1分トークにも通じる部分かと思います。
(要するに西森さんって、他の人なら目もくれないかもしれない何気ない経験何倍にも膨らませる力がとても高いのだと思うのです)

歌とか大喜利とかでも、短いセンテンスとか中身が無さそうなこと西森さん流の膨らませ方をして…嫌な言い方をすると、"上手いことをする"ということからすごく上手ーく逃げていると思うんです。これは西田さんやジュニアさんの正攻法大喜利とは全く違うやり方の大喜利だと思います。
("逃げてる"とは嫌な言い方なんですが、私はものすごく素晴らしいこととして敢えてこの言葉を使用して申し上げさせていただきたいですすみません西森さん…!)
♪楽器屋さん大好き!』の歌(長いメロディに歌詞を嵌めることから逃げてる)でも思いましたし、『背負い投げ〜!…言うてる場合ちゃうやろどうすんのこれ?』の大喜利回答(4文字でシチュエーションに嵌まる言葉を探すというIKKOさん大喜利のセオリーから逃げてる)の時に一番『うわ〜ずるい!面白い!』って思いました。

・藤崎マーケット田崎さん
田崎さんはモノマネギャグが強い他、モノボケでは自身のモノマネ持ちネタの要領でランドセル等を使って小学生コントをしたり、トークでは関西芸人さんならではの関西師匠トークを使って多くの勝利を挙げています。
かなりのジャンルをカバー出来ているように見える田崎さんの戦い方で一つ気になるのが、の歌詞。『♪大助師匠に野球のピッチングフォーム改良された、それ岩隈』『♪その時のカメラマンのまさかの一言『一応ゲロ撮ってます』』『♪ずっと『ララバイララバイ』って言ってた』とか、田崎さんの歌の歌詞は結構1分トーク的な内容を歌詞にした歌が多いです。しかもメロディーに合ってないことも多いのに、エピソードが面白いからちゃんと笑いを生んでそのまま勝っちゃうことも有ります。
大喜利でも、売れて全国区になった同期のかまいたちさんと比較した自虐ネタで勝利したりして…やっぱり田崎さんって、酸いも甘いも経験した芸人人生をフルに活かして笑わせて下さってる感じで、素晴らしい芸人さんだと思います。

・ロングコートダディ堂前さん
堂前さんは、ポン村上さんも仰ってましたがやっぱり"書くタイプ"の人だと思うんですよ。机の上でネタを書く人、上手いことを思い付くのが得意な人…そう考えるとロングコートダディってクレバーな堂前さんと素晴らしいキャラクター性の兎さん(兎さんって芸人さんとして類稀なる逸材だと思います)で、本当に最高のバランスのコンビだと思いますが…
堂前さんは、この素晴らしい書く力即興力を要する座王での戦いにおいてまで持って来られてるのが強さの所以かなと思います。
堂前さんも他のオオギラー(大喜利を得意とする人の意)系プレイヤーと同じくモノマネギャグ苦手そうにしていますが、そんな中堂前さんが繰り出すモノマネ・ギャグは『消火活動中におしっこを漏らしちゃった消防士』『♪これっくらいの…ポーチ見ませんでしたか?パスポートとか全部入ってるんです!』『お兄さん居酒屋っすか?良いですね〜僕は昼飯作り過ぎたから食べてまわなあかんのですよ』等々、まるで超ミニミニショートコント…ロコディさんが普段やってるコントをめちゃくちゃ短く一言だけに収めたみたいな内容だと思います。モノマネとか、こんな人一人も居ないもんね!でも面白いから勝っちゃうんです!
あと堂前さんは被せがとても巧み秀逸で、キャッチかと思ったら違ったシリーズもそうですし、群馬の歌とか俺の庭の歌とか、緊張感のモノボケとか…相手に一発のパワーでは負けるかもしれない時に、そういう連撃で補ってる部分も有ると思います。もしも座王がユニットバトルゲームになったら、堂前さんは溜めてドカンタイプのキャラになると思われる……なんちゃって。

最近出てきた人で言うとソマオ・ミートボールさんとか、ぱーてぃーちゃん信子さんとかがこういう"自分の土俵に持っていく"タイプのプレイヤーだと思います。
ソマオさんは大喜利でもギャグのテイスト(特になぐさめが素晴らしかった)、信子さんはトークエピソード自体は弱めでも、ギャルを活かしたオチの一言で笑いを生んでる感じ?(『めっちゃ沸いたってはなし〜☆』とか…)

こういう皆さんと比較すると、同じ強者でもR藤本ことベジータさんとか浅越ゴエさんとか、最近だとサツマカワRPGさんとかは『純粋に全部出来る人』って感じに映ります。
武将様戦国のオールラウンダー(でもトークだけはきっちり関西師匠トーク)。


画が浮かぶ

様々な方が審査委員長をされてきていますが、ジャッジのポイントを聞かれた際等に『画が浮かぶ』という表現がよく言われてるなーと思いまして、やっぱり見る人に映像を浮かばせることが勝利のポイントなのかなと思うのです。
大喜利は一問一答、コント系お題でもあまりダラダラせずに一言二言で笑いを決めなくてはならない座王の戦いでは、その制約の中見る側のイマジネーションにも協力させる必要が有るのかな、とか…
そんな中、やっぱり座王の鬼西田さんはよく『画が浮かぶ』と言われている気がします。
ふすま対決ではふすまを開けおばあちゃんにMacBook Airの故障の対処を頼んだり玄関に有ったおばあちゃんのエアジョーダンを褒めたりして勝利。審査委員長くっきーさんに『情景が目に浮かぶ』『奥におばあちゃんが佇んで見える』と言わしめました。
あとは名曲『♪100年生きてきたカメをダイハツムーブがバックでゆっくり踏んでく』では審査委員長ほんこんさんに『画が浮かんだ』『アカン!と思った』と絶賛されております。
この、画を浮かばせてくれるところ西田さんの強さの理由の一つであることは間違い無いみたいです。


先攻に後攻が被せるリスク

さっきやったネタを冷めきらない内にもう一回やることをお笑い用語で【被せ】と言うのだと思いますが、座王は先攻・後攻と順番にネタを披露するので、後攻が先攻に被せるという形の笑わせ方がしばしば見受けられます。
ただ、成功率は今一つな様子で、記憶に新しいところだと真輝志さんvskento fukayaさんのR-1戦士同士でのビンタ対決。『R-1グランプリ、ミス多い!』と言った先攻真輝志さんに対し『R-1グランプリ、もう一度言う!ミスが多い!』と後攻kentoさんが被せ、『ホンマに多いねんな』と大爆笑に包まれますが…審査委員長くっきーさんのジャッジは『kento fukayaがウケる要因を作ったのは真輝志だから』という理由で真輝志さんの勝利。成る程確かにその通りで、そのまんま被せで取った笑いは、むしろその分の笑いの量を先攻に加点してしまうことになりかねないのだなと思いました。

そのまんまではなく、一捻り入れた被せをして勝利した例はセルスパ大須賀さんvs鬼西田さんの土下座対決。
(座王に出る時はシンプルな白Tシャツで来いと言われているのに)本日、胸ポケットがついておりますすいませんでした!』という土下座で先攻大須賀さんが爆笑を生んだ後、後攻西田さんは『私も座王出演回数が多いもので、ポケット付きを着たこともあります…』とまずは先攻の言ったことを踏み台にしてクスクスっとした笑いを生んだ後、『そして本日は、袖の部分がすぼまっているやつを来てきました!』と言って土下座。
これが本当にすぼまってるやつを着てるんですよ!だから面白いんです!『すぼまってるやつ』という言い方が面白いですよね…やっぱりこの言い方の妙が、鮮やかな返り討ちのポイントなのかなと思います。

・全てを自分のものにする川原さんのすごさ
さてここで、天竺鼠川原さんのすごさの話です。川原さんはとにかく人のボケに被せに被せまくります。そもそも初出場初座王となったこともトミーズ健さんがその場で生み出し爆笑を浚った『げまんちょ』を早速コスりまくり本人よりも巧みに使いこなした勢いの結果ですし…
新春スペシャルのモノボケ対決ではカミナリまなぶさんがヘッドマネキン白黒白の順番に横にして並べて『ネプチューンさんが死んだ…!』と爆笑を生めば、後攻の川原さんはマネキンを白白黒の順に並べて『叶姉妹さんが死んだ…!これ(黒)は誰か分からんけど…』と予想のナナメ上を行く被せ方。

あとはスリムクラブ内間さんとのモノマネ対決では、お互いモノマネ持ちネタが全然無い中内間さんが『カカシなのかおじさんなのかよく分からないおじさん』というよく分からないモノマネをすれば、川原さんは『スリムクラブの内間さん(のマネ)』と言って『カカシかおじさんか分からないおじさん』とエセ沖縄訛りで押し通し
内間さんが『(審査委員長の)ほんこんさん(のマネ)』と言って『ドロー…』と札を横にする仕草をすれば、川原さんは『ほんこんさんのマネをするスリムクラブの内間さん』と言って同じ動きをするのです。
この勝負は流石に負けてしまい、ナレーションには『座王史上最も奇妙な戦い』と言わしめております。

この他に敗戦時のコメントすらアインシュタイン稲田さんが直前の敗戦時に言ったボケ(『何でこんなこと言うたんやろ』)に被せたり等々、この方は自分にも他人にも被せの乱れ撃ち状態なのですが…そのまんま被せはせず、先にボケた人を上回り、むしろ先にボケた人が笑わせた分まで喰って全てを自分のものにしてる感の有る川原さんものすごいテクニシャンなんじゃないかな〜と、私は思います!
これは私にはなんとなーくそう見えるってだけの話なのですが、川原さんには被せに使えるか使えないかを見極める目が有って、使えるボケを見逃さない目も持っているんじゃないかな、とか…そんな風に思います。


座王小ネタ

本当に何周も何周も繰り返し観ておりますので、バトルに直接関係無いことまで気になることが色々有ります。
だから何?』とは突っ込まずにいて下さるとありがたいです。


土下座王

ポン村上さんの発言がきっかけで生まれた伝説の企画"土下座王"。
コロナ禍の中で行われた大会なのでイス取りではなく関東グループ・関西グループに分かれてのくじ引き負け残り方式でしたが、この企画にはこの形式がとても合っていて良かったと思います。
(床に座らされて始まって、勝ったら椅子に座れるという方式で、オープニングのみじめ感が『土下座王が始まったな〜』って思わせてくれる…)

座王になったことの無い人を集めて最弱を決めるという大会なのですが、審査委員長の鬼西田さん(実はこれが初審査)も『思ってた感じより大分レベルが高い』と仰るほど、皆さんナイスファイト。
しかも人選若干謎で、当時3戦(1勝2敗だから、確かに負け越しではあるんですが)しかしていないチャンス大城さんが出ていたり、当時無勝・後に座王史上最多連敗の記録を打ち立てるウーイェイよしたかさんが呼ばれていなかったり…(ウーイェイさんはここに出してもらえていたらギャグであっさり1勝できてたりしたのではないだろうか…)
関東・関西で揃えたかった都合なのでしょうか。

(土下座王に輝いた女と男市川さん以外の)皆さんはここで勝ちの感触を掴めたのか、10人居る土下座王出身者の最早半数(フルーツポンチ村上さん、しずるKAƵMAさん、チャンス大城さん、コウテイ下田(現シモリュウシモタ)さん、祇園木﨑さん)が、座王経験者となりました。市川さんはモノマネを早々に村上さんに取られてしまったのが痛かったかな…(それによってチープモノマネが覚醒してしまうし)。
まだ座王になってない方も、ツートライブ周平魂さんとかスーパーマラドーナ田中さんとかは、勝つ時はポポンッと連勝したりしてるし巡り合わせが良ければそのうちいけそうな。
そんな側面も有るし企画としてもたまにやる分にはこれはこれで面白いと思うので、またいつか開催して欲しいなぁと思います。
とりあえず、現在連敗記録絶賛更新中すがちゃん最高No.1さんは出場決定かな…?


西森vs田崎

誰が相手でもそもそも大喜利が得意なモンスターエンジン西森さんですが、一時は取り分け藤崎マーケット田崎さんが大喜利の席に座っていると『お得パック』と呼び即指名していました。
(最近はこの二人の共演自体が減ってしまったような…)
確かに田崎さんは、決して大喜利が弱いわけではないのに(他の人との対決ではそこそこ勝ってる)西森さん相手だとおそらく全敗で、写真やかるた等の他の大喜利系お題でも負けたりして、2週連続で西森×大喜利に負けたことも有る程。ギャグやモノマネでは勝てるのに…(西森さんの自滅による勝利もありましたが)。

これはお二人それぞれの得意不得意も有ると思いますが、そもそも芸人としての属性が、田崎さんにとって西森さんは戦うには相性悪過ぎるのだと思います。

お二人のタイプは、先述もしましたが
田崎さん=結構ベタでストレートなタイプ
西森さん=どんなお題も自分のフィールドに持ってきてやりくりする角度センスタイプ
だと思うんです。

西森さんの角度は、センスタイプの堂前さん等と比べてもかなり変な方向からぐいっとくるタイプです(実は田崎さんは堂前さん相手にも勝率悪いのですが…)。
この対決になると、田崎さんのようなストレートタイプは余程のパワーが無いと、西森さんの意外性上手さ敵わないのだと思います。
逆に西森さんは、ギャグやモノマネだと自分もある程度しっかりさせておかないと田崎さんの純粋に(良い意味で)くだらなくて面白いネタにはパワー負けしてしまうのかな…とか。
上沼恵美子さんのラジオの新旧レギュラーという新たな因縁も生まれましたし、このお二人の絡みは流石関西芸人さんって感じの、明るくなれる面白さなので、またちょくちょく見たいですねー。


竹上さんの成長

座王のスタジオで、プレイヤーよりも一段高い席に座っているのはいつも3人(そして座王になったらそこよりも更に一段高い玉座に座れるのです)。
左から審査委員長、千原ジュニアさん、そして進行補佐の関西テレビ女性アナウンサーさんです。
他の女子アナさんが務められることも有りますが(収録日の都合らしい)、殆どの回に於いては竹上萌奈アナが担当されており、ジュニアさんも『俺の次に座王を見続けてる人』と表しております。
基本的には淡々と進行をアシストしながら、大喜利の際に『ジュニアさん用のフリップもご用意しているのでぜひお書きください』と言うとジュニアさんに『Sっ気たっぷりですね』と軽ーくイジり返されたりするくらいだったのですが……7年経った今、最近の竹上さんの活躍は目覚ましいです。

#287ではなんと武将様劇場に巻き込まれ退場させられてしまったフジモン審査委員長に代わってガチで勝敗をジャッジすることになりますが、流石ジュニアさんの次に座王を側で見続けてきたお方…『"巨乳おばさん"というワードがガツンときて良かったです!』『『以上だよ』だけが面白かったです!』『(フォーリンラブ)バービーさんのは奥行きがありましたが、KAƵMAさんのはよく分からなかったです』と、驚く程に的確過ぎるジャッジ。その回で優勝したR藤本ことベジータさんにも『松本人志の次に緊張したぜ』と言わしめます。
更に最近は何故か唐突に女子アナ大喜利積極的に参加するようになり
【ど偏見国語辞典『女子アナ』の欄には何と書いてある?】
→『東京横浜に実家あり、手当たり次第に就活し地方局に内定するも田舎での生活に耐えられず3年でフリーに。なんとかインストラクター等の謎の資格を取り二足のわらじなどと抜かす所詮実家の金で生きている女
【『女子アナへの悪口川柳』大賞作品とは?】
→『さあ君も!名のれば誰でもフリーアナ』
【ははーん、この女子アナ本当はドSだな。なぜそう思った?】
→『ひとつまみのナッツと、地方局のアナウンサーが空回りしている全国ネット特番をアテに、ワイングラスを傾けていた
【月刊『女子アナ』今月の見出しとは?】
→『メンタルバイブル決定版〜センパイに聞く!気象予報士が書いた天気予報を読むだけでアナウンサーを名乗れちゃう!?「神」メンタルの作り方』
【『女子アナ人生ゲーム』でありそうなマスとは?】
→『後輩に仕事を奪われる…一回休みひと休みしたくもなるさ。しかし女子アナプロなら涙を拭いて1マス明日へと進め。』
と、戦慄の名回答尽くし
これをアナウンサーボイス(長文だから余計に映える)でスラスラ読むから余計に恐ろしい。て言うか普通に大喜利として上手いし
ぱーてぃーちゃん信子さんには『待ってましたー!』と言われ、審査委員長お〜い!久馬さんからはXにて『ハーレイ・クインと化す竹上アナにもご注目を』と言われる程。
武道館イベント開催決定後にはR藤本ことベジータさんに『武道館では当然貴様らも回るんだろう』『覚悟しておけアナウンサー!』と宣戦布告され、更にジュニアさんからは『いやマジで回る可能性あるよ』とまで言われてしまうのです。
初期の頃はジュニアさんにフリップを渡され戸惑いながら【『あ!この女子アナ、バリバリの元ヤンだな』なぜ?】に『MC席に、ヤンキーずわり!』と可愛く答えていたのに…
今後も竹上さんからは目が離せません。


バカサバイバー

初期の頃のオープニングはギターのメロディが流れながらナレーションでその回の注目プレイヤー等を紹介していましたが、#113(コロナ禍中でグループ勝ち抜き方式になった時)からウルフルズさんの『バカサバイバー』という楽曲が固定のOPテーマ曲となりました。
この『バカサバイバー』という曲自体は2004年に発売した曲で、当時はアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』の主題歌として発表されました。
この『ボボボーボ・ボーボボ』というアニメ(と言うか漫画)が、私昔っからすごくすっごく大好きでして…!
座王でバカサバイバー流れ出した時は、そりゃあもう仰天でしたよ!

この曲は恐らく、ギャグバトル漫画である『ボーボボ』の主題歌になることを踏まえて作られたのだと思われ、だからオレイズムの"おふざけ(=バカ)"で戦って"生き残る(=survivor)"のだと思います。初めて聴いた時は『ボーボボにぴったりだ!』と思ったものですが……
この歌詞タイトル、不思議な程に座王にもマッチしてますよね。"お笑い(=おふざけ=バカ)"で勝負して、"最後に勝ち残った人(=survivor)"が座王なわけですから。
"オレイズム(=普段はコンビやトリオでもこの場では個人戦)"も座王っぽいし、座王の曲だなーって思ってAメロ部分の歌詞を聴くと、いつも座王で笑わせてくださる芸人さんたち、引いてはお笑いと言う概念そのものに励まされてるみたいな気分で元気が湧いてくる気がします…(言い過ぎ?)。
そして座王に恐れをなして出演NGを出している芸人さんには、ぜひCメロのセリフ部分を捧げたいですねぇ…なんちゃって。
それにしてもこの曲、ピアノがかっこいいなあー。


本当に小さすぎる小ネタ

・初期のランジェリーはピンクの花柄みたいなやつだった
一時期座王のモノボケに於いてはテッパン小道具だったパープルランジェリーですが、#15あたりではピンク色赤い花(?)が入ったブラジャーがモノボケモノ置き場にちらちら映っています。#18ではビスケットブラザーズきんさんがピンクランジェリーを使用していますが、#19から黒レースパープルランジェリーが取って代わったみたいです。だから何ってわけじゃないんですけど、何故でしょうか…?
あのピンクのブラは薄い色だし普通に可愛かったので、セクシーっぽいパープルランジェリーの方が画面映えするお笑いにもし易いと、きんさんがピンクランジェリーを使用した時に座王スタッフさんが気付いたんですかね?

ところで、今見ると極初期のモノボケは道具が少なくて考えるのが難しそうですね〜…。

・ジュニアさんの名前間違い
若手芸人さんもたくさんいらっしゃいますし、ジュニアさんもお忙しいと思うので全ては把握しきれないでしょうから…大阪若手芸人さんがメインで出演していた初期の頃は、セルライトスパ大須賀さん→おおすが、トット桑原さん→くわばら、コウテイ下田さん→しもだ等名前の読み間違いがちらちら有りました。だから何ってわけじゃないし、1〜2回共演したらすぐに直ってるんですけど、その回を見る度になんか可愛いなって思っちゃいます…本当にそれだけ。

・ポン村上さんは武田鉄矢さんなら金八先生よりマルちゃんや101回目の方が好き?
ある意味モノマネ芸人
でもあるフルポン村上さんは、ご自身の持ちネタの中にも武田鉄矢さんをルーツとするものが複数ありますし(オバケ田鉄矢とかシャケ田鉄矢とか)、大喜利でも武田鉄矢さんにかかわるお題を何答かしているんですよね。
しかし村上さん、武田鉄矢さんと言えば一番最初に頼りそうな金八先生ネタをあまり使わず101回目のプロポーズとかカップ麺のCMの武田鉄矢さんの台詞をよく切り取っているんですよね。『暇ならぼ〜くとお茶しませ〜んか?かわいこちゃん!』とか『うっかりどん兵衛食べちゃった』とか『海じゃ産みませーん!川に戻って産みますからー!』とか『僕は死んでま〜す!』からの『赤いきつねと緑の魂〜』とか…まぁ、だから何ってわけじゃないんですけど…
なななな〜なななな〜なななななんですか〜?』って言ってる時も有ったしね。

・ファはやっぱりファイトのファやねん!
#286
決勝で西森さんvs大須賀さんの大喜利対決
『キャバ嬢ドレミの歌』とは?
で『ファ〜は結局ファイトのファ〜やねん!』というパワフル回答で優勝した大須賀さん。優勝コメントでは『やっぱりファは…警察官、歯医者さん、フリーター、誰にとってもファイトしか無いんすよ』という名言を残されました。
そして時が経ち、結構最近の#325にて…
『YouTuberドレミの歌』ってどんなの?
という類似お題にて、ビスケットブラザーズ原田さんが
『ド〜は動画のド、レは礼儀のレ〜、ミは宮迫さんファはファイトのファ〜♪』
と歌っていらっしゃって、やっぱりYouTuberにとってもファファイトのファなんだなぁと…!だから何と言うわけではないんですけど
この原田さんの回答はこの後『ソは粗品のソ〜』と続いていき…なんとも言えない名回答でございました…
…しかし#315、武将様vsベジータさんの『AV男優ドレミの歌』のお題では、ファはやっぱり……!

・信子さんの地元のツレ
ぱーてぃーちゃん信子さんは、1分トーク等で度々"地元の友達ツレ"の話をしています。

今まで登場した、信子さんのツレ
セナさん(『マジぴえんヶ丘どすこい之助』の生みの親)
マリアさん(お笑い好きで、信子さんよりも感性が芸人)
カナエさん(酔うとYOUさんみたいな笑い方になる)

…この地元おもしろすぎ〜!!!
(信子さん風のオチの付け方をしてみたつもり)

座王名言集

最後に僭越ながら独断で、座王名言集を選ばせていただきました。
名バトルの中では、名言や名シーンが生まれるものです。

・芸人さんちゅうのはスゴいですなぁ〜!(矢野兵藤矢野さん)
モノボケ対決を小道具を使ったモノマネという形で勝利したTHIS IS パンTHIS IS 岡下さんの戦いを受けて『自分の得意な方にあえて持っていくという手法』についてしみじみと放った矢野パイセンの一言。#8にして、座王の芯と真を捉えたような発言だと思います。流石パイセン。

・もう負け飽きた…!(祇園木﨑さん)
#32にて、当時7戦1勝しかできていなかった中でこの回初登場であった後輩アイロンヘッド毛利(現ナポリ)さんに得意意識があった大喜利ドローも無く負けてしまった際の名言(ジュニアさんも思わず『名言!』と溢しています)。この言葉はテロップでは語尾に『…』が付いているのですが、木﨑さんの声の感じでは寧ろ『!』が付いているかのような力強さがありまして、座王対策ライブを開いたり等諦めずに戦い続けて今や座王2回となった木﨑さんの気持ちの強さを感じる印象的なシーンです。

・お笑い難しいなぁ〜(兼光タカシさん(当時プラス・マイナス))
#89の写真対決にて。センス芸人堂前さんに、必殺オール巨人師匠モノマネで挑みますが…スタジオ内はシーンと静まってしまい、敗北。思い浮かべてた設定が今ひとつ審査員席に伝わらなかったようで勝敗が決した後に兼光さんは自分なりに内容の説明をするのですが、ホワイトガールも芸人さん方もスタッフの皆さんも、殆ど笑いナシ…という状況で不意に出た一言。
私は芸人さんではないので分かりませんが、ただ一つの『面白い』という人間の感情をどうやったら引き出せるかを、頭を使って真剣に考える…お笑いって本当に難しい行為なんだろうなと思います。
本格モノマネーの兼光さんが#40で武将様の戦国モノマネに負けた際の『ちゃんとしたらアホらしいんですかね?』という発言も、考えさせられる…
準優勝までは何回か行っていた兼光さんですが最近やっと座王になれてなんだか私も嬉しいです!

・もう呼ぶなよ!(ダイアン津田さん)
#135で2回目出場の津田さんが、挨拶代わりの『ゴイゴイスー!』があんまりウケなかった時に叫んだ一言。『これで笑てくれへんのやったら!』と続けて、見事スタジオは大爆笑でございます。
『ゴイゴイスー』は津田さんの代名詞的代表作だと思いますので…『確かに!』と思ってなんだかすごく心に残っているシーンです。

・バイバ〜イ!(ゆりやんレトリィバァさん)
#43新春即興王SPにて
『初代内閣総理大臣の伊藤博文も、晩年友人と食事をした後に、こう言ったとも言われてます』
でしょうね(´^ω^`)

・そっか、相手が居るんすよね(しずるKAƵMAさん)
#142新春2時間SPにて。かましまくったのに後輩のはなしょーしょうこさんに1分トークで負けてしまい、ジュニアさんに『シューマッハの靴下の話面白かったですよ。でも相手も面白かったから。』と言われた際に溢れた一言。
お気づきですか、私この記事の中で何回かこの台詞使っちゃってました。
これもかなり座王を捉えた素晴らしいお言葉だなと思います。座王では苦労をし続けたKAZMAさんだからか一層の説得力が…
何度も言いますが座王って1対1の勝負なので、自分がどのくらい面白いかじゃなくて相手と比べてどっちが面白いかなんですよねぇ…

・本当の座王なんてないです(千原ジュニアさん)
#145にて、モノボケでのコンビ対決を仕掛けながら相方下田さんの『妖怪能面シリーズ2連発に惜敗したコウテイ九条さん。『被せるというのはどうなんでしょうか?一回(の面白さ)で勝負するのが本当の座王なんじゃないんですか?』と物申した際に、ジュニアさんが返したのがこのお言葉。
『面白さ』が一番の正義であり、ルールはその次という、座王という番組・引いてはお笑い芸人という世界そのものまで表しているような気がします。

・どんなにベラベラ喋っても死ねの二文字には負けますね(マユリカ阪本さん)
#138のメンチ対決にて。ビッグバンアタックの構えで『死ねー!!』とだけ言い放った先攻R藤本ことベジータさんに対し、結構長めに全然関係無い因縁を付けた後攻阪本さんは負けてしまいます阪本さんって負けた時のコメントがいつもなんか面白くて好きです。
実はこのお言葉はかなり的を射ておりまして、ベジータさんは2023年10月のチャンピオン大会のメンチ対決でも『死ねー!』で勝利をもぎ取ってますし、最近では#336のビンタ対決でもナッパ被せからの『もう死ねー!!!!!』で3ドローの末を制しましたし、ベジータさんだけではなく九条ジョーさんも#158にて『おまえはよ死ねや!』というメンチで勝利を挙げてたりします。
勿論使いどころを見極めないと強さを引き出すことは難しいでしょうが…確かに『死ね』の二文字は必殺の武器になり得るようです。

・パーファイブ(千原ジュニアさん)
#315にて、ケビンス山口コンボイさんのトレードマーク的ギャグ『チョキピース!(両手でピースする)』に対しジュニアさんが両手の平を見せて返したお言葉。チョキピースの使い手コンボイさんも『いいなぁ…』と漏らすクオリティ。こういう上手い言葉返しさらっと出せるところが、本当にジュニアさんって機転が利くすごい芸人さんだなと思います…!


最後に一つだけ座王への要望

【最近の全国ネットのスペシャル回も全部配信でいつでも観られるようにしてー!!!】
ザ・マミィ林田さんが優勝した回とか松本さんが審査した回とか何回も見たい…!



この記事いくらなんでも長過ぎましたか?
まぁいいや!
叫びたかったこと沢山言えて満足です!
小腸大腸十二指腸ー!!!
それでは!

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