日経225 (日経平均) の計算方法の基礎
最近は日経225(日経平均)の乱高下が目立つようになりましたが、この日経225はどうやって計算するのでしょうか?
その計算方法の基礎をメモ代わりにまとめてみました。
日経225は単純に考えると
日経225採用銘柄株価の総合計 ÷ 225 = 日経225の値
で計算出来そうですが、実際の日経225を求める式は上記の式を変形した物になります。
まず『日経225採用銘柄株価の総合計』の部分は『(採用各銘柄の株価 × 採用各銘柄の❛株価換算係数❜)の総合計』になります。
株価換算係数とは採用株価の水準を調整する数値です。日経225に新規採用される銘柄は、原則として1が設定されます。より詳しく知りたい人は検索等で調べてみてください。
そして『÷ 225』の部分は『÷ ❛日経平均除数❜』になります。
日経平均除数とは、最初の除数225の値をそのまま使い続けると、採用銘柄が株式分割や併合等をした場合、指数の連続性が保てなくなるので、指数の連続性が保たれる様に調整された序数の事です。より詳しく知りたい人は検索等で調べてみてください。
まとめるとこうなります。
(採用各銘柄の株価 × 採用各銘柄の❛株価換算係数❜)の総合計 ÷ ❛日経平均除数❜ = 日経225の値
これが日経225の計算方法の基礎です。
計算式だけを示されてもピンと来ないかもしれませんね。
なので一つの計算例を示します。
今日は 2022-07-18 なので、この計算式を元に実際に 2022-07-15 のファーストリテイリング 9983 がどの位この日の日経225を押し上げたか計算してみます。
まず、ファーストリテイリングの
2022-07-14 の終値は 70130
2022-07-15 の終値は 76230
で、全日比 +6,100 (+8.70%) です。
ファーストリテイリング株価換算係数と日経平均除数は下記を見れば分かります。
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