ベリーダンス 私の歴史
ベリーダンスの体験レッスンを受けた後
週に一度 行こうと決めた。
初めて行ったお教室でもらったパンフレットや
インターネットで調べた情報
まず 初めに
1)衣装が素敵!
2)アラブの曲に癒される
3)エキゾチックな感じがなんとも言えない
4)レッスンしている皆さんをみて
エレガントで美しい。
私も踊れるように頑張ろう
最初はそう思った。
しかし、家に帰ると 子育てと
仕事と 家事と 本当にやることが多かった。
だから 1週間なんてすぐに過ぎる。
あまり自己練習も復習もできないまま
次のレッスンを迎える
少しずつ 振付は進んでいくわけだが
その時は覚えていても
家に帰ると忘れてしまう。
レッスン時 みんながしているように
私も振付をメモをする。
一週間に一度では 覚えられないということに気が付き
なるべく一週間に二度通えるように頑張るが
シングルマザーで非正規で
自由になるお金はわずか。
それでも どうにか節約して
レッスンに行けるようにしていれば
どうにか振付の時間はついていけるようにはなるが
ナニカ事情があって
レッスンをお休みしなければならないと
次に行くレッスンでは 振付についていけない。
そういうとき
今習っている曲は諦めて
3か月後くらいに新しい曲が始まったらまた行こうと決意するが
自分一人で生きているわけではないので
その3か月の間に
子供のことや仕事のことでいろいろあり
なんとなく レッスンから遠ざかる。
で ある日また レッスンに行きたくなり
スタジオに行くが あまり行かないから取り残される。
という 悪循環で
私の最初のベリーダンス歴は
1年半くらいだったと思う。
で よく聞かれるのが
なぜ そんなに一生懸命やったのかというところなんだけど
私に非常に意地悪をしてくる女性がいて
本当にいつも嫉妬やなにやら
わからないように 意地悪する。
彼女は美しく、取り巻きもあったので
私は心のどこかで彼女には叶わないと思っていた。
それに 意地悪されるたびに
彼女には近づきたくないとも思っていたから。
そんなとき、ソロのベリーダンスのステージを見て
あ そうだ!
こういう風に踊れるようになって
あの女を見返してやるんだ!
と 心の中で叫ぶ声が聞こえた。
それからは前回の失敗を踏まえて
ベリーダンス教室は家から近いところにした。
交通費はかからないように
一人親制度の都営線なら無料で行ける場所を選んだ。
最初の教室よりは 随分と親切でソフトなイメージであり
レッスン生たちも フレンドリーな人が多かったので
それに みんなよりもちょっとだけ
ベリーダンス歴があったもので
その教室では
振付や基本ムーブメントについていけることができたので
楽しく習えるようになった。
最初の失敗は
1)シングルマザーでお金がないのに
交通費がかかる場所にしてしまった
2)移動時間が長すぎたので家事に支障が出た
という二点。
それをクリアして
次の教室は
1)交通費はゼロ
2)片道40分くらいで行ける
3)レッスンの雰囲気が良い
4)友達ができた
ここの教室は約2年半くらい通い
中上級クラスまであがった。
それで このくらいのレベルになってくると
欲が出て、レストランで踊りたいとか
プロになりたいとか
インストラクターとしてやってみたいとか
思うようになる。
その教室で インストラクターになったり
レストランで踊れるようになるには
先生に気に入られないとならなかった。
というのは 基本どこでも同じだけど
先生に気に入られるというのは
うまいからということじゃない
というのを気づいてしまった。
なぜなら、その教室で一番2番上手だった生徒さん二人が
先生から無視されている というのが
判明し
彼女たちは 辞めた。
そして わたしにも被害が及んできたので
やめた。
別の教室に体験でいくにも
ビギナークラスのインストラクターよりもうまく踊るので
嫌がられる。
だから、インストラクターじゃなくて
そのスタジオのトップの先生のクラスに行くにし
先生に相談した。
先生 プロになりたいんです!
といったら、
プロは大変よ。。と一言言われて
その時は意地でもプロになるんだ 頑張りますと
言っていたけど
このコロナの中では
プロは大変よと教えてくれた先生の心がわかる。。。
結局 どこの教室に行っても
入門初級中級レベルよりも上になってしまい
疎まれてしまいそうだったので
そんな時、現在の師にあったのだ。
今でも彼女の生徒であり
彼女の教室のインストラクターで
ショーダンサーの一人であり
どこで踊っても恥ずかしくないように
教えてもらったおかげで
誰かと比べる というのがなくなった。
それにダンサーになると
姿勢や化粧、ファッション全体も変わるので
以前よりもカリスマも上がった。
だから 以前私に意地悪していた女性のことも
ダンスにのめりこむことで
すっかり忘れてしまった。
まるで 別の人間になったようだ。
最初は ほんの趣味で始めたダンスだったけど
あることがきっかけで
私の心に意地の炎がともった。
今では その意地悪な彼女に感謝もしている。
彼女から意地悪されていなかったら
私はこんなにも ダンスをしていたわけではなかっただろうから。
新しい生徒さんがくるたびに
私は 自分がダンスを始めたころをよく思い出す。
新しくダンスを始める人にとっては
普通に趣味程度なんだろう。
だから 親切に優しく わかりやすく
簡単に教えるようにしている。
ちょっとだけでやめてしまう人も
ずっと長く習う人も
ほんの趣味程度でも
健康増進・ダイエットのためでも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?