【WEBデザイン/勉強】「デザインのドリル」演習04をやってみた
こんにちは!®です!
前回のnote記事公開から期間がだいぶ空いてしまいました…。実は、デザインのドリル演習04のトレース&実践はすでに終えていたのですが、noteの記事を書けていませんでした。なので今さらですが、反復演習の意味も込めて演習04についてのことを書いていきます!
↓演習03についてのアウトプットnoteはこちらです。
演習04「結婚式の招待状」のデザイナートレース
今回は、結婚式の招待状のデザイントレースに挑戦してみました。
ここでは、デザインをする上で余白をいかにうまく根拠を持って活用するかについて学びました。実際にわたしがトレースしたものはこちらです。
実践内容
・かかった時間:45分(目標:30分)
・トレース内容:結婚式の招待状のデザイン
目標
・なるべくトレース時間を目標時間前後を目指す
・余白の使い方を学ぶ
・優先順位や全体のバランス、デザインが誰にどう伝えたいものなのかなどを考えた上で文字の配置場所の意図を考えてトレースする
感想
・英字タイトルの「Wedding~」の文字の配置角度の取り方が難しかった
・文字は全て左揃えだが、写真だけ右揃えになっている
→文字と写真で明確に左右に要素を分けていることで、全体のバランスがいいように感じた
・字間をそれぞれ均等にとるのが結構時間がかかってしまった
・文字と写真要素が左右にバランスよく分けられているのと同様に、余白も左右対称に存在している
・結構簡単でシンプルなデザインだけどデザイン細部を深く掘り下げてみると意図的なシンプルデザインになのかと感じた
トンマナ
・文字色:#be9457(ゴールドのみ)
・文字サイズ:80px、36px、24px
→文字の優先順位度が高いものと低いもので差やメリハリを出すために、文字サイズの大小差は約2倍以上に設定する意識を持つべきと改めて感じた
・余白サイズ:縦 45px 横 62.6px 下 42.4px
「葉を見て、木を見て、森を見て」で考える
ここで改めてこのデザインをより細かく分析・深堀りして考えてみたいと思います。
このデザインはどんな意味を込めてつくられたのか、誰に何をどんな印象を与えるためにつくられたのかなどを「葉を見て~」を意識して考えてみることで、このデザインの伝えたいことや自分が同じ要素のテーマでデザインを考えるときのデザインのヒントや材料としてストックできるようにしていきたいと思います。
「葉を見て~」の内容についての詳細はこちらのnoteで記載しているのでよろしければ見てください。
🍃葉を見る
・ベースカラー:白、メインカラー:ゴールド、アクセントカラー:水色(写真の色合い)
・英字タイトルが筆記体でおしゃれな印象を受ける
・文字の優先順位は、英字タイトル>新郎新婦の名前&挙式日程>ホテルの場所の順番
・文字が写真と一部重なっている
・文字は左揃え、写真は右揃え
・写真は上と左部分に、文字は右部分に余白を残している
・写真の中で新郎新婦が中央ではなく、右寄りにいる
・文字は日本語未使用、全て英字
・花嫁さんが持っている花(ブーケ)が青色で背景の海の色と合わせているように感じる
🌲木を見る
・カラー要素から、全体的にシンプルだけど上品でおしゃれな印象を感じる
→白:シンプル、洗練さ ゴールド:高級感、特別感 水色→爽やかさ、透き通った感じ
・この新郎新婦の結婚式はおそらく洋風スタイルで実施するのかもしれない(教会やおしゃれな結婚式場など)
→洋風=英語で結婚式のコンセプトを招待客の方にデザインから伝えている?
・新郎新婦の名前と日にちの左部分に縦線のあしらいがあるのは優先順位としては2番目の要素だが、名前と日付も少し強調させて招待客に印象付けるため?
・一部分の文字が写真と重なることで文字自体に印象や動きを付けている?
・文字要素と写真要素を左右に明確に分けることで全体的に要素それぞれにまとまりがあって見やすい
・余白をつくることで文字と写真それぞれが強調されてわかりやすいように感じた
・写真は右配置になっているので、写真の中の新郎新婦の位置も中央ではなく右寄りにすることで写真全体で統一感を出している
→文字の位置とシンメトリーになることで全体のバランスがいいように感じた
・あえてかたまたまなのかはわからないが、背景の海の色=青色と合わせるようにブーケの花の色も青色だったりヒトデのモチーフがあったりしていて写真の中でもコンセプトがまとまっていて美しいなと思った
🌳森を見る
・結婚式のテーマはおしゃれな洋を感じるスタイルで、招待客も新郎新婦と同じ年齢層の方が多いのかもしれない
→招待客、ターゲット層は、20~30代の方
・結婚式は「永遠の愛を誓い人生をともに歩まれる方の特別な式」なので、海=永遠に続く、透き通った海の色=人生の歩みのスタート地点ということが想像できる
→おそらく人生に一度になるであろう結婚式なので、特別感や今はまだ透き通った状態だけどこれから様々な色(思い出)で染められていくであろうこれからの人生の道をこのデザインで表現しているのではないかと考えた
・余白があることで各要素がより強調されるようになるので、余白=埋めなきゃではなく余白=あえてつくるような意識を持って自分でデザインをつくるときは考えていきたいと思う
このデザインが伝えたいこと
演習04のデザイントレースをしてこのデザインがユーザーに伝えたいことは以下だと思いました。
・人生に一度であろう結婚式なので、特別感やこれから人生をともに歩み始める唯一無二の二人の道をテーマとして、かつ新郎新婦の輝きをイメージさせるキラキラを白やゴールドの配色で表現している
・招待状を受け取った側にワクワク、ドキドキ、おめでたい印象を与えるような行動を促すようなデザインとなっている
・文字やデザインの要素からシンプルかつおしゃれな印象を受けることより、ターゲットは20~30代層の方(デザイン的に女性メインだが、結婚式の招待状なので男女両方)
・筆記体=おしゃれ、洗練さをイメージさせる
=高級感や大人な雰囲気、おしゃれな印象を出したいときに活用できる
・余白を使うことで各要素に動きやインパクトを与えることができる
→余白を常に意識することが大事
作品や内容のテーマをどんどん膨らませることで、デザイン全体の意味やコンセプトが定まり方向性や伝えたい内容をより強く伝えることができるのかと改めて感じました。
ここでは結婚式の招待状がテーマでしたが、文字の色や要素を1つ1つ丁寧に見ていくとそれぞれテーマの意味に基づいた配色やイメージになっていることに気が付きました。
このデザイントレースを通じて、まずデザインをつくる・考えるときは丁寧に深堀りや意味の解釈をして自分自身の中で理解すること、そしてそれができたら細かいレイアウトを考えて仕上げていくことというような過程が大事だと改めて実感しました。
応用編を実践してみた
今回のデザイントレースでも上記内容のことに気付き学べたので、トレースに加えて別レイアウト余白を取ることに挑戦してみました。まずは、写真の空部分を余白としてみたバージョンです。
Sampleと比較すると、新郎新婦の位置がずれてしまいバランスの調節が難しかったです。これまで空を余白として考えるという概念が私の中でこれを実践するまでなかったので、写真の一部を余白として捉えてデザインする方法は新たな発見でした。しかもあえて一番最初に目が行く左上部分に文字を配置せず余白にしてしまう発想はなるほど!と唸ってしまいました。
次に全体の3分の1を余白、3分の2を写真に分けたバージョンです。最初にデザイントレースしたものと同様に写真と文字を一部分だけ重ねていることで文字に動きやインパクトが与えられているなと感じました。
ただ、Traceのほうが名前と場所の文字要素が、Sampleは中央揃えになっているのに対して文字サイズが大き過ぎてしまっていたり、バランスが左寄りになるなど、Sampleと比較してみるとより顕著にバランスの悪さが際立ちました。この反省点から今後トレースをやるときは、完成した時に改めて俯瞰して確認することを意識してやっていきたいと思います。
終わりに
演習04のトレースと実践は以上です。最後にこのトレースで気付いたこと、学んだことをまとめてみました。
・印象に残したい部分に合わせて余白を取り入れることでその部分がさらに強調させることができる
・写真を背景に使うときは写真の中の要素(ここでは海や空など)も余白として活用することができる
・色と色の組み合わせ次第で無限に表現の幅が広がる
・全体のバランスも踏まえた上で余白を考える
・完成したら再度デザイン全体を振り返ってバランスやレイアウトなどを必ず確認する
デザインのドリルでのトレース作業は4回目になりましたが、わたしはまだまだ「最後の見直しが甘い」ことに気付きました。見直し作業はデザイン以外でも需要なことなので、ここは怠らず丁寧に確認してブラッシュアップしていく癖をつけていきたいと思います。
余談ですが、noteでアウトプット用に執筆するようになってから1ヶ月が過ぎました。noteで文章を書くことってわたしにとってすごく時間を要する作業で大変だなと書く度に感じるようになりました。
大変だけどその分書くことの面白さ、奥深さ、そして書くことでアウトプットに繋がり新たな発見を自分の中で吸収できるということにも気付けました。もっと前からデザイン関連の内容以外で趣味として挑戦してればよかったとつくづく感じます。
別にnoteの宣伝マンというわけではなく本心から述べているのですが、わたしにとってnoteというプラットフォームはすごく自然体な状態で自分らしさを持って書けます。なので、始める前に感じていた高い壁がいざ始めてみて消え去っていきました。
これから先もっとたくさんの方がnoteで色んなことを発信してnoteという街の中で新たな出会いや発見をできるようになって、周りに惑わされないで個人として自分らしさを形成できる環境になっていってほしいなと思います。
余談を挟んでしまいましたが以上です。
それでは~