朝から死にたい日の処方箋
定期的に死にたくなる日がある。それは体がだるい、夜眠れないなど予兆があって訪れる時もあれば、朝起きたら、あ、死にたいと前触れなく思う時もある。
そういう日は、仕事があれば体が重かろうが怠かろうがしぶしぶ出社して業務をこなす内にだんだんと消えていくからいい。
しかし問題は休日だ。誰もいない家。ベットから起き上がれない体。テレビをつけるのも億劫な腕。ひたすら死にたい、思いながら一日が過ぎる。
いくらなんでもそんな状態は不健康だろうという自覚はあるので、最近は次のことを試してみている。
1.ロックを聞く。
ロックは心にいい。
マキシマムザホルモンは大体何言っているかわかんないけど、わからないからこそいい。その激しいビートは強制的に心を覚醒させてくれる気がする。
打首獄門同好会も健康にいい。「布団の中から出たくない」や「日本の米は世界一」など実に日常にありふれた歌詞をカッコいい音楽に乗せて笑かしてくれるのが最高にいい。何より難しく考えなくてもよいのに元気が出る。
音楽を聴いている間はそれに没頭できるから、他のことを考えなくてすむ。そういうところが健康にいいと思い聞いている。
2.本を読む
寝る時はベットの近くに本を置いておく。そうすれば寝れない日や憂鬱な朝の助けになると経験上知っているからだ。kindleなど電気書籍でもいいけど、ブルーライトが目に染みるからあんまりお勧めしない。
起き上がれない朝は、とりあえず本を読んで時間をつぶす。読んでるうちにその世界に没頭し、死にたいということを忘れれることもある。
ただし本を読めないほど重症な時は、この方法はキレイさっぱり忘れた方がよい。
3.猫の伸びのポーズをする
猫の伸びのポーズは、うつぶせに寝ている体をズリズリと後ろに持っていくだけなので簡単だ。たったワンステップだけで背筋を緩めることも出来るし、体勢が変わることによって一歩歩く姿勢に近づく。いったんここで休憩し、次に猫(四つん這い)、人間(二足歩行)への進化もしやすいのでおススメだ。
4.飲み物と食べ物を摂取する
死にたいと思う時は、意外と栄養が足りていないときが多い。
例えば、忙しく何日かろくなものを食べていなかったり、一日一食だったりすると訪れる頻度が高くなると思う。
そんな時は手っ取り早く栄養補給するに限る。
非常用にいつも枕元に置いてある防災キットの中から、携帯食料と飲み物を取り出しむさぼる。ベットの食事の上で食事がしたくない人も多いだろうが、命の危機なのでいったん脇に置いておく。後からシーツを洗って掃除機をかければよい。
食べ終えてしばらくすると、血の巡りが良くなって意外と思考も前向きになることも多い。
私は、軽度の時は「猫の伸びのポーズ」「食べ物と飲み物の摂取」、中度は「読書」、重度は「ロック」をしていることが多い。とりあえず気をそらしてその日を生き抜くことに注力している。
これは私による私のための処方箋だが、同じ境遇の方の一助になるかもしれないと思い記録に残しておく。