眠れない夜に
ベッドに横たわっても寝付けない。
目を閉じても眠れない。
そんな夜が頻繁にある。
明日は早起きしなきゃいけないなとか、バイト何時からだっけなとか
彼氏とのLINEの言葉間違えちゃったなとか、こんな私なんて彼氏の隣にいる資格ないなとか
上手く生きられないなとか、散らかっている部屋を見てこんなことも出来ないのかとか
課題まだ終わってないなとか、終わる目途も立ってないのに寝ていいのかなとか、学校行きたくないなとか
どうしようもないくらい世界に私なんて必要ないと考えてしまう苦しさとか
消えてしまいたいとか、どうやったら人生辞められるかなとか
明日なんて来なければいいのになとか、寝なければ朝が来ないかもとか
夜になると色々なことを考え込んでしまう。
たくさんのことを次から次に考えては泣いて、スマホとにらめっこして来るはずもない彼氏からの連絡を待ってしまったり、誰か起きていないかなとTwitterのTLを更新し続けたり、誰でもいいからと縋りたくなる気持ちを抑えたり
そうしているうちに遮光カーテンの隙間からの光で部屋が少しずつ明るくなって、少しずつ夜の静寂が消えて街が起き始めて
外が鳥とか人の声で賑やかになったり、隣の部屋の人の歩く生活音が聞こえ始めたり
あんなに夜の静かさに寂しくなって泣いて沈んでいたのに、セロトニンが分泌された効果なのか少し安心してようやく、明るくなった5時とか6時とかに目を閉じると眠れるようになっている。
そのまま長く眠れることもあれば、すぐに目が覚めてしまって体がだるくなることもある。
何かに切羽詰まっていたり、課題なりテストなりのストレスだったり、彼氏とのすれ違いであったり、女の子の日の前であったり。
上手く感情をコントロールできなくなったり、心に余裕がなくなるとよくこんな風に眠れない日々が続くことがある。
反対に、心がしんどいときは何もできないので丸一日寝ていることもあるし、眠くなくてもベッドで横になっていたらいつの間にか寝ていることもある。
夜は眠れないくせに、お昼寝とか明るい環境下では異常なほど睡眠をとれるなんて困ってしまう。せめて逆であってほしい。
一人暮らしってこういう時にとても苦しくなる。
すぐ会える距離に家族はいないし、彼氏は実家住みでわがままを言ってお家の人にまで迷惑をかけるのは気が引ける。かといって進学で一人暮らしを始めた私には近くに気軽に呼べる友達はいないし、家にも誰もいない。Twitterの友達は東京に多くてすぐ会える距離にはいない。一人で乗り越えないといけないことが何よりも苦しい。
もっと強かったらって思うけれど、うまくいかない。
きっと夜に眠れない人は私だけじゃないと思う。
どうしようもなく苦しくなって生きることを頑張れなくなってしまうことだってあるだろう。
だって私もそう思ってたくさん泣くし生きることをやめたいと思ったこともある。泣きながら母に電話を掛けたり彼氏に当たったりもう消えたいって大泣きして悲しい顔をさせてしまったことだってある。
眠れなくたって朝は来てしまうし、寝ても醒めても時間の流れは変わらず毎日が過ぎていく。
考えすぎて塞ぎ込んでしまいがちだけれど、たまには考えるのをやめて逃げることも大事だとは分かっている。
人の数だけ悩みの種類もたくさんで、同じことで悩む人もいればその悩みは大したことない人もいる。人生を左右するような悩みを持ってる人、反対にそんなことで?と思うような小さなことでも大事にしている1つのことで悩んでしまう人だっているだろう。
どの人にも平等に時は流れて一日が過ぎていく。
眠れない夜に追われる日も中にはあるだろう。
どんな時間も私の時間だ。苦しい思いをしたり悩んだり泣いたり眠れなくても、きっと無駄な時間ではないと思いたい。
眠れない夜だって、きっと人生の中で意味のある大事な夜であるように
そんな夜に、私に寄り添ってくれる誰かが現れた時には私の人生と同じように大切にしたい。
いつかの寂しくて悲しくて苦しくて泣いた暗い夜を飛び出せたら
今度はわたしが、暗闇の中俯く誰かの隣で
ひとりじゃないと寄り添える人になりたいと思う。
眠れない夜を過ごすあなたへ
醒めない悪夢はないというけれど、怖くて辛い悪夢を見たら、どうしてもつらくなった時は、またこのnoteに帰ってきてください。何度だって、いくらだって読み返して。すり減らないから。
あなたは大丈夫だと、私がいくらでも、飽きるほど大丈夫だって伝えてぎゅっとしてあげる
私があなたにとって少しでも心休まる場所でありますように。
あなたがいい夜を過ごせますように。