遺書にお前の名前を殴り書きした。
死ぬその瞬間すらも作品として
この文章が公開されてるということは
きっと私はわたしでいることを諦めたんだろうね
ここ(SNS)でたくさんの言葉を叫んだね
わたしの醜い痛みを
小説して書き殴り美化してきたね
自分の嫌いな自分をさらけだしてさ
自分が愛せなかった自分を
君に愛されたかったなんてさ
傲慢だよね ごめんね
わたしが死んだら
泣いてくれる人は居るのかな
ずっと忘れず思い続けてくれる人は居るのかな
そんな事を思いながら
ありったけの今をこの場所に残します。
2024年6月 遺書を書いて橋から飛び降りた。
気づいたら知らない人に助けられて
「君が痛みの末にたどり着いた選択を
通りすがりの僕が邪魔してごめんね
でも、全部聞くから」って
優しく強く私を抱きしめてくれた。
抱え込んでずっと言えなかった全てを
思いっきり泣き叫んだ
「救えないなら殺してよ」
その後の記憶は正直覚えてない。
あの時助けてくれた
名前も知らない優しい誰かへ
結局私は今もあなたの期待に応えれず
目に見えない心の傷を腕に刻み込んでいる
薬局に行っては
よく分からない薬を大量に買ってる。
ねぇ、みんなは知ってる?
ある日突然訪れる孤独
わたしは知ってる
痛いくらい知ってるよ
昨日まで友達だった子が
次の日、敵になってること
ずっと一緒に居ようねって
口約束したあの子が
私を置いてこの世から居なくなったこと
今日もまた私の知らないとこで
私が作られて
壊されて
殺されて
苦しくて
消えたくて
生きづらくて
また死にたくなるんだ。
なんで私は生きてるんだろう
なんで一緒に連れて行ってくれなかったの。
会ったこともない人達に作り上げられた
自分の存在に蝕まれ食い殺される感覚
君に分かるかな
分かってほしくないな
こんなに苦しい経験
君にはしてほしくない
世界は優しくない
死を選ぶことでしか逃げることができない。
高校一年の頃かな
日に日に増え続ける腕の傷を見た母が
「小学五年生の頃なかなか部屋からでてこない
あなたを心配して部屋に行ったら
首を吊ろうとしてるあなたがいたのごめんね」
って言われた
日を追うごとに自分が壊れていく音に怯えた。
その頃からかな 18歳になったら死のう
20歳になったら死のうって更新制で生き始めたのは
他人からしたらなんでもない何かに
私は耐えれなくて
怯えて
食い殺されて
手首からたくさん涙が溢れてさ
この孤独感はどうすればいんだろう
この痛みはどうやったら亡くなるんだろう
みんなどうやって飼い慣らしてるのかな
先生教えて欲しかったよ
道徳の教科書を端から端まで読んだけど
どこにも書いてないよ。
傷つくたび感情が麻痺してゆく
人に会うたび人を嫌いになる自分が
憎くて憎くて仕方ない。
全部全部忘れようと
傷ついたことも嫌だったことも
苦しかったことも死にたくなったこの気持ち
全部なかったことにしようと頑張ってみても
消えなくて相談してみた
「ねぇ、A子に傷つく事言われて
悲しくなって黙ってさよならしたんだ...」
第一声
私はA子と仲良くするから!と言われた
友達の定義ってなんなんだろう
傷ついて迷子になった感情を
誰かに相談したら更に迷子になってしまった
また否定されてまた一人で苦しくなってばかだね
弱さとはそんなにも恥じるべきことなんでしょうか
感情を捨てればすべて楽になれますか
遺書にあいつらの名前書いても
何にも楽にならなかった。
ただ、虚しくて苦しかった
自分が心狭いのがダメなのかなって
一人になりたくないってだけで
無理して繋ぎ止めてたすべてを手放したら
私は、わたしを嫌いになってしまった。
TikTokライブで
「死にたい時死にたいって言える人いますか?」
ってみんなに質問したらさ
強制終了して画面に
ヘルプとサポート
もしもあなたやあなたのお友達が
心の不安や悩みを抱えているのなら
下記の自殺予防のための
電話・チャット相談や専門の相談機関に
相談してみましょう。
お住まいの地域の悩みの
相談窓口一覧をご参照ください。
って表示されて
勇気を出してかけた電話はメッセージは
回線が混み合ってます。また掛け直してください。
その冷たい音声ガイドは
「死んだ方が楽だよ」言われてるように聞こえた
死にたい時に死にたいと言えない辛さ
心一つでは支えきれない孤独
ただ、死にたい
なんで死にたいって言ったら
生きてたら良いことあるよって言われるの?
そんな保証どこにあるの?
分からないよ生きづらいよ。
ねぇ、救えないならさ優しくしないでよ
ねぇ、なんで会ったこともないあなたに
わたしはそんなにも悪者扱いされるのかな
ねぇ、後から謝るくらいなら
なんで傷つく言葉をわたしに投げつけてきたの
ねぇ、後からやっぱ来ないでって言うなら
なんであの日私を誘ってくれたの?
ねぇ、教えてよ
ボタン一つで人を殺す君の気持ち
聞いてみたらこの痛みは理解できるかな
無かったことに出来るのかな
君を嫌いになんてなりたくなかったな。
結局、遺書は書けても
名前は書けなかった
ただ、虚しい気持ちで心が満たされて
だからいつも私は
黙ってさよならする
出会わなきゃよかったなんて思いたく無かった
言葉にできない不満と悲しみ
心のコップはもうとっくに溢れていて
君たちに言えなかったこの醜い感情を書いて
君たちの名前は遺書に絶対残してやるんだって
思ってこの作品を書いたはずなのに
やっぱり君たちの名前書けなかったんだ
なんでかな
死んだほうがいい理由で溢れた世界で
わたしは何を希望にすればいいのかな
学校行事で書いた
二分の一成人式での手紙
10歳の私からハタチの私へ
「今、上手に生きれてますか?」って
書いてくれてたね
やっとお返事かける
みんなが10歳の頃の自分からの手紙〜!って
楽しそうにストーリーを更新してるのみて
ワクワクしながら手紙開いたら
幼少期の私病み抱えすぎだろ...笑って
誰にも見せれなかったよ。笑
10歳の私へ
上手には生きれてないです
ものすごく生きづらい性格してます。
でもね、大丈夫だよ
誰かにとっての普通は
私にとっては普通じゃなかっただけだよ。
p.s.
来年発売予定の写真集に
掲載する文章を書き直してたら
腱鞘炎なりました。衰えを感じました...笑
永遠の18歳いつまで名乗れるかな。笑
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写真集には今回掲載しなかった
遺書の内容を載せます。