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【DOV環境】ローテーションニュートラル型OTKロイヤル構築の覚書

(4/12:環境が変わったので一部更新しました)


今期私が使用しているニュートラル型OTKロイヤルの構築とマリガン、少々の立ち回りについて、簡単に書いていきます。

OTKロイヤルはデッキの回し方自体とても簡単ですが、ニュートラルカードの自由度が高い分色々な構築があります。

そのため、デッキ構築される中で迷われる方も多くいらっしゃるかと思いました。

私自身の構築や採用カードの考え方を記すことで皆様のデッキ構築やOTKロイヤルと対戦する際の攻略の一助になれば幸いです。


(最高16連勝までしているので、Tier1では無いもののある程度は環境に合っていると思っています。)

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【デッキ相性】

先に主な環境デッキに対して簡単なデッキ相性を主観ですが載せておきます。

基本的に準備が遅いデッキに強く、アグロや盤面制圧、回復量を上回るバーンダメージを出してくるデッキに弱い傾向にあります。

有利:AFネメシス、清浄ビショップ

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微有利:進化ヴァンパイア、マナリアウィッチ

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五分:セッカエルフ、スペブウィッチ

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微不利:アグロネクロ、アミュレットビショップ

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不利:ライドドラゴン、ロキサスエルフ

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【構築】

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長期戦や色々な局面に対応するためのミッドレンジロイヤルとは違い、8ターンまでにゲームを決めることに特化させたデッキになります。

そのためサーチの邪魔をしないニュートラルカードを多く採用した型になっております。

〜確定枠〜

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恐らくラミエル、呼び出し、エミリア、ジェノ、アルベールに関してはほぼ全てのOTKロイヤルにおいて3積みされているかと思いますので割愛させて頂きます。


・オクトーが2枚の理由

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ミラーマッチで後攻の場合を除き、基本的にオクトーは6ターン目までに手札にあれば良いカードになります。またゲームを決めるために必要な枚数は1枚です。オクトー以外の兵士は8ターン以外にも仕事がありますが、2枚目以降のオクトーは死に札になります。

サーチカードのブレを極力無くすため、2枚採用にしております。


・戦果のオークションではなく老練なる教鞭を採用している理由

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戦果のオークションはドローに付随する効果が強力で、序盤の動きが弱いOTKロイヤルの補助にもなりますが、

 ・オークションはドロー、キャントリでありサーチでは無いこと
 ・効果のブレが大きく、戦略に組み込み辛いこと
 ・ハンドが溢れがちなOTKロイヤルにおいて2枚ドローが発生する危険があること

以上3つの理由から採用を見送りました。

また老練なる教鞭を採用した理由として、

 ・アームドバトラーとのシナジーが高く、序盤の盤面の弱さを補ってくれること

 ・ジェノの打点を補助してくれて、パーツが足りていない時に強引にリーサルまで持ち込めること

 ・オクトーを引いた場合もフォルテ光輝ドラゴンに対して役割が持てること


以上3つの理由から採用に至りました。



・鎧袖一触の採用理由と枚数

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先にも少し触れましたが、OTKロイヤルはハンドが減り辛いデッキになり、サーチ先が燃えてしまうことが多くあります。そのため余ったコストで捨てられる札が重要になります。

指揮官の枚数自体は6枚と少ないですが、サーチ手段があるため枚数以上にハンドに揃ってくれます。

対面がエルフネメシスの場合こちらの盤面が空になっていた方が都合のいい場面も多く、エンハンス5の活躍も多いです。

とは言え、序盤指揮官をサーチ・ドローする前にハンドに来てしまうと死に札になる問題がどうしてもつきまとうため、便利ではありますが事故防止のため2枚採用にしております。


・ゲルトではなくアームドバトラー採用の理由

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スタッツはゲルトの方が優秀ですが、その反面消滅やゲルト残しケアに弱く、即時性が見込めません。ラストワードである以上スタッツが上がってしまう老練なる教鞭との相性も悪いです。

一方アームドバトラーはスタッツこそ低いものの、環境に多いエルフネメシスが並べるフォロワーのヘルスは1の場合が多く、1点AOEとしての価値が高いです。

老練なる教鞭との相性も良く、後述する追憶の大天使やイオとのシナジーもあります。

サーチ先を安定させるためにもゲルトとの両採用ではなくアームドバトラーの単採用にしました。

4/12追記:環境が進み、ライドドラゴン・ロキサスエルフ・清浄ビショップがトップに来たため、3/3/3というサイズに意味が出てきました。

(冒険者→レジーやワイルドリザードに対して相打ちを取れる、アルバータに上踏みをされない、清浄の効果でサイズアップしたフォロワーをエミリアゲルトで取れるなど)

そのため、セッカエルフやAFネメシス対策を切るのであればゲルト採用も良いでしょう。





〜ニュートラル枠〜

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ニュートラル枠は構築の自由度が高く、環境に合わせて変えていける利便性があります。

ニュートラル枠は"ハンドを捨てる"ための役割があります。

サーチやドローで圧迫した手札を"捨てていく"ことでパーツ集めがしやすくなるのです。

※自由なる冒険者やオーバーヒートデーモンは序盤〜中盤の弱さを補うカードとして採用になり、必須枠になります。



・追憶の大天使を2枚採用している理由

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私の構築でのニュートラル枠は、ロイヤルカードでは難しい回復と消滅の役割を持たせるために組み込んでおります。

エルフネメシスのフォロワー全般、ドラゴンにおけるラスティナ、ヴァンパイアにおけるアルザードや密約の吸血鬼など強力なラストワードを持つカード達の対策として追憶の大天使は非常に有効です。アームドバトラーやイオとのシナジーもあり、序盤の活躍が期待できます。

進化を切ることでハンドをリフレッシュできるため、パーツが揃っていない時にも有効な札です。

本来3枚投入したい所ですが、以下の欠点もあります。

ヘルスの低さはあまり気になりませんが、

 ・進化時に手札を増やしてしまい、ハンド溢れに繋がること

 ・あくまで「デッキに入れて」から「引き直す」という手順のため、手札でダブったオクトーやエミリアを「捨てる」行為にはなり得ず、サーチの邪魔になること

・次ターン以降必要な手札をデッキに戻さざるを得なくなる場合があること

この3つがデメリットとして大きいため、2枚採用にとどまっています。


4/12追記:現環境でのAFネメシスの減少により、ヘルス1消滅の優位性が若干減っております。

入れ替え候補として、小さき赤き竜・ビィが有効になっています。

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後攻時にラミエル進化でランプした際に今までだと4ターン目にオクトーを引いているorオーバーヒートデーモンでの2回進化稼ぎをしなければ7ターン目のOTKに間に合わないことがありました。

ここにビィを採用することで、5ターン目にオクトーを引ければ、6ターン目(7PP)にビィエンハンス+エミリア進化で奥義ポイントを貯めつつOTKパーツを探しに行けて、しかも2〜3面処理が出来る様になります。

また、自分の盤面にフォロワーを残さない立ち回りが求められる中でエンハンスエミリアのダメージカット効果が不利に働く場合が多かったのですが、ビィ採用により自壊できる可能性が広がるためゲームを優位にすすめられます。


・蒼心の少女・イオを3枚採用している理由

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前述の追憶の大天使やアームドバトラーとのシナジー目的もありますが、進化のいらない盤面干渉能力や回復能力も見過ごせません。

OTKロイヤルというデッキは極論1点でもリーダーの体力が残ってさえいれば8ターン以降強引に勝ちまで持っていけるデッキになるため、1枚で盤面と体力のアドバンテージを稼げるイオはOTKロイヤルにとてもマッチしています。

そのためスタッツは低いものの回復兼盤面処理札として3枚採用しております。


・4/11追記:フラッフィーエンジェルとディテクティブガールの採用について

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ゲルトとアームドバトラーの項目で触れましたが、現環境では3/3/3の価値が高まっています。

フラッフィーエンジェルの遅延性能は非常に高いですが、上踏みされる場面が多くなってことや、進化に絡まない・くっつきが悪いなど欠点も目立つようになってきました。

もし回復より盤面性能を重視するのであれば、ディテクティブガールの採用を検討しても良いです。その場合、小さき赤き竜・ビィとの両採用により進化権を切らずに奥義ポイントを貯めることで8ターン目まで進化権を温存することが可能になります。


・《世界》・ゼルガネイアの採用について

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8ターン目までの誤魔化し手段として採用していますが、有利対面である清浄ビショップに対してより優位に立てるカードであるため、役割を補強する意味合いでも採用する価値のあるカードです。

招来の大天使でのリーダー体力増加やオクトーで抜けない守護を立てられた場合の10ターンリーサル手段として非常に有用です。

10ターン目以外に使用する際、ゼルガネイアに進化を切れない欠点がありましたが、小さき赤き竜・ビィディテクティブガールを採用することで、ゼルガネイアに進化を切れないことによる奥義ポイントの不足を補うことができ、シナジーがアップします。


【マリガン】

マリガンに関しては未だに試行錯誤しているので現段階のものを載せておきます。

先攻後攻共通キープは呼び出しとバトラーです。

呼び出しは1ターン目からロイヤルフォロワーをサーチできるため言わずもがなですが、バトラーキープの理由は

・2パスや2ターン目に老練を打った場合も追憶やイオにより盤面処理の補助になること

・5ターン目のエミリアプレイに繋がる場合が多いこと

以上の2点です。

先攻だと序盤の盤面に余裕があるためオクトーはなるべくキープ、老練とエミリアも打つタイミングが多いため"ドラゴン以外は"キープ推奨です。

※現環境Tier1のドラゴンに対しては、序盤から圧力をかけられるとそのままリーダーの体力も盤面も蹂躙されて負けてしまうため、とにかく先攻・後攻共に盤面作りを意識したマリガンをしましょう。


後攻だと序盤の展開を返せないと8ターンまでリーダーの体力がもたないこと、7ターン目にOTKを決める札としてラミエルが最優先キープ、スタッツの弱さを補える冒険者や4ターン目に2面処理&ラスワ処理ができるオーバーヒートデーモンもキープ対象です。


※後攻でも序盤余裕ありそうなエルフネメシスに対しては最低限アームドバトラーさえキープできていればエミリアやオクトーキープしても大丈夫です。ただし、この2クラスに対して最も優先してキープするのは追憶の大天使です。エルフのフェアリー枚数やネメシスのパラダイムシフト枚数を減らし、ゲームを有利に進めましょう。


【立ち回り】

まだ試行錯誤の段階のため、お見せできるほどではありませんが、覚書程度に記載します。

おまけだと思っていただけると幸いです。

〜基本の立ち回り〜

基本的にはサーチカードによりOTKパーツであるジェノとアルベールを集め、6ターン目までにオクトーを引き込むように動ければ大丈夫なデッキですが、"8ターン目にOTKをされる"という相手の思い込みを利用しアグロプランで攻め切る作戦も取れます。特に8ターンOTKは対策もされやすいため手札と相談して柔軟に対応すると良いです。

(現在の環境は、前環境や2期前と違いゼルガネイアを積んでいるデッキが比較的減っているためある程度アグロプランも通りやすいと感じました。)


〜主要クラスに対しての立ち回り〜

エルフ・ネメシスに関しては前述の"消滅"が非常に有効になります。そのため、追憶の大天使とオーバーヒートデーモンは大事に使いましょう。

また両クラスの立ち回りとして、こちらの盤面を極力残さない・ヘルスを減らしておく立ち回りが求められます。

例を挙げると

エルフとの対戦時、以下の場面になった際、アリアと妖精の弓使いのヘルスが共に1のため、一見アームドバトラーをそのままプレイした方が良さそうですが、

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エミリアを6/6スタッツで残してしまうと当て先を作ってしまいます。

そのためエミリアをアリアに当てておき

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このようにフェアリー・フェアリーウィスプの当たり先を減らすことでリーダーへのダメージを2点分減らすことができました。

ネメシスとの対戦時も有効なテクニックになり、アーティファクトフォロワーの当て先を減らす事でパラダイムシフトのコスト軽減を緩やかにコントロールできます。


※以下良い例の画像がありましたら追記いたします。


エルフ・ネメシスと少し似た立ち回りですが、ウィッチに対して意識していることは"2ターン目になるべくフォロワーを出さない"ことです。

現在主流のマナリアウィッチ・スペブウィッチは共にデッキ枚数が20枚以下の時に強力な効果を発揮します。(アン・グレア・水晶の魔剣士など)

そのため序盤に2コスト以下のフォロワーを処理しつつデッキを2枚消滅させるグランドブレイクを撃たれてしまうとその後の展開が不利になります。

できる限りウィッチに対しては4ターン目まで3コスト以上のフォロワーを展開するようにした方が勝率が良かったです。

また、相手がマナリアウィッチと特定できている場合は後攻4ターン目に守護進化以外で2体のフォロワーを並べるのは得策ではありません。無尽の魔像が2回攻撃できる隙を与えてしまいます。

そのため、できる限り進化は守護に、守護がいないなら単体でアタックを4にしておくプレイが重要です。




一方で、ドラゴンとの対戦時は真逆で、とにかく盤面作りが重要になります。

その中でも特に意識したいのが、相手の8PP以降こちらのフォロワーのヘルスをなるべく4以上に保つ事です。

今までもゲオルギウスケアとして行われて来ましたが、DOV環境ではエンハンス8で盤面とリーダーに3点を巻きながら疾走を持つ"殺竜騎士・ロイ"の存在があるため、特に重要なケアとなります。

正直ドラゴン相手には難しいケアとなりますが、ブーストの隙ができている場合がある事や、相手の盤面が進化単体フォロワーをティアマトマグナの結晶で隠していることが多いため、ジェノを1枚進化起きしておく事で少しでも防げることがあります。

不利なことは変わりませんが、勝利を少しでも拾うために覚えておくといいかもしれません。




以上、私が構築、マリガン、ランクマッチで意識していることについてご説明させていただきました。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。

乱文にて失礼いたしました。







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