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2年に及ぶ鬱経過報告 転職〜休職〜退職〜無職
こんにちは。今回は適応障害になり現在も鬱!な私の経過をご報告します〜。鬱の少し前からお話しますね。現在は治りつつあります(願望込み)!ちなみに私の治り具合は一般的な人よりだいぶ遅いそうです(BY医者)。
2023年2月 転職!
会社自体はとてもホワイト!職歴としては3社目、設立4年ちょいのベンチャー企業、私は総務メインの管理部員。入社した当時は32歳、厄年。おこなう予定はあまりなかったけど、経理もできる。代表の上司も2個下だけどとても良い人!しかし、無知!
2023年4月 部下入社
経験者を募集したし経験者が入ってくると聞いていた。採用を決めたのは少し前で代表が決定。同時期、経理上のありえない問題が浮上。私は総務業務を部下に任せ(丁寧なマニュアルあり、簡単な業務。相談も受けてた。)、経理業務の日々へ。
2023年5月 部下爆発!
経験者と聞いていたが、未経験だったり。部下は会社に1日出社出来なくなり、代表へ電話で私を訴える。パワハラとは言われてないが、パワハラを受けたということだろう。ここらへんの経緯を話すと脱線するし、経緯は下記記事に記載しています。
私から見ると部下は自分のミスを自責に出来ず、他責(私のせい)にしている節があった。もちろん、私も悪いことはあったが、ハラハラではないかと後に周囲から言われる。ハラハラは下記を参照してね。
1日休んだ後、部下は出社。私のことは避けていて、確認事項はメッセージ上が多かった。リモートワークもOKの会社だったので曜日ごとに出社日をずらしたりもした。
会社の親睦を深めるための飲み会(好きな人と行って良い、会社が費用負担、その代わりSlackの親睦の部屋にその飲み会の写真をあげる)に部下はほぼ毎週参加していた。楽しそうな笑顔の部下の写真が毎回流れてくる(鬱の部下って1日休めば復活できるんだという驚きもあった)。私はもちろん毎日残業なので行けない。写真を見る度に申し訳なさもあり吐き気がした。代表である上司とも気まずくなる。代表が私に事情を聞いた際、「以前もこのようなことがあったか?」と聞いてきた。それは立場上仕方ない確認かもしれないが、私は以前の会社でも後輩を指導していたが、人間関係で一度も困ったことはなかった。
業務の大変さ以上に大変だったのが、無知な代表と無知な部下とのサンドイッチ。
2023年6〜8月 無理矢理仕事を続ける
会社存続の危機レベルにやばいと個人的に感じていた。責任感もあって、無理矢理業務を遂行。お盆は休めると思っていたが休めず、多い時は1日23時間労働。寝てる暇はない。土日も働く。残業多いのは慣れてるし、一時的なことと思っているし、ハイになってるし、仕事も嫌いではない。歩く時、何故か激痛で自然と涙が出るのが辛かった。とりあえず身体の悲鳴は無視。恐らく同じ姿勢を取り続け、寝てないせいだと思う。仕事している時は部下との問題を忘れられてよかった。転職後、飲酒量も増えた。1日1缶程度だけど、アルコール飲むと少し寝れるからね。
2023年9月 精神科へ
業務は一段落。燃え尽き、抜け殻へ。1週間休みを頂くも外出出来ず。睡眠障害、食欲不振、会社へ行けない恐怖。優秀な労務に言われ、何とか精神科へ。私の場合、発症は2023年5月ということで診断書を貰う。初診は診断書や薬代も含めて8,970円(内5千円くらいが確か診断書。傷病手当で取り戻す)。高い。初診は林檎の木の絵を描いてくださいと言われたり、詳しく話を聞かれたりした。適応障害、1カ月の休職へ。
実際に精神科へ通った日々の記録は下記の記事をご参照ください。
2023年10月 休職
とりあえず1カ月の休職。最初は引きこもり、休職期間の後半、無理矢理9日間の旅に出る。旅行中、普通電車で突然涙したのを覚えている。確か仕事のことを思い出して。
2023年11月 復職
出社出来ず、自宅で業務。と言っても経理はもうやらなくていい、総務は部下がまわす。めでたく社内ニートの誕生。私からは怖くて聞けず、特に業務の指示もない。出来ることをうっすらとする日々。虚無。
2023年12月〜2024年2月 再度休職
12月上旬は働いており、労務と面談があった。1カ月休んだ上、出社も出来ず非常に申し訳ないが、虚無である。申し訳なくて退職を申し出る。会社側の対応に労務担当者、ブチギレ。人に恵まれた。
退職後も傷病手当を受給するためには、被保険者期間(加入期間)が1年以上必要である。私は2023年2月中旬入社のため、2023年12月退職では受け取れない。そのため、労務担当者が会社へ休職期間延長を申請。2024年2月下旬まで休職とし、その後退職という風に調整してくれた。知識と善良な心を持つ労務担当者の神業である。
傷病手当とは、病気での休業中、会社から給与報酬がない場合に健康保険組合から支給頂けるお金のこと。傷病手当要件については、勤務先が加入している各健康保険組合により異なる。ここでは私の前職の健康保険組合 かつ 最も多くの企業が加入している協会けんぽ(全国健康保険協会)の支給要件のサイトを貼っておく。自身の会社の健康保険組合は健康保険証を見ればわかるよ。各健康保険組合のサイトを参照しても不明な点がある場合、自社の労務に相談しよう。お金は大事。
私は数カ月後、姉に傷病手当を受給していることを伝えると非難された。私は人前では見栄っ張りで、いかにも大丈夫な(鬱っぽくない)感じに見えるのだと思う。姉からは「(休んでいるのと傷病手当受給)ズルい!私達が働いてるお陰じゃん!!」と言われた。本当にその通りなんだけど、私、10年間も協会けんぽに納めていたし、これをキッカケに姉とは今は距離を置いている。鬱の人にかける言葉って難しいよね。
本来であれば私の案件は労災な気もするけど、訴える気力も体力もなかった。また、同時受給は出来ないけど、失業手当も貰える人は貰おうね。他にも下記のような退職後に貰える給付金もある。
そして話は戻り、12月下旬になり再度休職。帰省し親に報告。親、ビビる。この時は会社以外の場所への外出は出来た。食欲はないし睡眠は出来ないけど。
年明けの1・2月は逆に外出があまり出来なくなる。むらがあるんだよね。睡眠はずっと出来ない。睡眠薬飲むと副作用でたり、そもそも睡眠薬が怖かったり。睡眠薬って昔の作家が大量に飲んで自殺するイメージ。今はそんなことないけどね。あと、鬱の人は太陽に当たったほうがいいんだけど、冬だと日照時間も少ないし、そもそも寒くて体調も崩すしとか色々。1月はコロナにもかかった。
2月下旬、退職。傷病手当は精神科で書類を書いてもらう。月ごとに受診が必要。翌月に前月分の書類を受け取り、申請。なので早くても入金は翌月下旬。私は毎月20万円くらい頂いている。最長1年半頂ける。
2024年3〜5月 転職を考え出す
この時は仕事をしていない自分に耐えられなくて、焦る気持ちで転職活動を少しずつ始めた。でも、もともと自己アピールが苦手な私。次就職したら4社目。当初考えていた人生計画より社数が多い。このまま就職しても、また退職する気がした。傷病手当受給期間もまだあるので、一旦活動をやめた。この決断も悩んだし勇気がいる。
2024年6月〜2025年2月現在 人生を謳歌
今まで仕事人間すぎた。人生、明日何が起こるかわからない。地震がきて死ぬかもしれない。今を大切にしようと思った。この考えに至るまで、『あした死ぬかもよ?』とか様々な本を読んだ。
少し時系列が違うけど、私が鬱になった時、下記の本屋さんと本に出会い、救われたの。鬱になった時、パートナーはいたんだけど、遠距離。電話で支えてくれたけど、本の存在も大きかった。さくらももこさんのエッセイとかに救われた。あとはムーミンのアニメとかも良かったな。
傷病手当受給していても、実家暮らしじゃないからお金は減る。でも30代で少し余裕はあるから人生楽しむ努力をした。
2024年、旅行は30都道府県。読書は180冊。
旅行は下記のような感じ。
中長期旅行1回目3日間静岡〜名古屋、2回目5日間益子〜宇都宮〜高崎〜富山、3回目16日間大船〜小田原〜名古屋〜岐阜〜京都〜奈良〜和歌山〜大阪〜神戸〜淡路島〜鳴門〜高松〜高知、4回目13日間大阪〜有馬〜姫路〜岡山〜小豆島〜高松〜松山、5回目19日名古屋〜津〜奈良〜大阪〜鳥取〜島根〜山口〜福岡〜長崎〜熊本〜鹿児島〜宮崎。
他にも短期だと横浜、横須賀、葉山、十日町、川越、鎌倉、秩父、勝浦、佐原など。
私は鬱の時とハイの時のムラが激しい。正直、全然何も出来ない時もある。そういう時間は長かった。睡眠は今でも薬飲まないと出来ない。でも、焦んなくていいと思う。食欲は回復しつつある。今後のことはうっすら考えている。私は彼との結婚を期に東京から離れ、派遣を始めようかなと考えている。来年くらいかな。東京は刺激的で楽しいけど、いかんせん家賃などの支出も多いからその分、働く必要もある。
そう言えば先日、下記のイベントに参加した。今って結構、鬱や適応障害の人、多いんじゃないかな。SNSとかでも仕事辞めて世界一周始めましたって人、よく見かける。
あとは下記の本もお勧め。カウンセリングに興味ある人に。
死ぬまで生きる日記 読了📚16
— なか (@09hn3ksm) January 28, 2025
死にたかった気持ちを誰かに言ったことはなかったし、なぜ死にたいのかを深堀りしたことも、カウンセリングを受けたこともなかった。これは死にたい気持ちに向かい合い続けた土門さんの記録。カウンセリングに興味があるけど踏み出せずにいる人は読むといいかも。 pic.twitter.com/7FhyWzeoNq
睡眠障害が続いて困ったのは、記憶力と集中力が落ちること。将来的な健康面の不安もある。
長くなってすみませんでした。お読み頂き、ありがとうございました。イイねやコメントも励みになります!
最後に。
私はキャリアコースまっしぐらで適応障害や鬱、休職は無縁だった。寝るのも好きだし睡眠障害が1年以上も治らないと思ってなかった。明日は我が身である。近くに適応障害や鬱の人がいる人も、見守るのも辛いよね。なんて声をかければいいかわからない。私もそっち側だった。関係性にもよるけど、事情を知らないのであれば話してくれるのを待つ。心配しているとだけ伝える。入浴剤とかを贈るのもありだと思う。親しくないのに色々聞くのは難しいし、人によっては詮索されるのは不快かも。親しい人だったら、否定せず話を聞いてあげるのでいいと思う。あとは少しでもいいから、一緒に美味しい物食べたりね。私は当時支えてくれた労務の方に、最初の傷病手当が入った直後、高級焼肉を奢った。
この記事が、少しでも、誰かの役に立つことを願って。