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漫画家の夫と二人三脚してる妻のnote #9

夫の作品には価値がある(と声を大きくして言いたい)

きっといつか、小ヒット・・いや大ヒットを飛ばすはず

雑誌の出版日になると、ピリピリして評価を気にする夫を横で見ていますが
残念ながら夫の作品がバズる気配というのは今のところなく・・・・

でも私は声を大きくして言いたいのです。
夫の作品には絶対に価値がある。
絶対に、世に出る意味がある。
夫には、ほかの人にまねできない才能があると。
言いたい。絶対に言いたい。
私だけはここを譲らずに信じていたいと思ってます。

私自身が愛読している作品は別の方の作品だけど

私自身の趣味でだけ言ってしまえば、
実は私が大好きな作品を描かれている漫画家さんはほかにたくさんいます。
世の中、本当に面白い作品を描ける人がたくさんいるし、
すごく楽しませてもらっています。

毎週更新を楽しみにしているウェブ連載なんかもあって、
才能のある人、面白い作品を描ける人ってこんなにたくさんいるんだって、
感動すら覚える。
面白い作品を読ませてもらってることに感謝しちゃいます。

世に出る作品を見るたび、あぁこの人たちも、私ができないことを
成し遂げてるなと思い、
夫が到達できていない領域に行けていると思い、
面白さに感謝すると同時に、とても嫉妬もします。くそぅ・・・・笑

なぜ、価値があると思うのか

ではなぜ、夫の作品に価値があると思うのか。
それは、我が家の夫が、一般的に考えうるレベルを軽く超えて
情熱をもって取り組んでいることを知っているから。

うん、それは間違いなくあります。
子どものころから、あきれるほどまっすぐ努力してきていることが、
大人になってからもびっくりするぐらい真面目に努力していることが、
端的に言えば自分の作品はつまらないですよと言われて
ネームが没になるのも、何度だってダメだった理由を知るまで
粘ってる。ただで転ばず検証してあきらめない。
そういう努力が、報われてほしい。
そういった家族としての思いはもちろんあります。

でも、やっぱりそれはおまけで、
夫の作る作品には、何か他の人には描けないひらめきとか、
オリジナリティがあるから、価値があると思うんですよね。

なんていうか、えっその発想はなかった…みたいな表現とか、
独特のセンスというか、表現しがたいその部分に
私はずっと可能性を感じていて、
超大ヒットにはならなくても、どこかで誰かにそのセンスが刺さるんじゃないかなと、
やっぱりすごく思うんですよね。

宣伝したい。夫の作品・・・・

今描いている連載は、正直最初、本人の持ち味が発揮されてなかった。
あまりにも長い間構想を練りすぎて、気持ちが入りすぎて、
逆に硬くなりすぎて、よくなくなってしまったところがあると思う。
夫の性格上、これと思ったら頑固一徹すぎて、
ほかの人の意見を素直に聞けていなかった部分が
あるんじゃないかなとも思う。

漫画というのは残酷で、つまらないと思われてしまったら
評価してもらえない世界で、切り捨てられてしまう世界だけど…
そうされないだけの価値が、夫にはあると信じています。

このnoteは今のところそれ用じゃないけど、
宣伝したい。夫の作品を。
だから、いつか夫の作品が日の目を見て、たくさんの人に読んでもらえたら
このnoteも笑ってネタにしてもらおうと思います。


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