枕の抑え

こんばんは、本気広隆です。

本日は、仕事の対応で宮本武蔵先生の兵法書「五輪書」が役にたったと感じた時の話をします。

どんな仕事にも予測不能で困難な相手や案件というものがあります。

ですが、あらかじめ気難しい相手、困難な案件の仕事をする時には、たくさんの出方を予測して、対応できるカードを用意しておくことが大切です。

そして、実際に現場で相手の出方を正しく判断して素早くカードを切る、また別の案件や相手の出方が出たら別のカードを切り、何かが起こる前、または自分が不利な環境にならないように抑え込みます。

これってまさに五輪書、火の巻、戦い方の基本「枕の抑え」では!!

枕の抑えとは

 「枕を抑える」というのは、自分が正しい道を体得して、敵と掛かり合う時、敵が何かをしようと思う兆しを、敵がしないうちに見抜いて、敵が打つという「う」の字の頭を抑えて、後をさせないこと、これが「枕を抑える」心である。たとえば敵のかかるという「か」の字を抑え、飛ぶという「と」の字の頭を抑え、切るという「き」の字の頭を抑えるというのも、皆同じ事である。
 敵が自分に技を仕掛けてきても、有効ではない技は敵がするのに任せ、有効と思われる技は抑えて、敵にさせないようにすることが兵法の第一のことである。これも敵のする技を抑えよう、抑えようとする心では、後手である。
 先ず自分は何事においても道理にかなった技をなしながら、敵が技を出そうとする頭を押さえて、何事も役にたたないようにして敵を思うままに扱うのが、兵法の達者であり、鍛錬の賜物である。枕を抑えることを、よくよく吟味すべきである。
            五輪書 火の巻 戦い方の根本 枕の抑え より


と言うことです。

読んでいるうちに少し違う気がしてきましたが、何事も対策を予測して仕事の主導権を握ることが肝要であり、日々そういう心がけで取り組むことが鍛錬にになってくると思っています。

では、なんとなく「枕の押さえ」が分かってきたところで、本日は失礼します。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。

明日がみなさんにとって良い日でありますように。

では、ごきげんよう。

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